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庵野秀明監督について言いたい7つのこと!

01庵野秀明

※上画像は株式会社カラーの公式YouTube動画から

どうも!
ご無沙汰しております!

いや~!凄かったですね、NHKで放送された『プロフェッショナル 仕事の流儀』!
個人的にはどんどん生気が失われていく鶴巻監督も見どころでしたが、庵野監督のものづくりの様子が垣間見える貴重な映像の連続でとても興味深い番組でした。

そしてそしてそして!
庵野監督による『シン・仮面ライダー』が2023年に公開される事も発表されましたね!
これはもう、今後『シン・ガメラ』や『シン・ゴレンジャー』なども作って頂き、“特撮補完計画”を成し遂げていただきたいですよね!!
そんな猛烈な勢いで日本のエンタメシーンを盛り上げている庵野監督について、「もっと知りたい」と思う方も多いのではないかと思います。

私がまさにその一人!

というわけでNHK『プロフェッショナル』をきっかけにのめりこんでしまったクリエイター・庵野秀明氏についていろいろ調べてみました!
すると出るわ出るわいろんなエピソードが!

へーボタン押しまくりです!

そこで、今回は誰かに言いたくなった庵野監督トリビアを、いつか『シン・ウルトラセブン』を制作して欲しいなぁという希望を込めて、あくまで私の独断と偏見で、フジテレビ『セブンルール』よろしく、7つ厳選してお届けしちゃいたいと思います!

特にテーマはなく、個人的にトリビアレベルが高かった情報の中からランダムに抽出した感じなのですが、もし何かのお役に立てば幸いです!


●庵野監督情報1:季節問わず常にサンダルで生活!!
1997年12月に庵野監督が紹介された『AERA』に、
【靴に履き替えるのは結婚式に招かれた時ぐらい。アニメ作品では初めての受賞となった今年の日本SF大賞の授賞式でも、爪先を晒していた。厳冬の北海道へ出向くとしても靴は履かないだろうという。】という説明が。
今は流石に違う様子ですが、なかなか破天荒なスタイルで生活なされていたようです。

●庵野監督情報2:主演女優にアドリブで演技をさせた『ラブ&ポップ』
庵野監督が、初めて実写映画に挑んだ『ラブ&ポップ』では、登場する女子高生役の女優たちには演技指導を一切せず、セリフはほとんどがアドリブだったとのこと。それでいて他の役者にはみっちりと演技をつけるという独自の演出術を施し作品を作り上げたそうです。
ちなみに完成披露試写会では「世間的には(自分には)エヴァンゲリオンのイメージが強いんじゃないかな。早くエヴァの肩書が取れればいいんですけど…」と語っていたそうで、エヴァ後のクリエイターとしての在り方を模索していた様子が伺えますね。
(参考:「スポーツ報知」1998.1.18)

●庵野監督情報3:作品制作のモチベーションは共同作業の面白さ!
監督業について聞かれ、以下のように答えています。
「監督業の九割は人間関係に気を使う仕事。アニメ作りは常にスケジュールや人材の問題で、穴の開いた船で出航する感じです。
いかに穴を広げず水準を保つか。排水するか、片側が傾いたら反対側に注水してバランス取るか、総員退艦させるか(笑い)、ダメージコントロール役ですね。完ぺきな船なんてない。僕自身に穴が開いてるし。それでも漫画や小説でなくアニメを作ってるのは、共同作業が面白いからです。」
確かにプロフェッショナルでも、スタッフにたくさんアイデアを求めてらっしゃいましたもんね。
(参考:「北海道新聞」1998.9.4)

●庵野監督情報4:ガメラのドキュメンタリーを手掛けている!
個人的にゴジラの次はガメラを…と思っているのですが、なんと1999年に公開された『ガメラ3 邪神覚醒』のメイキング映像を手掛けているんです。
その名も『GAMERA 1999』。
映画のクランクイン以来、半年をかけた特殊撮影部分に、エヴァでもタッグを組んだ摩砂雪さんと二人三脚で完全密着したとのこと。
なんでも、『ガメラ3 邪神覚醒』の特技監督が樋口真嗣さんという縁で企画が走り出したそうで、半年間の撮影現場密着で回したテープの長さは60分テープ300本分にもなったそう。
庵野監督はこのメイキング映像に関して「“これが映画のできるまで”的な単なるメーキングにはしたくなかった。金子監督や樋口さんたちの個人的レベルのところまで踏み込んでみたい。個人のひぼう、中傷になるのは避けつつ、人間の面白いところをピックアップしたい」とコメントを残しています。
(参考:「スポーツ報知」1998.12.25)

