見出し画像

経営者の「成功」と「敗北」を分ける条件【100年企業経営者が解説】

藤間秋男の「100年企業創りレポート」より、皆さんの会社を今日から100年企業、今日からです。していくためのエッセンスをお届けさせていただきます。


会社が上手くいかなくなる3つの理由

画像1

経営者の、「敗北の条件」、「成功の条件」とは何か。木野先生のお話です。実は、この木野親之先生のおかげで、TOMAグループの今があるんです。先生のおかげで、経営理念と出会って、40名ぐらいのグループだったのが200名のグループになった。木野先生に松下幸之助が経営理念の確立と浸透をしたら、5割は成功してると言われて、それを信じてやりました。

敗北の条件1つ目

「もうこれでいいと満足してしまうことである。業績も上がり、会社の雰囲気もいいところまで良くなってきた。ここまできたら上出来や。」これが、幸之助は「あかんで」と言います。そう思った瞬間に慢心が生まれるというのです。

画像2

松下幸之助も素晴らしい会社を作って、それで彼は満足してないんです。もっともっといい会社を作る。もっともっと世の中に幸せを作る。そういうふうに思って、これでいいと満足しなかった。

だから、今素晴らしいあのパナソニックを作ってらっしゃったんです。うちのお客さんでもいますが途中で満足したら、まあここまできたから、もういいよという人がいます。いいよと思った途端に後退が始まるんです。

敗北の条件2つ目

画像3

「自分ながらよくやったな。ここらで一休み、一服しようか」と思うこと。このゆるみが心に隙を生み、正確な正常な判断を誤らせてしまうのです。この二点目、自分がよくやったな、これでちょっと一休みしようかなんて思ったらダメなんです。そう思ったら次の代にバトンタッチしなきゃいけないんです。

私も、とにかくずっと走り続けてきて、後継者に譲って、ただ後継者に譲ったら、また次の目標を作って、また次の目標に全身全霊を傾けてやってます。そうやっていくことが人生だと私は思うんです。一休みとか一服なんてことを考えたらいけない。

敗北の条件3つ目

画像4

いつの間にか経営理念を忘れてしまうことです。経営者が経営理念を忘れた会社というのは、舵のない船と同じです。柱のない家に住んでいるようなものです。それに気付かず、いつの間にか経営が我流に流されていくというわけです。

経営理念というのは創業の思い。自分は何をしないといけないのか。何のために会社をやっているのかという原点の話です。この原点を忘れてしまうということが、経営を危うくするということなんです。世の中のことはいっぱい変わります。外も色々なことで変わります。ただ、我々は経営理念を大切にし、経営理念を心の中に入れて、経営理念に沿った経営をする。それが重要だということを言っています。

画像5

この3点に共通しているのは、事業が前向きになってきたときに起こるということです。勝って兜の緒を締めよ、です。常に経営理念に照らして前に進んでいく。それが経営です。停滞は、敗北なのです。幸之助は、よくこう言っていました。「君、人が一度落ちだしたらとどまることを知らんようにダーッと落ちていくで。崩壊するのは一瞬や」

成功するための3つの条件

画像6

成功の条件1つ目は「異質化すること」「日々是新」です。今日より明日。今月より来月へと異質化していかなければならないのです。常に新しい新たな気持ち。これがないとダメなんです。日々是新。これがすごく重要で、常に異質化、新しいことをしていかなないといけない。昨日と同じことやったらいけない、先月と同じことをやってたらいけない。そういう、常に異質化することを考えないと、成功は続かないんです。

2つ目は、常に「前に前にと前進すること」です。その地球上の森羅万象すべて生成してどんどん発展している。それが自然界の生命の循環の方程式だと松下幸之助は言うのです。この方程式に基づけば、私たちも常に一瞬一瞬、前に進んでいかなければならないんです。地球上のすべては毎日毎日生成発展しているんです。

画像7

その自然の法則に則って、我々も常に日々是新。常に前進するということをしていかないとダメなんです。常に一瞬一瞬前に進んでいかなければならない。これができない会社は伸びないということです。

そして、3つ目は「人間という存在の使命を自覚すること」。他の生命を食べさせてもらっている限り、その恩返しをしなければならない。それが自らの使命を自覚して、その役割を果たすために努力を続けることだと言うのです。その使命は一人一人違うわけです。

画像8

リーダーの立場でいえば、社員一人ひとりの持ち味を生かし、その中に潜んでいる大きな創造性を引き出す努力をしていくこと。それを常に心がけることがリーダーに求められるとおっしゃっています。

人間というのは常に使命を自覚すること、なおかつ、人間はいろんなものを食べられるんです。中国人は、机や椅子以外の4つ足は、みんな食べるっていうぐらいに、人間っていろんなもの食べるんですけど、いろんなものを食べていいのは、それは世の中でいいことをお返ししているからなんです。

だから、いろんなものを食べていられるわけです。ですから、他の生物を食べさせてもらっているというのは、我々の使命。これは、世の中を良くしていく。一人ひとりの生活を良くしていく、地球を良くしていくということをやっているからそういうことができるので、もしそれを怠ったとしたら天罰が当たる。そういうことではないかと思います。

ありがとうございました。

事業承継や後継者育成にお悩みの方。下記よりアクセスしてください。
皆さんの力に必ずなると思います。
是非、お待ちしておりますので、よろしくお願いいたします。
ありがとうございました。

画像9

画像10


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?