マガジンのカバー画像

🌲詩集🌳

9
思いついた時に書いてます。
運営しているクリエイター

記事一覧

(詩)この道なら

(詩)この道なら

彷徨っていた
まっすぐに
歩いたようで
ふらふらと
目的もなく

頼ることも
疑うこともなく
淋しさと
悲しさの意味を
どこかに
置き忘れたことに
気付かずに

あなたに会えた
そのことが
こんなにも
変えてしまうなんて
初めて芽生えた
驚きも不安も
まだ慣れてないけど
あなたが
照らしたこの道なら
まっすぐいける

(詩)ふわふわ

(詩)ふわふわ

あなたに
会ってから
心がゆるゆる
何をやってても
頭ん中が
あなたばかりで
ぱんぱん
あなたと
手を繋いで
歩いていると
そのまま
青空へ
舞いそうなくらい
ふわふわ

(詩)そばにいる

(詩)そばにいる

あなたがいなくなって
気付かないふりしても
心にふぅ~と
そよ風が吹く
ちょっと
冷たいやつ
油断したら
笑顔浮かぶから
テレビつけるけど
あなたが好きな
タレントに
ヤキモチ妬いてる
もう駄目ね
私に絡まって
ずっとそばにいる

(詩)てくてく

ケンカばかりしてた
「ありがとう」を言えず

時間が経っても
今の私を支えてる
ココロに残る
確かな温かさ

前よりゆっくりで
クネクネだけど
あなたが
教えてくれた
私らしい歩き方で
てくてくと

(詩)涙の温度

支えてる
そう思っていた
僕がそっと
手を握ると
つぅーと
涙が溢れた
表情は変わり
今まで
見たことのない
まっさらな君が
現れた
つらつらと呟く
何も守れない僕は
「ごめん」の涙
君のは
苦しみが滲んで
きっと もっと
冷たいはずだ

(詩)寄り添うから

迷いや不安が
知らないうちに
滲みでていた
あなたの声が
私の中で
すぅと溶けてく
絡んだ思いが
スルスルと
ほどけて
ホントの心の
温かさを
思い出した
迷いなく
寄り添うあなたの
手を握った

(詩)想う、今日。

出掛けた散歩道
いつもはただ
通り過ぎる場所に
ぱぁと菜の花が
咲いていた
あなたの
無邪気な笑顔を
思い出す 

寝る前に
何気なく窓から
外を眺めた
月が綺麗にまん丸で
そこに
あなたの真顔が
映し出される
涙が自然に溢れた。

あなたに
会えない日も
会ってしまうと
思っていたら
あなたの
ニヤけた顔が
また浮かんじゃう

(詩)一歩前へ

(詩)一歩前へ

今まで起きた 
いろんな出来事で
育まれてきた
2人の距離感
「優しさ」っていう
聞き慣れた名前を
被せたもので
バランスを保っている
だから
お互いの
ホントの柔らかさを
まだ知らないんだ
気付いていたのに
この距離に
満足してるフリをして
これからも
君といたいから
これからもっと
君を知りたいから
一歩前へ

(詩)桜舞う下で

(詩)桜舞う下で

桜の花びらが
風の勢いに負けて
落ちてく
地面に落ちている姿に
淋しさを感じた
俯いたままでいる僕に
「ほらー」と
君の弾む声がする
ぱっと顔を上げると
桜がパラパラと散る中で
両手を上げて
微笑む君がいた
まるで
君が舞い散らしてる様に
一瞬で心を
パッと温かくした
気づいたら
僕も微笑んでいた
春はまだ
始まったばかりだね