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『集まって、散歩して、企画を話し合う』kyodo 20_30 のきろく📝#10

こんにちは。「東京で(国)境をこえる」事務局の川渕(かわぶち)です。
11月13日(土)にkyodo 20_30の10回目の活動がありました。
その日の活動の様子をお伝えします。

kyodo 20_30はいつでも参加者を待っています。
活動に興味をもった方は、まずオンライン見学に参加してみませんか?
参加や見学については ここ に書いています。

10回目は、経堂アトリエに集まって、みんながこれからやりたいことを話し合いました。

経堂アトリエは、東京で(国)境をこえるの活動をずっとしてきた場所です。でも、新型コロナウイルスが流行してからはオンラインで活動していたので、行くのはとても久しぶりです。

まず、経堂駅に集まります。集まってきた人たちは、あいさつをしたり自己紹介をしたりしました。オンラインで活動している間はパソコンの小さな画面で顔だけを見ていたので、実際にみんなに会うと大きくてびっくりしました。私は、みんなの大きさを勝手に想像していたんだなと思いました。

全員集まったら、街を歩きながら、経堂アトリエに行きます。

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この日は、経堂駅から北側にあるすずらん通り商店街を歩きました。すずらん通り商店街には、八百屋さんやお菓子屋さん、雑貨屋さんなど、たくさんのお店が並んでいます。古くからあるお店が多いですが、最近新しいお店もたくさんできました。

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商店街を抜けて、住宅街を通って、天祖神社という神社のすぐそばに経堂アトリエがあります。三階建ての黄色い建物です。

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経堂アトリエに着いたら、みんなでいろいろな場所を見ました。1階にはお庭とカフェがあります。屋上もあります。

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ちょっと休憩をしてから、みんながこれからやりたいことを話し合いました。(この日は柴田さんがオンラインで参加してくれました。)
9回目の『ここから会』で話してくれた計画について質問したり、みんなの話を聞いて新しい計画を提案してくれたりしました。

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柴田さんは、前回話してくれたリサーチの計画をもう一度詳しく話してくれました。どんなふうに実現できるか、みんなでアイディアを出しました。

前回参加していなかった人たちも計画や考えを話してくれました。

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雪寧さんは、似顔絵を描くワークショップの計画を話してくれました。はじめて会った人同士が、まずお互いの似顔絵を描きます。その後、少し話をしたり交流をしてから、またお互いの似顔絵を描きます。相手のことを何も知らない時と、相手のことを少し知った後、どんなふうに似顔絵が変わっていくでしょうか? できあがった似顔絵だけでなく、その過程も記録して展示してみたいと話してくれました。

Roy Taroさんは、境目に興味があって、今回から参加してくれました。みんなの話を聞きながら、自分がどんなふうに関われそうかというアイディアを話してくれました。今までに描いた絵をたくさん見せてくれました。「翠の太陽がある世界」をテーマにしています。「翠の太陽」から、エリック・ロメール監督の『緑の光線』という映画や、高村光太郎の『緑色の太陽』という文章にまで話が広がりました。

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オガワジョージさんは、同じ言葉でもイメージするものが人によって違うことが面白いと感じることがあります。やさしい日本語を深く知っていくことで、その言葉のイメージの違いについて学べるのではないかと思っています。
ジョージさんはお話を書くことが好きなので、子供や大人、お年寄りなど、いろんな人が楽しめる絵本を作ってみたいと話していました。でも、みんなの話を聞いて、みんなのサポートをすることにも興味が出てきました。

綾田さんは前回、一緒に新大久保を散歩してくれる人を募集していましたが、みんなの話を聞いて新しい提案をしてくれました。ひとりひとりと違う散歩をして、それを集めたら新大久保がいろんな形で見えてくるのではないかと話しました。
また、みんなの作品作りと並行して散歩をすることで、作品作りが深まったり、みんなのことを知るきっかけになるかもしれないと話しました。

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みんなが自分の考えを発表するだけでなく、他の人の話を聞いて感じたことや考えたことを話してくれたり、あたらしいアイディアを話してくれたり、時には全然関係の無い話になったりすると、時間が豊かになると感じます。聞いているだけで楽しいし、ワクワクします。

一緒に時間を過ごすことを少しずつ積み重ねることは、時間はかかるけれどとても大切なことだと改めて思いました。その少しずつの積み重ねが、いろいろな人たちが一緒に生活していく基になっていきます。

次回は、ひとつのテーマについてみんなで話し合う「哲学対話」ということをやります。

kyodo 20_30はいつでも参加者を待っています。あなたが東京で感じた「(国)境」はどのようなものですか。ぜひ教えてください!
もし活動に興味をもった方は、まずオンライン見学に参加してみませんか。

書いた人:川渕優子(かわぶちゆうこ)