2021年1月〜4月の振り返り
ちょっと期間が中途半端ですが、今年1月から4月の振り返り記事です。
今回は技術のことに絞って書いてみようと思います。
ディープラーニング・オセロを作りました
ディープラーニングを用いたオセロのアルゴリズムを作りました。Python + TensorFlowでモデルを作り、Core MLを用いてiOS上で動作するようにしました。
アルゴリズムはDeepMindのAplhaGoを模したもので、オセロ用に改変しています。去年から少しずつ作り始め、最初は私にほとんど勝てない弱弱なAIでだったものが、今年に入って急に強くなり始め、最後には8割ぐらいは私に勝つようになりました。
途中まで勝てそうに見えて鮮やかに逆転されることが多く、『こんな打ち方があったのか!』と私も学習させてもらいました😆
<ほぼ自駒で埋め尽くして圧勝するAIオセロ>
(黒=私、白=AI)
この仕組みは、Qiitaに『やってみたら簡単!ディープラーニング・オセロを作って自分を負かすまで強くした話(その1)』として公開し、278LGTMを頂きました。
LiDARセンサーを用いたサンプルコードを公開しました
LiDARセンサーは、対象物までの距離や形状を正確に測定することができる装置です。昨年、iPhone 12 Proに搭載されたことを知ってから取り組みを始め、これをサンプルコード集としてまとめ、GitHubに公開しました。
目玉となるのは、目の前の物体を形状・色ともに取り込んでしまう処理で、うまくいくと一瞬何も起きていないようにみえるぐらいリアルに再現できるようになりました。
(緑色のガイドが消えたあたりから、フルCGに切り替わっています)
また、これらのサンプルを作る過程でQiitaにいくつか記事を公開しました。そのうちの1つがある起業家の方に目が止まり、一緒にLiDARを用いたARの仕事をさせていただくことになりました。
ソフトウェア・シンセサイザーを作りました
iOSのCore Audioという技術を使い、ソフトウェア・シンセサイザーを作りました。波形を直接生成して作っているのが特徴で、エフェクターも何種類か作り、組み合わせて使うことができるようにしました。
仕上がりはこちらにアップしています。
MOOGシンセサイザーのような音圧はありませんが、アナログ感は出せたかなと思います。
ソースコードはこちらです。
解説記事も書いています。
まとめ
4月までは、機械学習、AR(LiDAR)、音声処理などを取り組み、サンプルコードや技術記事として公開してきました。これらの活動によっていくつか仕事の引き合いも頂き、実際に契約を頂いて実を結ぶことができました。これらの領域はとても面白いのでこれからも注力していこうと思います。
ということで、若干宣伝ぽくて恐縮ですが、私はフリーランスエンジニアをしております。上に書いたような技術に関するお仕事のご依頼がありましたら、お気軽にご相談下さい。
連絡先名(屋号):TokyoYoshida
連絡先: yoshidaforpublic@gmail.com
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