まずは「特定創業支援事業」認定証を取得しよう！～苫小牧や近郊での創業・開業支援【その1】

先日、苫小牧市内で開業を予定している方から、創業・開業・起業する場合に活用可能な補助金や支援策についてご相談がありました。

今回は、その際に説明させていただいた内容をピックアップし、苫小牧や近郊で創業・開業する場合の支援策についてご紹介したいと思います。
第1回目は、「特定創業支援事業」の認定証取得について。

■まずは特定創業支援事業の認定証取得を

創業のご相談をいただいた場合、苫小牧市の創業補助金(30万円)などもあるのですが、まずは商工会議所のセミナーや相談(経営指導を受ける)ことで得られる「特定創業支援事業」の認定証を取得することをお勧めしています。

この認定を受けることで、会社設立時の登録免許税が減額(半減！)したり、日本政策金融公庫の創業融資の条件緩和や貸付利率引き下げの対象となったりと非常に有利な特典があります。
また、創業直後から活用可能な小規模事業者持続化補助金の「創業枠」の対象となって補助上限が50万円→200万円に引き上げられるのも大きな魅力です。

■特定創業支援事業の認定証を受けた場合の特典

特定創業支援事業を受けた場合、下記の特典があります。全て魅力的ですが、個人的には4番目だけでも認定を受ける意味があると思っています。

１．会社設立時の登記にかかる登録免許税が安くなります(半額！)

２．銀行や信用金庫から創業融資を借りる際の信用保証協会の保証が事業開始6ヶ月前から利用可能になります(具体的には銀行や信用金庫に相談)

３．創業融資の定番、政策金融公庫の融資を受ける際、金利が下がったり条件が緩和されるなどの特典があります

４．創業者に人気の補助金「小規模事業者持続化補助金」の創業枠が利用可能になります(補助上限が50万→200万にアップ！)

■苫小牧市で特定創業支援等事業の認定証を取得する方法

苫小牧市で認定を受けるためには下記の1～3のどれかを受けて、「創業支援カルテ」と申請書を市を提出する必要があります。

１．商工会議所のワンストップ相談窓口で相談
→4回の相談(経営指導)を受けることが必要です。経営財務や融資などに関しても教えていただけるのでお勧めです

２．商工会議所の新規創業セミナー
→苫小牧商工会議所が例年6～7月頃開催している4回セミナーを受講することが必要です。
→1と同じく必要な知識を得られるのと、市の30万円の創業補助金の条件となっているのでお勧めです
→ただし、年1回しか開催されないのと、応募期限前に定員が満たされて募集完了になってしまうので注意

３．女性のための企業相談
→苫小牧市男女平等参画推進センターで4回の相談(経営指導)を受けることが条件です

市のHPには「コワーキングスペース」で経営指導を受けられると記載されているのですが、具体的に実施されている事例があるのかは不明です(恐らくまだやっていない･･･)

■認定を受けたい場合は商工会議所に相談を

国が創業者を支援するために作った仕組みだけに多くの特典がありますね。
全てを利用する必要はありませんが知っているか知らないかで大きな違いがあります。

他の自治体にも同様の制度がありますので、ぜひ認定を受けることを検討してみてください。
特定創業支援事業の認定を受けたい場合、まずは、地元の商工会議所(苫小牧市なら苫小牧商工会議所、白老町なら白老商工会など)に相談してみてください。

■苫小牧や近隣自治体で創業をお考えの方は、ぜひ当センターへご相談ください

苫小牧補助金助成金サポートセンターでは、創業支援や自社での申請が難しい事業者に向けて申請サポートを行っています。支援を希望の方はお気軽にお問い合わせください。

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