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別居婚5ヶ月目。旦那さんとはいつ会える?

日本人の配偶者は入国できない。外国人だから。

海外に駐在員していた日本人は入国でき、米軍基地の家族も入国できる。入国できないのは日本人配偶者である外国人、ならびに日本を移住地にする外国人たち。

ほとんどの国で認められている配偶者の国籍を保証するような制度は日本には無い。配偶者といえど外国人。外国人は入ってこれない。

コロナの影響で配偶者ビザの旦那さんが、日本に入国できず5ヶ月目が突入しました。

書くか迷っていたトピックなのですが、会えない期間がそろそろ年の半分になってきているので、居ても立っても居られずシェアさせていただきます。

私たち夫婦はわりと楽観主義者二人なので、今回のことももう少ししたら配偶者であるわけだし、当然の権利として入国制限は免除され、晴れて入国できるでしょう。と割と簡単に考えていたかもしれません。

毎月毎月、今月こそはと、かすかな希望を抱くわけですが、ビザの発行は延長され続けるまま。夫婦であるのに、次にいつ会えるのかもわからないような状況が続いています。そしてこれは私たちだけでなく、多くの方が抱えている問題だと思います。

そもそも、私たち夫婦は、

2020年1月23日に日本で入籍

2020年1月31日にビザの申請

2020年2月2日に観光ビザできていた旦那さんが出国(この時点で、裏技あったの知らなかった。。。今度これについては書きます。)

2020年の3月12日に在留資格認定証明書を受け取り。

在留資格認定証明書の発行まで、新規の配偶者ビザだったにもかかわらず、日数にしてたったの41日。

年度末は混むと噂されていて、年々発行が長引いていた中で、入念に資料を準備して提出したので、他の方たちと比較しても格段と早く承認が降りたと思います。在留資格認定証明書が届いた時は、嬉しすぎて手が震えながら主人に電話したのを覚えています。

2020年3月13日にフィリピンに在留資格認定証明書を速達。

2020年3月16日に現地到着その足で、大使館に申請。

「やった〜!やっと会えるね〜」と喜んでいたのも束の間、主人が現在滞在しているフィリピン全土がロックダウンになり、それに伴い、全ビザの発給を停止。人道道徳上、配慮すべき理由があるのみ発行となりました。当初はうまくいけば、その1週間後には、成田空港に迎えに行き、晴れて夫婦生活をスタートできる予定でした。

その後、おそらく3月18日頃にフィリピン全土ロックダウン・・・。

そして、日本人の配偶者であろうとも、永住権を持っていない人はすべて外国人全員、入国禁止という状況になってしまいました。。

この時点では、前半にも申し上げた通り、なにせ配偶者なので、ビジネス客や、観光客と区別化されて、流石にそのうち考慮をしてもらえると思っていました。前半にも申し上げた通り我々、二人ともとても楽観的なので、とりあえず世界の状況がこうだから、考えても仕方ない。離れている時間をお互い充実させよう。と毎日テレビ電話で今日はこれをした。今日はずっとやりたかったあんなことをした。とお互い新しい挑戦など近況報告をしながら、なんとかしのんでおりました。

しかしながら、痺れを切らし始めたのは最近のことです。日本国内もこのような状況でしたし、しょうがないと思っておりましたが、緊急事態宣言を開けても水際対策は継続、毎月毎月、月初には密かに今月にはビザの発行がされるかもしれないと僅かな希望をいだくのですが、ビザの発給は、今月ももれなく延期。さらには、これは無期限に延長される可能性がある。という記載もあるのです。無期限、、、、

法務局、入国管理局に電話したら、「配偶者であれば、早く帰国されないといけない理由書を記載されたら、大使館で発行してもらえますよ」などと言われたので、現地大使館に問い合わせると「配偶者であることは特別な理由にはならない、それ以外に早く帰国する必要がある理由があれば理由書と、証拠を提出してください。」の一点張り。。。

奥さんが妊娠している方の配偶者でさえも入国が許可されない現状です。

そもそもですが結婚していて拠点が日本にあるわけです。ここに仕事があり、ここに生活の基盤が、家族があるのです、配偶者であることが急いで帰国しないといけない特別な理由じゃないのか。と思うわけですが、現在の政府の最優先懸念事項はビジネス客の入国緩和について。

ビザの最終的な発行をしていただけないと夫婦として同じ国で生活が出来ない。はたまたワクチンができるまではまたいつ爆発的な蔓延をするのかもわからない。そうなってくると、私たち夫婦の数年間の計画は大きく変更をせざる得ないかもしれない。と感じています。

夫婦であるにも関わらず、年の半分も会えず、しかもこの先、いつまで閉鎖状態が続くかわからないとなると、なんとなく自分たちの居場所を取られてしまっているように感じ、宙ぶらりんに宙に浮いているような感じになってしまっています。

私たち以上にも困っている方たちはたくさんいて、例えば、日本を基盤に生活している外国人の方でも、ご家族に不幸ごとがあった、母親が危篤になった。となり自国に帰国でもしたのなら、日本に家族もいて、仕事もあって日本に基盤を置いている方でも、外国人であるなら再度入国できるのはいつかわからない。そう簡単にいまここにある全てを捨ててここを出れる人はいくらいるでしょうか。

鎖国していた国ですし、私も深く日本文化を理解しているつもりの日本人ですので、外国人を 「異なる対象」 と捉える文化を知らないわけでありません。また、水際対策の重要性についても重々に理解をしています。

はたまた、日本で普通に生活し、日本人と結婚していたらこんな風に不遇な扱いを知らずにいたかもしれない。

朝日新聞さんの社説もお時間あればお読みください。

とにもかくも、目処や見通しは全く立ちませんが、配偶者の入国が近く認められ、その他困っている方たちの再入国なども認めらるようになれば。

コロナの影響で、私たちだけでなく、皆さんの生活が一変したと思います。

どうかお身体にはお気をつけください。

そして、どうぞ素敵な月曜日をお過ごしください。


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