うつ闘病中の海外旅行 成功と失敗談

こんにちは、うつ病歴2年、退職済みの主婦とむです。

今日は、うつ病中の大胆な過ごし方、海外旅行についてです。

うつ病なんだから家でずっと籠っていなくてはいけないということはありません。私はこの2年の間に、台湾とバリ島に行ってきました!でもイタリアには行けませんでした。

私の経験に基づき、うつ病中の海外旅行について気を付けることを書いていきたいと思います。

■うつ病でも海外旅行に行っていいの?

もし会社に在職して休職中ならば、内規で禁止されている可能性や、会社から電話が来た場合に対応できない可能性もあるのでおすすめできません。

もし会社も退職済みであっても、①労災申請中でヒアリング待ち、②障害年金申請中で電話連絡があるかもしれないなど、行政対応待ちがある場合は、その期間を避けましょう。

何も制約がないのであれば、思い切って海外旅行に出かけてるのもいいかもしれません!

■うつ病の症状で事前に気を付けることはない?

①電車移動が可能なこと

うつ病による電車移動ができない人は飛行機必須の海外旅行は困難です。

私は、電車に一人で乗っているとパニック発作、動悸を起こしてしまう症状があったのですが、連れがいれば問題ありませんでした。そのため、飛行機も問題ないだろうと考え、担当医には内緒で旅行を決断しました。

②発作時の頓服薬が効くこと

移動時や現地でパニックや不安症状が起きてしまっては旅行が台無しですよね。そんな時に、発作を抑える薬を飲めば収まるのであれば、安心です。

私の場合は、アルプラゾラムを処方されていて、発作や不安症状の時に飲むと効いていたので、安心ではありました。

③睡眠導入剤が効くこと

健康な人であっても、枕が変わると眠れないというのはよくあることです。うつ病の人なら猶更起きてもおかしくありません。

私は睡眠導入剤を長く処方されていて、睡眠は全く問題なかったので、夜も安心して眠ることができました。フライトが長いなら、フライト中に眠って時間をやり過ごすこともできます。


■どんな海外旅行先がおすすめ?

①飛行時間が短い国へ行く

韓国(1時間)や台湾(3~4時間)は飛行時間が短いので、飛行時間中も安心して過ごせますよね。

バリ(7時間)やシンガポール(7時間)ベトナム(6時間)ハワイ(8時間)であれば、飛行時間は長いですが、睡眠導入剤を飲んで寝てさえしまえばあっという間です。最近は、羽田空港発の夜フライトが多いので、睡眠導入剤がしっかり効く方寝て起きたら現地なんていうこともできます。

欧米は12~13時間のフライトを伴いますので、若干不安ですよね。私はイタリア旅行を計画していたのですが、少し前に体調を崩して結局いけませんでした。長時間のフライトはとても調子のいい方にしか難しいかもしれません。

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②自分が休養できる国へ行く

うつ病の人は「休養」することが仕事です。

私はバリ島で最高の思い出が作れました。目的が「リラックス」することで、ずっとビーチやプールサイドでまったりすることができました。「観光しなければいけない」義務感もないので、ただただのんびり過ごせるので、いい休養になりました。

韓国に行ってスパを受ける、台湾で美味しい料理を食べる、自分なりにやりたいこと、やればリラックスできることを楽しむことが大切です。

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■旅行計画で気を付けることは?

①キャンセル料がミニマムになるよう予約

イタリア旅行では少し前に体調が悪くなり、家に籠りきりの生活でとても海外旅行には行けない状態になってしまいました。うつ病は、症状が一定しているわけではありません。

突然キャンセルになっても大丈夫なような予約法を考えるか、旅行会社のキャンセルポリシーをしっかりチェックしておくようにしましょう。

おすすめは、航空券はマイルで予約、ホテルは直前までキャンセル料がかからない形で予約すると、最小限でキャンセルが可能です。

場合によっては、医師の診断書「突然パニック障害になった」など恒常的な病気でないと証明するものがあれば返金可能な場合もあります。

②同行者とは並び席で予約

私は台湾へLCCで行ったので、母とは離れた席になってしまいました。直前で病気のことを伝えて並び席に変更してもらったのですが、一人で公共交通機関に乗れない私は、飛行機ではパニックが起きるかもという不安だけでパニック状態に陥ってしまいました。

一人にならないように、並び席で予約すると安心です。

LCCでは少し追加料金を払えば座席指定ができます。

③予定を詰め込まない

観光地に行くとやりたいことが沢山あって、予定をギチギチに詰めてしまう方もいるかと思います。うつ病の人にとっては、それをこなすことが困難なことも多いです。

私は台湾旅行に行った際に、食べたいものや行きたい場所など時間単位でびっちりとスケジューリングしたのですが、それをこなすのに疲れてしまって、精神的にかなり疲弊してしまいました。

あくまで休養するために海外旅行に行くのですから、余裕を持ったスケジューリングをするようにしましょう。


以上、今日はうつ病闘病中の海外旅行について記載しました。あくまでも個人の見解ですが、こんなに旅行計画した人も少ないと思うので、参考になれば嬉しいです。

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