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肯定と否定「オブジェクションリーディング」でさらに情報をマスターする

オブジェクションリーディングとは

オブジェクションリーディングは、読みながら、文章データという情報を細かく分析して理解してしまう方法です。

これは、前回お伝えした「著者になりきって読む」方法ではなくて、できるだけ本の内容を考えながら読む方法です。

なぜ本を読んでいるのに読んだ気がしないのか

よく「本の内容が頭に入らない」「わからない」「理解できない」と仰る方がいますが、それは、人の脳は読書をしている時でも色々な事を考えているからです。

「本の内容が頭に入らない」「わからない」「理解できない」人は、ほとんどの場合、本を読みながら他の事を考えているはずです。

「はい、読書してます。でも読書中はその本の内容以外を考えています」これでは本の内容が頭に入るわけがないのは自明かと思います。

オブジェクションリーディングの方法

オブジェクションリーディングは、読書をしている時にその本の内容を思うままに分析したり、うなずいて肯定したり、ツッコミを入れたりして考えながら遊んで読む方法です。

考えるときは、肯定と否定の両方を考えます。まず「そうなんだ!」とストレートに考えて、それから「ツッコミを入れられる所はないかな?」と考えます。

とにかく、「ごはんまだかな」とか「今日○○しなきゃ」などと考えてしまう前に、読みながらその内容で遊んでみましょう。

気をつけるべきは、遊びすぎると読むスピードが遅くなる事があるので、あまり深追いはしないように心がけてください。

肯定と否定の視点

コーチングセッションをしていると、自己啓発本や実用書を年に何十冊も読んでいるのに、「全然変わらない」「効き目がない」「問題が解決しない」という人が多いです。

手にした本の内容に問題がある場合もありますが、もしかすると、そのような人は読み方に問題があるのかもしれません。

そういう人から、「本にはこう書いてある」という言葉を聞くと、「あぁ、なるほど」と思います。

おそらくその人は、その本の内容を信じ込む肯定の視点だけをしていて、否定の視点で読んだ事がないのでしょう。

逆に「○○の本はウソばかりだ」という言葉を聞くと、この人は否定の視点が強すぎるのだなと感じます。

著者がどんなに優れた人物であろうと、偉い人であろうと、お金や土地をたくさん持っていようと、私たちと同じ人間です。

肯定しても良いし、否定しても良いのです。

物事を考える時は、視点が多ければ多いほどより良い考えに至ります。それは読書も同じなのです。

テストには答えがあるから暗記する

まずは、賢い人になるための読書と、暗記をするための読書を分けるべきです。

学校の勉強?のクセが残っている人ほど、本に書いてある事をそのまま頭に入れようとします。暗記に集中するのです。

しかし、知識や情報を人生に役立てたいのなら、読みながら暗記をするのではなく、考えなければ意味がありません。考える事に集中するのです。

読みながら、あれやこれやと考えていくうちに、それが自然に知識として身につきます。

オブジェクションリーディングで、本当の知識を得て、本物の賢い人になりましょう。

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