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2021年に読んで面白かった本(ノンフィクション、エッセイ、思想)

2021年に読んで面白かった本のまとめです。小説と漫画は除きます。2020年版はこちら

2021年はAmazon・Kindle使わないチャレンジで幕を開け、Kindle解禁後は英語の小説を延々と読んだりしていたため、真面目そうな本をほとんど読んでいません。だから今年のまとめは6冊しかないぞ!

マーク・ローランズ『哲学者とオオカミ 愛・死・幸福についてのレッスン』

紙バージョンのみ。オオカミとともに暮らした哲学者が、その思い出をふり返りながらオオカミとヒトを比較して「人間は嘘をつく方向に知能を進化させた生き物で、幸福ジャンキーである」と思索をめぐらせる1冊。

Kay Hetherly『American Pie : Slice of Life Essays on America and Japan』

紙バージョンのみ。NHKの英語教材で連載していた英語のエッセイ。本があまりにも薄くて驚いた。日本人にわかりやすい簡単な英語で書かれており、アメリカ文学の話も出てきて楽しい。著者の子ども時代の話は昔のアメリカの姿で、今とは異なる部分も多いだろうけど、それはそれで「知らないはずの生活なのに郷愁を覚える」という面白さがあった。

Kay Hetherly『Kitchen Table Talk : Anything and Everything Essays on America and Japan』

紙バージョンのみ。日本人向けに書かれた英語のエッセイ第2弾。お箸の話はどこかで聞いたことがあるかもしれない。こういうことあるよね。言われる側は内心うんざりしてるけど、相手はただ会話のきっかけがほしくて(あるいは他に思いつくネタがなくて)言ってるだけだったっていう。

Kay Hetherly『Tokyo Wonderland : And Other Essays on Life in America and Japan』

紙バージョンのみ。日本人向けに書かれた英語のエッセイ第3弾。映画館のくだりで声を上げて笑った。著者の故郷テキサスにも和食のお店が進出しており、初期のエッセイから年月が流れたんだなと感じる1冊でもある。

安丸良夫『神々の明治維新 神仏分離と廃仏毀釈』

Kindle版あり。うへぇと思いながら読んだ。日本人の精神面(宗教生活)についてどれだけ影響があったのかの続編があれば読みたかったなぁ。同じ著者の『出口なお』も面白そうで気になる。

Mike Brown『How I Killed Pluto and Why It Had It Coming』

Kindle版あり。冥王星が惑星ではなくなるきっかけとなった(冥王星に近い大きさの天体を発見した)著者によるノンフィクション。タイトルの時点で優勝やん……。私生活の話も楽しい。

以上です。本当に少ない!

※ちょいちょい英語の本も入ってますが、私にも読めるレベルなので難しくないです。Kay Hetherlyはシンプルかつ非常に短いのでさらっと読めますし、『How I Killed Pluto〜』は太陽系や惑星探査機についてなんとなく知っていれば理解できます。

この勢いだと来年のnoteは「面白かった小説のまとめ」or「面白かった英語の本まとめ」になるかもしれませんね。来年のことは全然わかんないけど。鬼が笑うぜ。

それではわたくし、読みかけの小説がありますので読書に戻ります。皆様も楽しい読書ライフをおすごしください。

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