能力の細胞分裂【ディファレンシエーション】
能力は、ただなんとなくランダムに成長をしているものではありません。
能力が実際にどのようにしてレベルアップしていくのかというようなメカニズムを、科学的な視点で認識し理解することによって、能力の成長に関して曖昧だった認識が改善されると、その法則を利用して能力を獲得する、能力の成長効率を格段に高めることができるようになります。
ディファレンシエーションとは
ディファレンシエーションは、ある能力をより細かな能力に細分化するという意味を持っています。
これは、ひとつの能力を複数のサブ能力として細分化するメカニズムを説明するものですが、ディファレンシエーションは能力を細分化するだけではありません。
ディファレンシエーションは、能力の細分化と供に、"その能力に変化が生じる"というところがポイントになります。
発達心理学では、ディファレンシエーションとインテグレーションは常に同時に起こり、補完関係にあると考えられています。
インテグレーションについては↓記事を参照
ディファレンシエーションの例
ヒトの発生
人間は、1つの受精卵から細胞が分化することによって、様々な臓器などが形成されて大きく育ちます。
その、初期細胞(胚)が分化して別の新たな臓器などが作られる過程は、ディファレンシエーションと良く似ているのです。
ディファレンシエーションの重要性
発達科学では、ディファレンシエーションがなければインテグレーションも起こらないとも考えられています。これは、細胞分裂をしなければ生物が成長していかないことと似ています。
能力がインテグレーションすることによって次のレベルに到達すると、その能力の構成要素のレベルも向上します。
ディファレンシエーションとは、サブ能力の個性化ということもできるのです。
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