"ストレスは呼吸のようなもの" 吸ったら吐くのがエモーショナル・ディスクロージャー
心理学ではエモーショナル・ディスクロージャーと呼ばれる手法があります。
これはストレスによって受けたネガティブな感情を話したり、文章にして書き出すだけのいたって簡単な方法ですが、ストレスへの対応を改善し、うつになりにくくなる効果が認められています。
エモーショナル・ディスクロージャーをした後にドリーム・ディスクロージャーをするとさらに効果的です。
エモーショナル・ディスクロージャー
誰かに愚痴を聞いてもらうのでもいいですが、「聞かされた相手の気持ちを考えると…」と考えてさらにストレスになってしまうようであれば、ストレスを感じるようなイヤなこと、つらいことが起きたら自分の感情をありのままに紙やスマホのメモに書き出すと良いでしょう。
例文
「せっかくの休みなのに休日出勤になった、めちゃくちゃ腹立つ」
「早く帰宅して海外ドラマが見たいのに残業になった、ムカつく!」
「恋人とケンカをして強く責めてしまった、相手も傷つけてしまっただろうし、自分も酷く心を痛めてしまった」
もっと長い文章でもかまいません。
このように、どんなネガティブなことでも隠さずに書き出してみましょう。
ドリーム・ディスクロージャー
次もやることは簡単です。自分がこれからやりたい事を人に話したり書き出したりする作業をしてみましょう。
ただし、人に自分のやりたいことを話す時は、よほど信頼のおける相手にして下さい。相手によっては、あなたのやりたいことを全力で止めにくる場合があり、余計にストレスを溜めることがあります。
先程のエモーショナル・ディスクロージャーがネガティブ感情の吐き出しであれば、次はポジティブ感情を何でもかまいませんので吐き出します。
"何でもかまわない"と言うのは、とても広い意味を持っています。
「サハラ砂漠を緑でいっぱいにして動物たちとたわむれる」
「科学者になってタイムマシンを作る」
など、現状のあなたでは到底できないことでも良いというレベルです。
もちろん「海外ドラマ見る」「カレー食べる」のような今すぐできることでもOKです。
ただし、ポイントがあります。
それは"必ず現在進行形で断言をする"ということです。
「お金持ちになれたらいいなぁ」✕
「スポーツカーをいつか手に入れたい」✕
「ダイエットしてモテたい」✕
「必ずお金持ちになる」◎
「絶対スポーツカーを手に入れる」◎
「今もダイエットしていてモテている」◎
このように断言をしてみましょう。
他にもポイントとしては、
「貧乏にならない」✕
「安くてダサい車を買わない」✕
「晩ごはんをたくさん食べない」✕
「~ない」
「~ません」
のような否定形にも注意してください。
パッと思いついた上記のような文章は、本当の夢ではないかもしれません。しかし、仮の夢を頭の中で並べるだけでもやる気が出てくるのは事実です。
ネガティブを吸い込んだらエモーショナル・ディスクロージャーで吐き出して、少し余裕が出てきたらドリーム・ディスクロージャーで自分を後押ししてみてください。
サポートは、さらに良い記事を執筆できるように研究費として活用いたします☺️✨️ いつもありがとうございます💖