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第3回 「あなたはキリストの復活を信じることができますか?」

『御使いは女たちに言った。「あなたがたは、恐ることはありません。十字架につけられたイエスを捜しているのは分かっています。
ここにはおられません。前から言っておられたとおり、よもがえられたのです。さあ、納められていた場所を見なさい。」
マタイの福音書28章5・6節

聖書のこの箇所は、イエス・キリストが十字架にかけられ、死に、そして三日目によみがえられた場面が書かれています。
そして、その三日目にイエスの弟子の女たちが墓に来て、イエスを捜しにきました。そこには遺体はありませんでした。
イエスの遺体の代わりに御使い(天使)がいました。
その天使が述べた言葉がマタイの福音書28章5・6節の箇所であります。
天使はこのように言いました。

「ここにはおられません。前から言っておられたとおり、よみがえられたのです。」

イエス・キリストは復活した。
聖書はこのことを記録しているわけです。
人が生き返る、復活する・・・あなたは信じることができますか。
ふつうは信じられません。
ところが、クリスチャンはそのことを信じています。
「人が生き返るなんて、あなたは本当に信じているんですか?」
「そんなばからしいことが、本当にあるんですか?」
「そんなことは信じられない。」
これが多くの人の意見でしょう。
しかし、聖書ははっきりと述べています。

イエス・キリストの復活についてお伝えしたいと思います。
イエス・キリストは本当によみがえられたのでしょうか?

その一つは“新約聖書の証言”であります。
イエス・キリストの生涯について書かれている書物は、
マタイの福音書、マルコの福音書、ルカの福音書、ヨハネの福音書・・・
この四つの書物に書かれています。
当時の記者たちははっきりとイエス・キリストのよみがえりを宣言しています。
「私は聖書を信じません。ですから、聖書に書かれている事がらを信じることはできません。」そのような方もおられるでしょう。
聖書と同じ時代に書かれた文献があります。
ユダヤ人歴史家のヨセフスという人が書いた「ユダヤ古代史」という文献であります。
イエス・キリストがいたということが記されています。

そして、その人は十字架にかけられ、殺され、なんと三日目によみがえった。

このようなことも記録されています。
この文献について信憑性を疑う人々もいますが、その文献が明らかにしていることは、イエスというキリストがいた、そして三日目に蘇った・・・このことをはっきりと記しています。
聖書以外にもこのような文献があることは、ひとつの証拠となります。
新約聖書の証言、また、当時の文献がキリストのよみがえりを伝えています。

二つ目に、“キリスト教会の存在”です。
キリスト教会は今から約2,000年前にはじめて誕生しました。
イエス・キリストを信じる人々の集まりであり、その当時、世界を支配していたローマ帝国の迫害にあっていました。
クリスチャンたち、また、キリスト教会はその迫害を逃れなければいけない。
そのような状況の中で、彼らが伝えていったのは、イエス・キリストの復活でした。
彼らは、自分たちが復活のイエスに出会って、その方を人々へ伝えていく。
まことの神であり、救い主である・・・このことを命がけで人々に伝えていったのであります。
あなたは嘘だとわかっていることを生命をかけて人々に伝えていくことができますか?
ふつうはできません。生命をかけて伝えるということはできません。
それが本当でなければ、それが事実でなければ、生命をかけて伝えることはできないのです。
当時のクリスチャンたちは生命をかけて、迫害の中でイエスの蘇りを伝えていったわけです。
それから2,000年経った今もキリスト教会は、クリスチャンたちは、キリストの復活が事実である、キリストこそがまことの神である、救い主であるということを伝えているわけであります。
キリスト教会が存在しているということは、キリストがよみがえられたひとつの証拠となっています。

三つ目に、それは“生命の創造者”であるということです。
イエス・キリストはすべてのものを創造されました。
私たち人間の生命も創造された方です。
生命を創造された方であるならば、死んだ人をよみがえらせることができるのではないでしょうか。
死んだ人に生命を与えることができるのではないでしょうか。
あなたがパソコンのキットを買ってきて、組み立てて使えるようにしたとします。
そのパソコンが故障してしまったら、あなたはそれを直すことができますか?
できます。部品を買ってきて、そのパソコンをつくり直すこともできます。
なぜですか?あなたがそのパソコンをつくったからです。
創り主はそのつくったものを再び動かすことや、つくることができるのです。
イエス・キリストは生命を創造された方です。
死に対して生命は対照的なものです。
生命を再びつくること、死んだ人を再び生き返らせることができます。
イエス・キリストはたしかによみがえりました。

「わたしはよみがえりです。いのちです。わたしを信じる者は死んでも生きるのです。
ヨハネの福音書11章25節

キリストこそまことの神であり、救い主であり、生命の創造者であり、生命を与える方であります。そして死んでよみがえられた方です。
あなたもこのイエス・キリストを信じていただきたいと思います。
イエス・キリストを信じる者は生きるのです。
このことをぜひ覚えていただきたいと思います。

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