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冷えをとる[ヒバ湯編]

第三弾となる入浴シリーズはどちらも実践回。
酒風呂編に続き、今日はヒバ湯です。ヒバ??

酒風呂の効果はすごいけど、中には避けたほうがいい方もいる。
心臓病・皮膚病・小児喘息・リウマチ・脳卒中・糖尿病・高血圧など…状態によって、強い刺激になってしまうことがある。
だからそんな方にヒバ湯を試していただきたい。

✎𓂃


01 ヒバ湯とは

「干葉」、大根の葉を陰干しにしたもの(はじめて知った ს )。

生の大根の葉を1週間くらい陰干しにする。
ヒバができたら、1回分として大根3-4本分をそのまま木綿の袋に入れて、水をはった湯ぶねに入れて、お湯をわかす。わかしたお湯じゃなくて、水から入れてわかしてね。
追い焚きできないタイプは、木綿の袋に入れたヒバを鍋で15-20分くらい煎じて、それをお風呂に入れちゃって。
ヒバを煎じるときも、水から入れるのが大切だよ。

最初の4-5日は酒風呂と同じで、お湯に汚れが溶け出す。
自分の体がこんなに汚れていたのかと、驚くかもしれない。これはただの垢でなく、邪気が汗と一緒に毛穴から出されたもの。

02 ヨモギもすごい

大根を買っても葉がついてないよね。
お店の人に頼むと、分けてもらえるところも。
少しまとめて準備して、陰干ししたい。

なぜ大根の葉か?
酒風呂同様、水がお湯になるとき失われる気を補ってくれるから。
でも大根の気がさかんなのは10月から6月、7月から9月は弱い。だからその間はヨモギで代用する。

ヨモギはキク科の多年草。
昔から薬用として用いられ、葉の裏の毛はお灸のもぐさの原料として使われる。若葉は草餅の材料だったり。
このヨモギの葉が、冷え性や体調不良に効果を発揮する。

北海道でもよく見かけるけど(自生してる)、漢方薬局でも手に入れられる。
ヨモギの葉は、生でも陰干しでも効果は同じ。手に入れやすいものを使ってね。

必要な量は、1回30グラムくらい(ひとつかみ)。
大根の葉と同じように木綿の袋に入れて、水からわかす。

03 冷えとは

冷え性の原因は特定できず、正式な病名はない。
熱帯の国に住んだら治ったという話もあるから、日本の気候や風土に関係した不調かもしれない。

体が冷えると気血の流れが衰え、邪気がたまって体調をくずし、病気になりやすくなると考える。
ただ冷えといっても温めるだけでは、またすぐ冷えてしまう。

冷え性に悩む女性は多い。
その原因のひとつは足からの冷え。
ヒバ湯も酒風呂も効果あるから、試してみてね。

✎𓂃

知ることで、少しでもあなたが笑顔になれたら嬉しいよ。読んでくれてありがとう

Thanx for reading!

参考:
『からだの「冷え」がよくとれる』/早島妙瑞

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