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【お仕事紹介シリーズ】交換会って何?

こんにちは。東京絵画センターの関です。

4月に入り、都内は桜が満開になりましたね。お花見やら新生活やらで街に軽やかな空気が漂っているためか、無性にワクワクしている今日この頃です。(特に生活は変わらないのですが笑)

さて、今回は久しぶりの「仕事紹介シリーズ」として「交換会」について書いてみたいと思います。


交換会とは?

交換会は、美術界の業者間だけで行われるオークションのことです。

通常、一般には公開されず、画商さんやオークション会社の方々の間だけで取引が行われます。(なんだか映画で見る秘密のオークションみたいですよね)

ある画商さんが交換会を開催し、そこに様々な画商さんが出品して、その作品を別の画商さんが落札します。

まさに、画商さんの画商さんによる画商さんのためのオークション!

主催する画商さんはいくつかあり、毎月のようにどこかで行われているようです。

僕も何回か運営の手伝いに参加させてもらったのですが、作品をやり取りする場所だけではなく、色んな情報も交換する重要な場所に感じました。


交換会はどうやって進んでいくの?

YouTubeなどに色んなアートオークションの実施風景が載っていますが、交換会も基本は同じような進み方をします。

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👆これは世界一のオークション会社サザビーズの競り風景です。

交換会も同じように、作品を台の上にのせて、主催する画商さんがオークショニアとして競りを進めていきます。(僕がお手伝いする時は、この「台の上の作品を支える人」をやることが多いです。)

一般公開のオークションと大きく違うのは、会場が小さい分、裏方の動きが見えるというところです。

①作品を箱から出す 

②それを台の上にのせて競りが始まる

③競りが終わるまで台の上の作品を支える 

④競り終わった作品を元の箱に仕舞う 

⑤落札した画商さんごとに作品を仕分ける

という一連の動きが競りの後ろでめちゃくちゃ慌ただしく行われます。

数時間で数百点もの作品を扱うので、競りも裏の作業も物凄いスピードで進んでいきます。


面白いぞ、交換会

交換会では本当にいろんな作品が出てくるので、毎回驚きと勉強の連続です。

なにより非公開のオークションというだけでワクワクします(笑)。

今はまだ裏方の作業に付いていくだけで精いっぱいですが、いつか競りの場所に座って交換会に参加できるようになりたいと思っています。あと、オークショニアとしても立ってみたい!

夢は膨らむばかりですが、、、少しでも近づけるよう一歩いっぽ堅実に勉強して成長していこうと思います。


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