【一級建築士製図試験】作図スピードをアップする方法
製図試験は、作図スピードを上げる事が1番大事です。
どれだけプランが良くて、記述が書けていても、特定防火設備をひとつ書き忘れただけで、一発アウトなので、いかに要件を満たして中間チェック最終チェックに時間を取るかが大事だと思ってます。その為に作図スピードを上げることが正義です。
綺麗に丁寧に描かないと、と思う方もいると思いますが、フリーハンドでも受かる人は受かるので、図面が読めるものなら問題ないんだと思います。
作図スピードアップの為に私がやっていた方法をまとめます。
作図スピードをアップする方法
①補助線をしっかり描く
・平面図の通り芯
・断面図のスラブ厚さ
・断面図の梁型
の3つで補助線を描いていました。
通り芯は描く方も多いと思うのですが、断面図でもしっかり描いてました。断面図は補助線を描いていれば、梁型でフリーハンドが使えるのでスピードアップします。
あと補助線が製図用紙のグリットとかぶると、線が見えにくくなるので、0.5mm程度ずらして描いていました。
②同じ道具・同じ動作をとにかくまとめる
まず道具の持ち替え回数を極力減らす為、同じ道具を使って描く線は、まとめて描いてました。
線を描く手順としては、
縦線を全て描き切ってから、横線を描ききる。
テンプレートを使う作図は、まとめて描く。
消しゴムが必要な時も、まとめて消す。
道具と手の動かし方が同じものは、とにかくまとめて描いてました。
③フリーハンドで描けるものを増やしておく
全てフリーハンドで描いた方が速いという方もいらっしゃいますが…
私は長い直線は定規を使って、細々としたものはフリーハンドというハイブリッドが1番速いと思います。
細々したものは、フリーハンドである程度綺麗に描けるように練習しておけば、使えます。
私がフリーハンドで描いていたのは、
・住戸内プラン(令和三年度は集合住宅でした)
・便所内のプラン
・階段の段
・家具レイアウト
・扉の線
・駐車場の短い線
④エスキス用紙を長い定規に貼って左手をあけておく
エスキス用紙を左手に持ちながら、右手で製図用紙に作図していくと、平行定規の邪魔になったり、左手が塞がってしまってたりで、時間のロスに繋がってしまうと思います。
製図用具のボックスから、30センチの長いプラスチック定規を挿して、そこにマステでエスキス用紙を貼ってました。エスキス用紙を常にチェック出来て、スピードアップに繋がっていたと思ってます。
ただ、製図講師からは「吊り器具は携行が禁止されているのと、後方からプランが見えてしまうから、カンニング防止の為に、はずすように言われるかも」というコメントもありましたので、自己判断で。
⑤オススメ動画
Twitterの一級建築士製図講師WEIN先生のツイートや動画を参考にしてました。とても勉強になるのでオススメです。動画を見て、私は断面図単品で15分を切れるようになりました。
以上です。
お盆休みは作図強化期間ですね。いまスピードアップしておけば、後が楽だと思います!
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