Tokyo Mistress Chiaki

世界中にクライアントを持つSMの女王様が実体験から語れる範囲のこと。

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世界中にクライアントを持つSMの女王様が実体験から語れる範囲のこと。

最近の記事

SMをしにくる女たち<後編>

まずはじめに、note にサポートして下さっている方々、そして、ブログのネタになってくださってる方達(勝手にネタにしておいてなんですが)、この場をお借りして感謝申し上げます。 ありがとうございます。 今回は女性のお客様について書く後編です。 ※note は一般の方向けに書いているので、ソフト目な表現で書いています。もっと詳しく今回の変態行為について知りたい方は、私のSMブログ「性行為と都市」の【ド変態マゾ女、自らのうんこを運ぶ】 をご覧ください。 彼女は変態でした。

    • SMをしにくる女たち <前編>。

      風俗を利用するのは男性だけだと思ってはませんか? 女性も来るんですよ、しかもSM屋の私のところにも。 今回記事では、以前、女性のお客様を受け付けていなかった理由を前編に、実際にSMセッションをした女性のお客様のことを後編に、二部構成で書かせていただきます。 実は、女性のお客様からの問い合わせは以前からボチボチありました。今から思うと申し訳なかったのですが、当時は断っていました。 理由は、SM民たちが twitter で繰り広げるゴッシプ劇をよく目にしていたから。 ※ t

      • 女王様から好かれる簡単な方法。

        以前、池袋のユリイカ さんで縛りのイベントをやった時に、ある若いM男が 「女王様の間でバズりたい」と言っていたのが、とても印象的で面白かった。 なるほど、やはりマゾとはいえ、男、モテたいのは変わらないのか。 “男は単純” というけれど、女(女王様)も負けず劣らず単純な生き物だと私は思う。 そもそも「女王様」なんてアホな言葉を冠に商売をするような人達です、ずーずーしいにも程がある、単純だし、どーかしちゃってるわけです。 色んな女王様がいらっしゃるのは前提として、ここから

        • よく聞かれるやつ。

          SM屋が鉄板でされる質問。 「今までで、一番厳しいプレイってどんな事したの?」 「今までで、一番変態だった人ってどんな人?」 など。 基本的に真面目な性格の私にとって、この “厳しい” の定義・・わりと引っかかるんです。 というのも、日本の風俗SM業界には、魔法の言葉、マジックワードが沢山存在します。 わかりやすい例だと、「快楽“地獄”」って言葉。最後に地獄を付けときゃ、SM的文脈に仕上がってしまう、みたいな。 前にもnoteで書いた、乳首マゾやアナル奴隷なども、

        SMをしにくる女たち<後編>

          オンラインsessionについて。

          質問箱は note のネタに最適かと思って、今さら始めました。 以前、SM界隈の人たちの間で質問箱が流行った時、彼らをバカにして “質問箱族” なんて呼んでいた私です、どうぞ笑ってください。 さて、日本では馴染みの少ないコンセプト、オンラインセション。 やはりどんなものか気になっている人も多いと思うので、少し説明します。 一般的に言う、テレクラ(古)とかチャットレディー的なやつです。それのSM・フェティッシュバージョンをオンラインセッションと呼んでいます、私は。 海

          オンラインsessionについて。

          ポストコロナの風俗嬢の顔出しについて。

          SMの女王様が風俗嬢かどうかはさて置き…、ここで話すと面倒なので、また今度。 ご想像どうり、風俗嬢にとって、コロナはわりと死活問題です。 私は基本的に顔出しをしない選択をしている風俗嬢ですが、コロナで追い込まれ、なにを血迷ったか「顔出しでもすんべかな?」なんて思ったりして、しませんが。 テンションも変になります。 風俗嬢も人それぞれ、いろんな事情、理由があって、顔出しをしたり、しなかったり。 ただひとつ、もし貴女が今まで顔出しをしないで働いているのであれば、私はその

          ポストコロナの風俗嬢の顔出しについて。

          私に向けられた逆同調圧力。

          コロナ真っ只中の日本で、“同調圧力” といえば、自粛勢が非自粛勢に向けた圧力を指して使われることが多いと思うんだけど、最近、私はその逆パターンを受けました。 ちなみに私は自粛してますが、普通に仕事をしている人(リモート以外)に対して特にネガティヴな気持ちはないし、食うために必要な人には当然のことだと思っています。 とくに私の周りには、※その日暮らしの風俗嬢の友人、中小企業の社長さん、会社に従うしかないサラリーマンとか、休むわけにいかない人も多いんです。 要するに、仕事

          私に向けられた逆同調圧力。

          NYCで活躍する純日本人女王様、Lunaさん

          Lunaさんは、NYCでキャリアをスタートさせた珍しい日本人ドム(女王様)です。 私が知る限り、海外で活躍している日本人ドムの多くが、(といってもそんなに数はいませんが)日本での経験があり、その後、海外に居を移すパターンが多い気がします。 Lunaさんと最初に会ったのは数年前、東京のペニンシュラホテルでした。 知り合いの女王様が、NYCから一時帰国しているLunaさんとお茶をするという情報を聞きつけ、頼み、同席させてもらったのが彼女との縁のスタートでした。 彼女には本

