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【独学一級建築士試験】合格するための準備

令和3年度一級建築士に初受験ストレート合格しました。学科は独学→製図は総合資格で合計10ヶ月ほどの試験勉強期間を取りました。

これから受験を考えている人たちの、少しでも参考になればと思い、学習方法とスケジュールをnoteに記す事にしました。

自己紹介と受験の経緯

私は、大学・大学院では建築を専攻し、社会人になってから数年目です。

建築設計や施工管理等のメジャーな職種でなくニッチな職種の為、学科の5教科で有利になるような専門知識は特段ありませんでした。

入社してから働き詰めで、毎日夜中まで働く日々だったので、勉強の時間は取れそうもなく、受験は考えてなかったのですが。(取るべきですが)

運良くプロジェクトの狭間なのと、コロナで外出自粛時期も相まって、勉強に時間が取れそうな年だったので、一年で集中して一級建築士を取ろうと腹を括って挑みました。


一級建築士の難易度

学科で合格率15%
製図で合格率35%
合計で合格率10%弱という試験です。


数字だけ見ると難易度高そうだなという印象だと思います。ただ、実際のところ、学科試験受験者の半数は、本気で勉強をしていない諦めモードの人達だったので、ライバルは半分と考えて良いと思います。

学科試験の内容は、時間をかければ合格出来る難易度の試験です。ただ、長時間労働の建築業界のなかで働きながら時間を取る事が非常に難しいので、そこが難易度をあげている由縁だと思ってます。

製図試験は、学科で篩にかけられて残った人で、ほとんどの人が資格学校に通っています。皆が同レベルのスキルを身につけたなかでの試験。合格率35%という数字を見ると、学科より易しいと感じますが、実際は周囲のレベルが高い相対試験と考えた方が良いと思います。


家族・職場の理解と協力を得る

周囲の理解と協力を得るのは大事です。

職場では、一級建築士必ず今年取ります!と声を大きめに伝えていました。周囲が業務量を調整してくれたり、ためになる話をしてくれたり、応援してくれました。試験直前は数日お休みも頂きました。

配偶者には、建築業界にいる限り、取っていて損ではない資格であることを伝えて、家事の負担を減らして貰ったり、4月以降の土日ほ、ほぼ遊びに行けなくなる事を納得してもらいました。

当時は快諾してくれて、全面的にサポートしてくれましたが、試験後に聞くと、相当負担に感じていたようで、「来年も受けることになったらどうしようかと不安に思ってた」と。

一級建築士は家族への負担も大きいものなので、可能であれば、結婚前・子供が出来る前に取得するほうが良いと思います。

勉強場所の確保

集中して勉強出来る場所を2〜3箇所持ってると良いと思います。私は、帰り道に寄れる23時まで営業しているコメダ珈琲と自宅の2カ所が主な勉強場所でした。

コメダ珈琲は、席がブース上になってて広々している事と、客層が落ち着いてるので、私は集中出来ました。


暗記系は移動中も勉強出来ますが、構造力学や法規は、テキストや問題集を広げられる場所が必要となります。

次回は学科試験の
スケジュール管理・教材についてお話しします!

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