「人はどこまで変化できるのか?」答えは簡単です。どこまでも変わることができます。
言われていた事の昔と今
「自分を変化し続けていったとして、どこまで人間は変われるのか?」この問いに対して科学的根拠に基づいて答えられる人はそれほど多くないかもしれません。
一昔前は脳の神経細胞ですら、子供の頃をピークとして二度と再生することはなく、どんどんと死滅していくというデマが一般的でした。
いまだにそれを信じて日々を送っている方々もいらっしゃるかと思います。医学や認知科学、発達科学などを学び続けている私としては、学べば学ぶほどに人は限りなく無限に近い可能性というものがあるのだと再認識させられます。
「大人になると脳は変化させる事ができない」
とも言われていましたが、現在はニューロプラスティシティという考え方があり、脳は年齢に関係なく、経験などによって新しい神経を成長させて変化させていくことができるということも当たり前になっています。
遺伝子継承の研究(エピジェネティクス)も進んでいますが、まだ自分自身で生まれ持ったDNAを変化させる事はできないかもしれません。ただ、遺伝的な性質をコントロールすることができるという事がわかっています。
例えば、消極的であるという遺伝情報が生まれ持ってある人だとしても、考え方や習慣、行動を変化させることによって、その遺伝情報による習性を抑えることができるという事です。
もちろん遺伝的な要因だけでなく、過去の教育や記憶によって、考え方、行動、個性が決定されてしまっている場合もまた、変化させる事が可能です。
時代はすでに、だいぶ前から「変わりたい」から「必ず変わる」「すでに変わっている」「今も変わり続けている」に変化しています。
人間の可能性には、遺伝子や記憶の壁もないということです。
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