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たまには上京について話してみる

突然だけど、ゲイは都会に出た方がラクになることが多いと思う。

相手を探すのもそうだし、価値観、考え方、仲間の見つけ方
全てにおいて都会はゲイにとって生きやすいことが多い。

何より田舎は人口が少ないので、それに比例してゲイの人数も少なくなる。

なので、田舎にいると少ないパイの中で好みの相手を見つけなければいけないことになる。

そういうこともあり田舎で自分好みの人と巡り会った場合、絶対に逃すことは許せない。
好みの相手と巡り会えるというのはもはや運命に近いとさえ思う。

それほど田舎におけるゲイは少ないのだ。

逆に、都会になればなるほどゲイの人数も多くなるので先に述べたような問題は少ない。

ただ、それに比例するようにぶっ飛んだ考えの人も多い。
ここでは省くが、僕が会ってきた中にもさまざまな価値観を持つ人(ゲイ)がいた。

その人の価値観を否定するつもりはないが、合わない人とは付き合えない。
都会だとそういう取捨選択は行いやすい。
その人を逃しても他にゲイはたくさんいるからだ。

なので若いゲイは猫も杓子も都会を目指す。
そして都会の良さにハマったゲイは都会から出ることはできず、そのまま都会に骨を埋めることが多い。
そしてまた、都会に憧れたゲイが上京しては都会から離れずその生涯を過ごす。

そうして都会におけるゲイ人口は保たれていく。

と、ここまでゲイの上京と都会への憧れを話してきたけどどうだったろうか。

そういう僕は上京はしたが元々生まれた場所もある程度の都会だったので若い頃から相手探しに困るようなことはなかった。

なので田舎の辛さを実際に経験したことはない。
でも、旅行で田舎に行ってみるとゲイの少なさに驚愕することは多かった。

僕は生まれた時から同性愛者で少数派であることを理解していた。
だからゲイの世界に飛び込んでみて最初に感じたのは安心感だ。

都会にはこんなにも同じ(ゲイの)仲間がいるんだという安心感。
自分だけじゃないんだという気持ち。

田舎はゲイ人口が少ないので特に自分だけが異質な存在なのではないかと考えてしまいがちだと思う。
なので、もし自分に孤独感を感じているゲイの人がいたら一度都会でゲイの生活に触れてみるのもアリなのかもしれない。

そうすることできっとゲイの孤独感のようなものは薄れていくと思うから。

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