見出し画像

企業の永続こそが最大の顧客サービスなり

皆さん、こんにちは。藤間秋男の「100年企業創りレポート」より、今日から皆さんの会社を100年企業にする。今日から皆さんの会社を100年企業にするためのエッセンスをお届けさせていただきます。

後継者を作らなければ会社は続かない

画像1

会社が永続する「31の言葉」創業120年・平山建設4代目の平山秀樹社長の本を読んで、ビビッと2つきた言葉があるので、今日は紹介をさせていただきます。

画像2

1番目。後継者づくりが長寿企業の基本。後継者をつくらないと長寿企業にはなれないんです。1人で100年もできませんから。だいたい4代の社長がいりますから、後継者づくりが長寿企業の基本。これはもう完璧な正しい言葉だし、それを認識していない社長が多いということです。社長の最大の仕事は、次世代を担える後継者を育てておくことだ。長期的視野で後継者を育て、初めて安定した、成長する継続ができるということです。

企業経営の基本に、事業の永続を掲げるレールの斜め継ぎのように、前後5年程度は伴走する。2人で並走してやっていくということが必要だということです。ポツンと先代がいなくなって、後継者だけが残るのではなくて、うまくこうバトンタッチしていくということが重要です。

画像3

だから、次世代を担える後継者を育てる。それで、育てたら並走していきながら、徐々に先代はいなくなって、後継者がいて、また次の後継者が次の後継者をつくる。また並走する。そういう連続が長寿企業。そして、そのために5年程度は伴走する。TOMAグループも、実はそういう形で5年前に社長を譲り、今、伴走の途中でございます。

後継者候補の条件は挑戦できること

新しいことに挑戦する気概のない者はダメだと、跡を取らせるのはやめることを決意した。やっぱり、新しいことに挑戦する気概のない人は、ダメです。守ったらダメなんです。攻めて攻めて攻めまくる。失敗はいろんな形であるけれども、失敗を恐れた人には、成功した人いないんです。当然、会社が潰れるような投資をするという判断はじっくり考えないといけないけれど、そうではない人は、そうではないことについては何度も挑戦してみるという気持ちがないとダメだということです。

画像5

長女イチは一緒に商売を始めてから、あまりに創業者のカネキチが厳しいので、私は本当にあなたの娘ですか?と聞いたことがあると生前言っていました。一代で商売を築き上げるには、相当な厳しさが必要だったのだと思います。先代はすごく厳しいということが書いてありました。それを乗り切るぐらいの気持ちがないとダメだし、会社を残したいという愛が先代にはあったんでしょう。

私も、創業者なんで、会社を残していただきたい。残してもらいたいという気持ちがありますけれども、そういう気持ちがすごく表れた先代だったのだろうな。藤間の補足で、創業者のカネキチは工場での働きぶりに惚れ込み、著者の祖父にあたるキヨシを長女イチの婿、後継者としました。そのキヨシにも厳しく、キヨシは体調が悪くても工場に出ざるを得なかったこともあったけれども、実際は出ないと厳しかったということでありました。先代は厳しい。愛の鞭をしないと会社は残らないんだなというふうに思います。

会社が永続することが最高の顧客サービス

画像4

もう1つビビッときたのは、企業の永続が最大の顧客サービス。いいですか。企業が永続することが最大のお客サービスなんだということ。ですから、前の言葉とこの言葉が、永続企業をつくらないといけないんだ。ということを如実に表してます。顧客に対して最大の最高のサービスは、その企業が永続することだ。いくら10年保証、30年保証とうたっても、30年後にその企業がなくなれば、誰が保証するのか。政府・国家はそこまで保証しきれない。10年続いていても、100年続いていても、企業には社員の危機感がなくなれば、あっという間に倒れます。

最近の企業倒産のケースでも、伝統ある会社があっけなく倒れていくさまを目の当たりにします。よくよく自分たちがお客様の役に立っているか。あって良かったと思っていただいているか。ありがとうとお客様に言っていただけるか。自ら問いたいです。

画像6

ということで、続いている企業は当然、社長にもそうですけど、社員の危機感があるということです。この危機感がないとダメだし、あとは、お客さんの役に立っている。お客様から常にありがとうが出てきているというのが、すごく必要かなというふうに思います。

虎屋の社長は、何回も私言いましたけど、あの会社500年続いてるんです。けれども、あの社長の口癖は、うちは500年続いているけれども、来年残る保証はない。500年続いている企業でも、来年残る保証はない。そうですよね。羊羹。例えば虎屋の羊羹とどっか別の会社の羊羹と目隠しで食べたときに、どっちが美味しいか?こっち500年ですよ。

こっち30年ですよと言われたら、それはこっちの方が美味しいなってなるかもしれないけど、目隠しでやったら、やっぱりそれわからないかもしれません。それぐらい、本当に危機感を常に持ちながら、商品の開発をしながらやっていくということがすごく重要なのではないかと思います。

画像7

若い力を会社に活かすことが成長する秘訣

画像8

若手の正規採用。成長する職場づくりが不可欠です。大変なことがあっても、すべては永続のための試練であり、成長への糧です。若手の定期採用。新卒採用を皆さんしていますか。皆さんの会社、平均年齢いくつですか?うちも、一時40にいきそうなときがありました。そこから、実は新卒を5人10人ととりだした。結局、今35ぐらいになってるのかな。新卒をとり続けていかないと、あっという間に会社が平均年齢50代、平均年齢60代の会社。明日はありますか?または、新しい人が入ってきますか?

画像9

常に定期採用。それから成長する職場づくり。これは不可欠です。成長する職場づくりをつくるには、革新していかないといけないTOMAグループも、実は、両利き経営というのを、今、社長がうたっています。どういうことかというと、知の進化、知の探索。この両方をやっています。知の進化というのは、今やっている商品、今やっていることの深掘りです。極めをやっているんです。知の探索というのは、今やっていないことをどうやったら新しくできるかという知の探索をしているんです。

画像10

TOMA100年企業も、実は知の探索をして、新しい何かをしたい。我々はベンチャーです。社長を4年前に譲って、私はTOMA100年というところで、新しいビジネスモデルを作りたい、ということで今やっていますけれど、知の探索を、TOMA100年はやっています。そうやっていかないと、会社は残らないんです。

事業承継や後継者育成にお悩みの方、下記よりアクセスしてください。
皆さんの力に、必ずなれると思います。
是非、お待ちしておりますので、よろしくお願いいたします。
ありがとうございました。

画像11

画像12


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?