          NYCで活躍する純日本人女王様、Lunaさん

          自縛オナニーで死なないで下さい。

          昨日の記事に引き続き、拘束フェチの人々についてのお話です。 彼らの中には危険な自縛オナニーをする人がボチボチいます。 たぶん意味不明だと思うので、説明しますね。 自縛、つまり自ら自分自身を拘束してオナニーする人がいます(窒息系の要素を併用してオナニーをする人もいて、その場合、危険度は爆上がりします)。 特にコロナショックで、フェチプレイを二人以上でやる機会も減り、自縛オナニーをする人の数が増えそうで、心配でなりません。 冗談みたいな話ですが、わりとガチンコな話で、実

          自縛オナニーで死なないで下さい。

          私のクライアントで一番多い層は拘束フェチ。

          拘束フェチを細かく説明するにはかなり面倒なので、要するに拘束されたい人達だと思って下さい。 彼らは、とにかく拘束されたいようです。 “誰から” が重要なのではなく、拘束されること に重きを置く人が多い傾向にあって、特に平成以降の拘束フェチ勢にはそれが顕著(私のクライアント統計) なので、厳密に言えばSM関係じゃないパターンも多いです つまり、拘束フェチの男の場合、 拘束=勃起 となります。 彼らが最も重きを置いているのは、その体感(拘束感)やシチュエーション。 フ

          私のクライアントで一番多い層は拘束フェチ。

          人の困る顔が好き。

          なぜだか分からないのですが、私は人の困る顔が好きなんです。 これは問題だと思いますが、性分なのでしかたないのかもしれません。 この時は、まち針をマゾの乳首に貫通させました。 マゾはそれを大変痛がり、つらそうでした。 まち針は、注射針と違って人の皮膚にスッとは入ってはいきません、先端がそこまで鋭利じゃないので。 つまり注射針より痛いってことです。 貫通するのに時間もかかりますし、スッといかない分、グリグリと動かしながら刺していきます。 マゾは汗をかきかき、必死にそ

          人の困る顔が好き。

          変なお客様シリーズ、なんちゃら村の人。

          プレイの前後にSMやフェチ以外の普通の会話をすることはよくあります。 ある日のお客さんが、「僕ってなんか変でしょ?頭とか体とかなんとなく変だと思いませんか?」って言うんです。 って言われても、性癖が変(一般的ではない)なのは、この仕事をしてれば当然のことで、何を指して “変” と言っているのか、若干わからなかったんだけど、お客さんが続けて「僕の出身の村は、みんな頭がおかしいんですよ、すごい田舎で、周りの世界から離れてて(地理的な意味で)、村の中だけで、何代も子供作ってて、

          変なお客様シリーズ、なんちゃら村の人。

          SMクラブで一番オーダーが多いのは◯◯◯

          友人の女王様に、どうやって文章書いていいかわからないって相談したら、とりあえず薄く続けろって言われたので、薄く続けます。 んで、タイトルをあえて◯◯◯にしたのは、その方が皆さんの興味を得られると提案されたので、やってみました。 私は素直なので、言われた通りやりました(マゾかっ)。 さて、最初に結果から書きます(この書き方も他人からの入れ知恵)、それはアナルです。 いや、もちろんクラブにもよるし、ザックリとした統計なんだけど。 前回の記事の続きでもあるんだけど、これま

          SMクラブで一番オーダーが多いのは◯◯◯

          日本のSM業界で使われる言葉の定義は曖昧

          SMを語ろうとして、一番最初につまずいたのは、SM(フェチ含む)界隈を構成する人達のカテゴリーと呼称でした。 例えば、 “マゾ” という言葉ひとつとっても、業界内でも定義はバラバラだったりします。 具体的な例をあげると、【乳首マゾ】という言葉、皆さんはどんな人を想像しますか?(実はわたしも最近知った言葉です) ある人は、乳房に釘を刺したり、乳首の形がとんでもなく変形するまで、強烈なピンチで挟まれたりすることを望むような人達を指し、【乳首マゾ】と呼び。  ある人は、乳首

          日本のSM業界で使われる言葉の定義は曖昧

          職業女王の私から見たSMの世界。

          コロナからの note 開始とか、流れに乗っかってる感じで若干の小っ恥ずかしさがありますが、こんな機会でもないと私がネットでSMを語るなんて事はなかったと思うので、これはこれで。 軽く自己紹介しますと、この業界に入って十年以上、SMに関する個人的な目覚めは18歳くらいから(後々書きます)、現在は世界中にクライアントを持つフリーランスの職業女王、いわゆるSMの女王様をしている Chiaki です。 この “女王様” というアホな職業名、なんとかしてほしいのですが、日本では一

          職業女王の私から見たSMの世界。