ラッキーブレインのつくりかた「ポリアンナトレーニング」
ラッキーブレインの基本
今回の記事は、レスター大学、マンチェスター大学の「運に関する研究」をベースにしています。
運が良い人というのは、「自分は運が良い」と心から思っていて「好奇心が強い」のが特徴です。
「好奇心が強い」ことを、心理学では「開放性が高い」と言います。
開放性とは、未知の世界や物事に好奇心を持ったり、新しいことにチャレンジすることができるかなどを示す要素のことです。
好奇心旺盛な人は、そうでない人よりも多くの機会を得ることができます。
機会が多ければ、それだけチャンスも増えて成功しやすくなり、必然的に「ラッキー」と感じることができるわけです。
まずはラッキーブレインの前提条件として、「自分は運が良い」と心から思う事と、「開放性」の高さを意識する事を覚えておいてください。
ラッキーブレインは「楽観的」
ラッキーブレインを持つ人は、「ポリアンナ症候群か?」と思うほど、物事をネガティブに考えて落ち込んだりしません。
ポリアンナ症候群とは、問題に対して良い面だけを見て、ネガティブな部分から目を逸らして自己満足をする心的症状のことを言います。
どんなにつらい時でも、「楽観的でポジティブな考え方をする」というのは、慣れないと少し難しいかもしれませんので、このようなトレーニングを用意しました。
ポリアンナトレーニング
このトレーニングを続けると、どんな逆境でも希望を見いだすことができるようになっていくでしょう。
ステップ1 「ラッキー」をつける
手始めに「ポリアンナ状態」を脳に定着させるため、頭の中で現在の状況に「ラッキー」をつけていきます。
何もなくても、ふと気づいた時に「ラッキー」と頭の中でつぶやくのも良いでしょう。
例としては、
「雨が降ってるからラッキー」
「仕事が忙しいからラッキー」
「今日は体調が良くないからラッキー」
「満員電車だからラッキー」
ステップ1は、とにかく最終的に頭の中で「ラッキー」で終えることが重要です。
良くない例は、「雨が降ってるからラッキー」その後に、、「そんな事ないけど…」と頭の中でつぶやいてしまうパターンです。
「ラッキー」で終わらせずに、ネガティブな言葉で終えてしまうと、脳にポリアンナ状態が定着するどころか、ネガティブな情動を呼び起こしてしまい逆効果になりますのでご注意ください。
ステップ2 「理由付け」をする
ステップ1に慣れてきたら、次はラッキーの理由付けをしていきます。
これが上手くなると、「逆境を楽しめるレベル」になりますし、頭の回転も良くなって「IQや問題解決能力が上がる」という効果も期待できるでしょう。
上記の例で言うと、
「雨が降ってるからラッキー」
この後、なるべく瞬時に理由を考えます。
「暑いから、気温が下がって快適になる」
「いつもとは違う景色が見られる」
「農作物がすくすく育つ」
「雨が好きな人もいて、その人達が喜ぶ」
「オシャレな傘をさすことができる」
慣れないうちはゆっくりでも構いません。理由はたくさん考えられるほうが、脳をポリアンナ状態にしやすいです。少なくともひとつ理由を考えてみましょう。
ステップ2に慣れてくれば、一般的にネガティブな状況やアクシデント、トラブルがある時も冷静に良い分析と判断ができるようになり、素敵なアイデアが自然に出てくるようになるのです。
おそらく人は、100%不幸なことを避けることなどできないでしょう。しかし、不幸が存在するからこそ、幸福を認識することができるのも事実です。
人生は自然と同じように、台風の日もあれば、清々しい日もあります。
それがわかっているのなら、答えは簡単です。台風の日に備えて、いまから準備を始めれば良いのです。
私が記載している内容は基本的に、いずれおとずれる台風の日でも、「幸運を選択する」ことができる知識や技術なのです。
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