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遂に塩湖も見終わったので、ウユニからラパスへ移動したい。

残り僅かな席の中で、最前列が空いていたので、その席を指定。これがカオスへの片道切符だった。

嵐の夜、バスはウユニを出発。いつもと違うところは、2人がけの席の足元に、3人の人間がひしめいているということ。

私とお隣のお兄さんの最前席は足元に若干の広さがあるのだけど、そこに段ボールを敷いて、インディヘナのお爺ちゃんと、赤ちゃんを連れたお婆ちゃん、4歳くらいの娘を膝に乗せた兄ちゃんが一部の隙もなくみっちり体育座りをしているの。

まさかの、ここだけ人口密度700%!

うわぁ、と思ったけど、借りぐらしの皆さんに「そのまま居てくれていいよ」と言いました。理由は面白そうだからです。

1時間後
足元の皆さんの荷物が巨大すぎて、私の足元を圧迫している。
ちょ、お爺ちゃん、あなたが腕置いてるの私の膝!そして私、全然足伸ばせてない!

2時間後
自分の座席で体育座りをしてみる。極度の眠気の中の体育座りって、したことありますか?
えらい辛いですよ。膝を折っているつもりでも、眠りと共に足がばらけてくるのです。お兄さん、踏まれるから逃げて!

3時間後
画期的な寝方「ギプス式」を発明。
これは、窓とカーテンレールの間に足を入れ、体をくの字の姿勢に固定する方法です。えらく辛いですが、体育座りよりいくらかマシ。

4時間後
ちょ、お爺ちゃん、あなた図々しく私の座席に頭を預けてるけど、あなたの顔の0.1mm先にあるの、私の尻ですから!
泣き出す子供、ジェットコースターのような悪路、そして恒例のシートベルトのないバス。

そんなこんなで、オルロに到着。
こんな隙だらけの状態だったのに、スリにも遭わず、人様の顔面に尻を預けるというセクハラをしても誰も怒らず、
何故か「やり切ったな!」という充実感でいっぱいです!

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