「なんで私はこんなに感情的なの?」このように感じる16の理由
不快な感情は、時折あなたを孤独にさせたり、威圧することがあります。激しい感情になってしまう人は、おそらく「なんでこうなってしまうの?」と、いつも疑問に思っているかもしれません。
感情に大きな波がある場合、状況や心身を悪化させる可能性があますので、それが何であるのかを知ることが重要です。
なぜ感情的になってしまうのかを知ることで、それらに効果的な対処をするのに役立つのです。
あなたの感情は正常です
感情は人間の正常な脳機能であり、人間はもともと感情的な存在で、その感覚は本能的なものなのです。
感情は、周囲や内面の反応を示し、その反応は様々な原動力となります。
感情のうち、悲しみ、怒り、恥ずかしさ、恐怖はコントロールをするのが難しい場合があります。また、感情の高まりと、その感情への対処は、当たり前の対処では防ぎきれない可能性があるのです。
なんで私はこんなに感情的なの? 16の潜在的な理由
あなたは時々、他者よりも感情的になっているように感じるでしょうか?また、ある特定の感情になると、その感情が他者よりも強く自分に影響を与えているように思えるでしょうか?
感情は自然なものですが、衝動、状況、生物学的、心理的な要因は、その感情を悪化させる可能性があります。
これらの要因は特定の感情を強め、その圧倒感は強力で耐え難いものになるかもしれません。
典型的理由
「とても感情的になっている」このように感じる理由には普遍的な理由があります。
これからご紹介する普遍的な潜在要因を認識することで、感情的になった時の対処に役立ちます。
1.あなたは人間です
とてもくだらないと思う理由かもしれませんが、これが最も重要な理由です。
あなたが人間であることは、生きていて、呼吸をしていて、様々な感情に敏感であることを意味しています。
感情は、性格、モチベーションレベル、毎日をどのように構成するかなど、すべてを導く原動力となります。
2.遺伝
遺伝は、感情がどのように表現されるのかにおいて基本的な要素となる可能性が高いのです。
研究では、うつ症状、双極性障害、不安障害、ADHDなどを持つ人々は、親から子に受け継がれる可能性があることを示しています。
研究者は、世代間のパターンは、いくつかの共有された遺伝的リスク要因による可能性が高いと結論付けています。
3.高感度な人(HSP)
高感度な人(HSP)は、特定の人、状況、感覚出力に対する強い感受性を経験します。
その結果、特定の状況や感情に対して脆弱に感じる可能性があり、予期せぬ変化などを困難に感じることがあります。
HSPであることに問題はありません。それは単純に、他者よりも特定の状況で強い感情になるという特性なのです。
4.睡眠不足
睡眠はメンタルヘルスと密接に関連しています。睡眠不足(もしくは質の低い睡眠)は、多くの疲労、悲しみ、怒り、または落ち着きの感情を悪化させる可能性があります。
また、判断やモチベーションなどにも影響を及ぼし、激しい感情が発生したときにコントロールすることが困難になる可能性があります。
5.新しい経験
新しい経験はエキサイティングに感じるかもしれませんが、安全性と予測レベルにも影響します。
したがって、新しい経験をする時は、普段よりも強い不安を感じるかもしれません。また、後悔や恥ずかしさ、疑い、恐怖の感情を強くさせるかもしれません。
身体的理由
心と体はつながっており、心身の幸福は感情に対して重要な役割を持っています。
ルーティンの混乱や、健康についてのケアを怠ることは、激しい感情を発生させる可能性があるのです。
6.食物
気にしていない人もいるかもしれませんが、食物はあなたの感情に影響します。
研究では、精製糖(白いお砂糖)を多く含む食物を摂取することが、否定的な感情と相関することを示しています。
同様に、野菜、果物、魚、穀物(とくに精製されていないもの)を摂取する人は、うつ症状の割合が低いことがわかっています。
7.水分
水分補給が重要であることは誰でも知っている事実ですが、軽度の脱水症状でも、不安、うつ症状、集中力の低下、低エネルギー状態になる可能性があります。
理想、年齢、体の大きさ、ライフスタイルによって異なるとは思いますが、約1~2リットルを基本として、自分の調子が良い状態を維持できる水分補給を少しづつおこなうと良いでしょう。
8.運動
運動は、エンドルフィン(簡単に言うと自然な鎮痛剤)を放出すると同時に、ストレスホルモン、アドレナリン、コルチゾールを減らすのに役立ちます。
座ることが多いライフスタイル、運動の不足は、不機嫌な状態や過敏性を高める可能性があります。
9.ホルモン
思春期(約10~25歳)、妊娠期間、閉経、中年期(約40~65歳)などは、ホルモンレベルに影響を及ぼし、感情に影響を与える可能性があります。
これらの状況による感情の影響は、自分のせいではないことを覚えておくことが重要です。
10.薬
すべての薬には作用と副作用があり、活力、気分、気性に影響を与える可能性があります。
