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モンゴルで食べたもの② 遊牧民の食事

3日目の夜からは、遊牧民宅に滞在した。
料理を作っている様子を見れたり、手伝わせてもらったりしたので、美味しさもひとしおだった。

前回の記事はこちら↓



3日目 朝 ソーセージとボルツク

目玉焼き
りんご
みかん
きゅうり
牛肉のソーセージ
炒めたコーン
パンやボルツク

今朝の朝食もヨーロッパみたいだ。
りんご、きゅうり、みかんが揃っているが、みかんに至っては完全に彩り要員だろう。

ソーセージは、牛肉だった。そういえば、モンゴルに来てから一度も豚肉を食べていない。
放牧できない豚を遊牧民が飼うことはないので、そもそも豚肉を使うモンゴル料理自体が少なそうだ。

彩り要因のきゅうり、みかん、コーン。
この日はボルツクの他に、ジャムが入った菓子パンや、スコーンのような形の甘いパンもあった。

3日目 昼 ツォイワン弁当

ツォイワン(モンゴルの塩焼きそば)
お湯

3日目は、ツーリストキャンプから17キロ離れたチンギスハン像に、馬で遠征。ツーリストキャンプのザグサーさんが、お弁当を届けてくれた。
パンかな?サンドイッチかな?まさか、おにぎりとか?と色々想像を膨らましていたら、塩焼きそばだった。

モンゴルの焼きそばは、ツォイワンという。
平たく短い小麦麺を、きゅうり、にんじん、牛肉と炒め、塩で味付けする。
シンプルだが、もっちりとした平麺に脂がたっぷりと絡んでボリュームがあり、乗馬にぴったりなスタミナ飯だった。

わくわく。
ぱか!塩焼きそばだ!
チンギスハン像。高さは40メートルほどだが、草原の真ん中にポツンとたっているので、20キロ先から見える。
歴史の教科書に載ってたやつだ!

3日目 夜 平麺のスープとスーテーツァイ

牛肉と平麺のスープ
パン
スーテーツァイ

3日目夜からは、遊牧民宅に滞在した。
なみなみと注がれたスープには、牛肉と麺がたっぷり。この麺は、きしめんに近かった。

ジャガイモも肉もゴロゴロ入っている。

4日目 朝 スーテイボダー

ボルツク
スーテイボダー(ミルク粥)

2日目の朝食は、ミルク粥だった。スーテイボダーというらしい。ミルクは朝絞ったものだ。

大きな中華鍋にたっぷり出来上がったミルク粥は、甘くはなく、濃厚な乳の味がした。
時々言葉は交わすものの、静かに、ゆっくりと食べる様子が印象的だった。

ちなみにこの日の朝食は午前10時
7時くらいに起きて、ストーブを焚いたり、家畜の世話をしたり、乳搾りをしたりして、一仕事終えたあとの食事だ。

ふつふつと煮込まれるミルク粥。
たっぷりとミルクを吸ったお米。器が意外に深く、食べても食べても無くならなかった。

4日目 昼 ボーズ

ボーズ(モンゴルの蒸し餃子)

4日目の昼は、ナガさんと一緒に3時間かけて作ったボーズだ。
皮が厚くもちもちしているので、これだけで主食になる。しかも、一つ一つが大きくて、中には肉がたっぷりと詰まっている。
7つものせて貰ったが、3つでお腹いっぱいになった。

蒸しあがったボーズ。つやつや。
フォークを指すと、じゅわりと肉汁が滲み出てくる。

ポーズ作りと実食の様子はこちら↓


4日目 夜 ツォイワン

ツォイワン(モンゴルの塩焼きそば)

4日目の夜は、再びツォイワンだった。
この日はゲルの組み立てをしていて、残念ながら調理の様子は見れなかった。

だが、ゲルを組み立てている私たちのところに、ナガさんが「ごはんだよ!」と呼びにきてくれて、それが何だかとても嬉しかった。

大量のツォイワン。
ゲルを組み立てが終わり、時刻は21時近く。
ナガさん、遅くまでありがとう。
ナガさんのツォイワンは、脂が少なめで食べやすかった。


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