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当てはまっていたら危険です!経営に失敗する12の原則 Part2

皆さんこんにちは。TOMAコンサルタンツグループの藤間秋男です。今回は、前回の『経営に失敗する12の原則』の続きです。

経営に失敗する原則7

朝の出社時間が同業社長の平均より1時間半以上遅くなっている。
私は社長の時、6時ちょっと過ぎに会社に行ってました。ある方から「社員の中で1番早く社長が来ている会社は絶対に潰れない」という話を聞いて、私はそこから、6時15分には会社に行っていました。

多分1番か2番に出社をしていました。別に社員に「早く出て来い」とは言いませんけれども、早く出てくる社風になりました。

昔は重役出勤という、11時とか12時頃に出て来て17時に帰るというものがありました。今は逆ですよね。重役出勤は、社長や役員が1番早く出て1番遅くまでいる。これが絶対に必要です
やはり、そのくらい甘くないですもんね、世の中ね。

経営に失敗する原則8

1年の仕事時間が、仕事熱心な社長より1,000時間も少ないのに、自分は努力していると思い込んでいる。
仕事時間どうですか?1番仕事をしているのが社長じゃなかったら、皆ついてこないですよ。

「うちの会社は、社長が1番仕事していない!」こんな会社があったら、皆は一生懸命やらない。やはりそれだけですよ。社長は給料をたくさん貰ってるんだもん。色々なことが出来ているんだもん。それなのに仕事をしていなかったらダメですよね。

ある程度社長が天職。自分のこの仕事が天職だと思うと、ますます仕事がいくらでもできると思います。

経営に失敗する原則9

公職や名誉職、それに趣味のために仕事時間を使うことが多くなっている。
これもありますね。ただ、社会貢献というのもあるのでほどほどにと思いますが、そういう事をしていくのも必要ですけれども、そればかりしていくというのはダメですよね。

経営に失敗する原則10

経営規模の大中小で変わる社長の役目が解らず、規模が小さいのに、大会社社長の役目が正しいと思い込んでいる。
「良きに計らえ」というのを、小さな会社の社長がやったら上手くいかないですよ。

大会社で、それなりの人員がいて、組織があって、それなりの能力がある社員がいれば、良きに計らえっていうのはありますが、やはり10〜20人の会社だったら、「良きに計らえ」ではない。

社長がどんどん率先して指示をしていかないといけないし、指示をしながら社員とよくコミュニケーションをとって、納得性を作らないとダメだと思います。

経営に失敗する原則11

戦略と戦術の区別がつかず、従業員の仕事術になる戦術だけが経営の大事な仕事と強く思い込んでいる。
小さな指示だけ行って、基本的な来年はどうするんだというような戦略の必要性に思い至っていないところがすごく問題だと思います。

経営に失敗する原則12

カッコ良い強者の戦略が正しい経営のやり方であると強く思い込んでいる。
要するに、会社の規模によって、大企業と戦っても勝てないのです。自分の会社の特性を考えていかないとダメです。強い経営者の真似をしても、強引にやっても、基本的には勝てないです。

そういうことも含めて考えていかなければいけない。価格設定もそうです。価格戦略もただ強いから高くする。高くするだけではダメです。安くするだけでもダメです。価格決定権というのは社長の特権ですから、自分の個性を考えていかなければいけない

アパホテルは、ホテルの店長に価格決定権を任せて、毎日自分の周りの同じレベルのホテルの価格を調べて、その中で価格決定を店長にさせているのです。これはホテルという特殊な要因だけれども、やはりそれくらい価格の戦略というのは常にやっていかなければいけない。

これから社員に高い給料を払って良い生活をする中では、やはり高価格設定をしていかないとダメです。そのためには、他との差別化のある商品を作らなければダメです。安くするというのは楽なんです。なぜなら、商品開発をしなくても安さで売れるからです。

けれど、安さで売れるっていうことは、お客さんがもっと安いところに移るって事です。強みを持った商品で、強みを持ったサービスで、それなりの価格設定で、お客様に提供することができないとダメ。

なおかつそういう事をしていると、強い商品ができ、強いサービスができるから、他との差別化ができるんです。

良い会社と悪い会社はありません。良い社長と悪い社長があるだけです。これは社長がどう行動したら失敗するかが書かれています。

潰れる要因は全て社長

潰れる潰れないの基本は、社長であるという事なんです。社員で潰れる会社はないのです。潰れる要因は、全て社長にあるって事。これを自覚してやっていかないといけない。間違った経営で失敗しないために、当てはまる点がないか自分でチェックしてみてください。

結構これ当たっていますよ。自分でやってはダメです。役員に皆でつけさせる。こういう事もすごく重要だと思います。客観性がないので。自分でやると、出来てる出来てる出来てるってやるけど、実際は「社長違うんじゃないの?それ」って、そういう事ありますよ。

ですから、そういう思いでチェックをしてみるといいかな。是非明日、明後日、来年、再来年、残る確率が非常に低くなっていますから、これをチェックして頂きたいなと思います。

どうもありがとうございました。

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