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金融リテラシー 経済学

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金融リテラシーを高められます。経済学、経営学、金融論、知識の四分野に分けています。これは経済学のパートです。
金融リテラシーについて、更新を行っています。記事は一つで100円ですが、マガジンであれば100記事…
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#ハードカレンシー

EC115/FX15[金融リテラシー/経済学]通貨スワップ協定はどう作用しますか(2024/7/25updated)

EC115/FX15[金融リテラシー/経済学]通貨スワップ協定はどう作用しますか(2024/7/25updated)

◎要約
通貨スワップ協定は、二国間で通貨の融通を行う契約です。取引に制限のあるソフトカレンシー国にメリットがあります。それらの国は、輸出を伸ばすために自国通貨安を望んでいるものの、それが進み過ぎて外貨建て負債が拡大することを避けたいと思っています。通貨スワップ協定は、それを防ぐ手段になります。その一方、取引に制限の無いハードカレンシー国にメリットがありません。自国の輸出企業の競争力を相対的に不利に

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EC112/FX12[金融リテラシー/経済学]政府は為替レートをどう管理しますか(2024/7/24updated)

EC112/FX12[金融リテラシー/経済学]政府は為替レートをどう管理しますか(2024/7/24updated)

◎要約
為替政策は、国ごとに異なります。通貨の通用性を重視している国では、為替レートを基本的に金融市場に任せます。輸出主導による経済成長を目指す国では、通貨安にコントロールします。外資の受け入れを促進している国では、基軸通貨のドルに為替レートを連動させます。自国経済が脆弱な国では、為替レートを管理することを諦めます。

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EC103/FX3[金融リテラシー/経済学]通貨の通用性に違いがありますか(2024/7/23updated)

EC103/FX3[金融リテラシー/経済学]通貨の通用性に違いがありますか(2024/7/23updated)

◎要約
通貨は、通用性により、ハードカレンシーとソフトカレンシーに分けられます。ハードカレンシーは、無条件で国際間の取引に利用できる通貨です。ドルがその中の通貨で最強です。それらを持つ国では、海外からの資金調達においても、自国通貨を使えます。一方、ソフトカレンシーは、無条件で国際間の取引に利用できない通貨です。それらを持つ国では、海外からの資金調達において、ハードカレンシーを使うことを求められます

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EC70/PE9[金融リテラシー/経済学]国は財政破綻をせずどの程度借金できますか(2024/7/18updated)

EC70/PE9[金融リテラシー/経済学]国は財政破綻をせずどの程度借金できますか(2024/7/18updated)

◎要約
現代金融理論(Modern Monetary Theory, MMT)では、国はいくら借金をしても、財政破綻が起きないと考えます。これは、取引に制限の無いハードカレンシーを持つ国に当てはまります。その通貨の信認が続くまで国債発行が可能になります。

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