これは、処方薬と市販薬の両方に適用され、これらのリスクについてしっかりとした知識と理解をすることが重要です。
状況的理由
特定の状況によるストレス要因は、間違いなくあなたの感情に影響を与えるでしょう。
状況に対処することは、その状況が否定的、予期しない場合、あなたのメンタルヘルスに多くの課題をもたらします。
これらの経験に苦しんでいるのなら、あなたは一人ではないことを覚えておいてください。
重要な人生の状況や決断に関しては、ほとんどの人が激しい感情を持つものです。
11.悲しみ
悲しみは、喪失に対する典型的な反応であり、それは激しい悲しみ、怒り、罪悪感、恐怖に関連しています。
これらの感情は正常なものですが、他の状況や、多くの変化を同時進行している場合は、悲しみの感情に対処することが困難になる可能性があります。
12.トラウマ
トラウマは、罪悪感、恥ずかしさ、恐怖、怒りなど、多くの感情のトリガーとなります。
トラウマは、何十年前の古いものも、最近のものでも、記憶に依存する以上、どちらも同じように感情に作用するものです。
また、トラウマのトリガーは、恐怖に関連する脳の部位を活性化させ、判断力、記憶、痛み、緊張などを誘発することもあります。
13.ストレス
ストレスは、ほぼすべての感情を悪化させる可能性があります。
急性ストレス障害(ASD)は、圧倒的な出来事から1ヶ月未満で消失する、日常生活に支障をきたす症状ですが、この時、一時的な激しい感情を伴う可能性があります。
また、1ヶ月を超える急性ストレス障害(ASD)は心的外傷後ストレス障害(PTSD)に移行し、強い悲しみ、恐怖、怒り、疲労などと相関しています。
14.バーンアウト(燃え尽き症候群)
バーンアウトは、うつ症状や不安を伴う可能性があり、日常生活が困難に感じることがある症状です。
バーンアウトの状況は、過敏状態と無関心になりやすくなり、激しい感情が発生することもあります。
15.虐待とガスライティング
虐待的な人間関係やガスライティングは、混乱、過敏、孤独、悲しみ、恐怖の感情が高まる傾向にあります。
このような時、人は強い孤立を感じていたり、自分の懸念を他者に伝えることを恥ずかしく思うものです。
16.季節性情動障害(SAD)
季節性情動障害は、季節の変化が気分や感情のパターンに影響を与える症状を呈します。
季節性情動障害は通常、春・夏よりも秋・冬に強く症状が発生します。
軽度のこの症状に気付かない人は、意外に多いはずです。
感情を処理する方法
エモーショナルセルフケアを実践することは、感情のコントロールにとても効果的で、あなたの本質的なニーズを特定し、尊重する行為となります。
感情は人生において避けられないものですが、それをコントロールするために様々な対処戦略を持つことは、とても健康的なアプローチとなります。
感情を処理する方法を学ぶと、日常生活をより豊かにすることができるのです。
内省、内観的視点
自分は人間であり、感情は人生の一部であることを再認識し、誰もが同じような感情を経験し、これを乗り越えることが可能であることを理解しましょう。(もちろん、無理にそう思う必要はありません)
呼吸法
意識的に呼吸をコントロールすることにより現在の瞬間を体感し、落ち着きとリラックスを促進することができます。
悲しみや不安を感じるときは、まず、数回深呼吸をしてみましょう。
自分にとっての幸せ
人は意外にも、昼寝や、お茶を楽しむなど、数分間でもできる自分の幸せを感じる方法をとることで感情を改善することができます。
「忙しい」と感じている場合は、少ない時間でできる幸せな行動を実行してみましょう。
メディアを制限する
特定の何かについて特にストレスを感じる場合は、悪循環な研究に集中しないように気をつけましょう。
すでに何かに対して機嫌が悪い場合は、ソーシャルメディアやその他のメディアが自分の感情をどう逆なでしているのかを分析してみましょう。
会話をする
自分が辛い状況を感じている時、他者にサポートを求めることはとても重要です。信頼できる人と自分の気持ちを共有してみましょう。
考え方を再構成する
現在、あなたが感情に左右されているなら、以前にその困難な感情をうまくクリアした状況や方法を思い出してみましょう。
自分の感情の傾向が認識できると、それを攻略する方法が見つかりやすくなります。また、それに関して他者と協力し合うことも状況を良くするひとつの対処となるはずです。
専門家に相談する
感情によって心身の健康状態が悪化するような場合は、専門家のサポートを受けるという方法もあります。
状況を改善する、試してみる価値のある様々なアプローチがあるかもしれません。
場合によって激しい感情は、うつ症状や不安障害などの、より深刻な問題を示すこともあります。
これらの状態は、物質(薬物など)使用、自傷行為、精神疾患、自殺念慮などの危機的状況を引き起こす可能性があります。
自身の感情に苦労している場合は、すぐにサポートを求めると良い結果を得られやすくなるでしょう。
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