●庵野監督情報5:井上陽水が好き!
監督を務めたテレビアニメ『彼氏彼女の事情』のエンディング曲に井上陽水さんの『夢の中へ』を取り入れています。
庵野監督はそれについて以下のように語っておられます。
「いわゆる陽水マニアではないですけど、中学時代に女性の友達が、レコードを編集したものをダビングして、くれたんです。
その中に『夢の中へ』が入ってました。その娘が大好きな曲だったんです。その影響みたいなものがいまだに続いているんでしょう。
ベスト盤を聴いても、当時の原風景が出てくるんです。どれも懐かしいなあ、と。頻繁に聴くのは「夢の中へ」と「闇夜の国から」の二曲。両方とも、時代をほうふつとさせるメジャーコードの曲ですね。文字通り日常の曲ですよ。まあ、元気とかいやし系ではないんですけど、なんだか好きなんです。気がつくと、なにかふと聴きたくなってしまう曲なんですね。」
新劇場版のエヴァでも様々な楽曲の引用が独特で面白かったですが、今後の作品で陽水さんの曲が使われる事があるかもしれませんね!
(参考:「産経新聞」1999.11.19)

●庵野監督情報6:総監督を務めた『帰ってきたウルトラマン』の上映会で号泣!
庵野監督は1980年に入学した大阪芸術大学で、仲間たちと夜通し映画やマンガの話で盛り上がり、やがて8ミリ映画の自主制作を始めるように。
庵野さんふんするウルトラマンが奮闘する『ウルトラマン』を学内で上映すると会場は爆笑に包まれたそう。
この経験で味わった楽しさと喜びから『ウルトラマンDX』『帰ってきたウルトラマン』を制作。
そもそもウルトラマンをテーマにしたのは「小さなころからウルトラマンごっこが大好きで、本当は、監督するより、ウルトラマンになることのほうが目的だった」とのこと。
初めての本格的な映画作りとなった『帰ってきたウルトラマン』の撮影は大阪・キタの大阪駅前第三ビルに、段ボールで作った飛行機のコックピットを運び込んでクランクイン。真夜中のマンションで、踊り場や非常階段で発煙筒をたいて、ナパーム弾の着弾シーンを撮影し、淀川河川敷でウルトラマンと怪獣の死闘を撮影。ラストシーンは早朝、箕面の住宅街で行ったそう。
スタッフは延べ数百人、制作費は百数十万円に膨らみ、集団作業の力と、それをまとめる難しさを思い知ったんだそうです。
そして1983年3月、無事に大阪と東京で上映会を開催すると、千人を超える観客が集まったそう!
庵野監督は「かかわってくれた人すべてに感謝の気持ちでいっぱいに」なり、スクリーンを見つめながら涙を流したとの事。
そして、この作品を作った仲間たちと制作会社・ガイナックスを設立し、プロの道を歩み始めていくんですね。
NHK『プロフェッショナル』だとシン・エヴァの試写会では自らは会場の外にいて、飄々と次の仕事をされておられましたが、若かりし頃はこんな熱くてかわいい一面もあったんですね!
(参考:「読売新聞」2002.7.8)

●庵野監督情報7:キューティーハニーのサトエリ起用は妻の意見を参考に!
2004年に公開された映画「キューティーハニー」は、当時の最新のCG技術を駆使した新映像を模索、実写やアニメの範疇に入らないことから、新造語『デジタルコミック・シネマ』と命名、またの名を『ハニメーション』と呼び話題になりました。
この作品の主人公ハニーを実写で誰に演じてもらうか悩み人選に難航していた時、なんと妻である安野モヨコさんのアドバイスを参考にしたんだそうです。
庵野監督は当時のインタビューで「悩んでいたときに妻(漫画家、安野モヨコ)が“佐藤江梨子さんがいいんじゃない”と教えてくれたんですよ。
恥ずかしいけど、僕はそれまで佐藤さんを知らなかったんです。でも面接をしたとき、まだ話を聞く前、会った瞬間に佐藤さんに演じてもらおうと決めました」と語っておられます。
そして無事にクランクイン!「こんなポーズは絶対無理ですよ」と言いながらも佐藤さんは庵野監督の期待に応え、ハニメーションは完成されたそうです。
ちなみにこの時のインタビューでは、「根があまのじゃくなので同じことはしませんよ」と言いながらも、同じ永井豪さん原作の「リアルな『ハレンチ学園』の実写版だったらまた監督したいですね」とも語っておられます。
これは『シン・ハレンチ学園』ワンチャンありますかね!?
(参考:「産経新聞」2004.6.5)


以上、独断と偏見による庵野監督豆知識情報でした!
あくまでインタビュー当時の様子としての情報も含まれていますが、監督のお人柄や思考の流れが少しでも感じていただければなと思います!


ちなみに…
この記事のトップにある画像は以下の動画から!

●【よい子のれきしアニメ おおきなカブ(株)】
https://youtu.be/uqeU5a6YgCs
株式会社カラー創業10周年記念作品として発表された作品で、庵野監督の活動がわかりやすくかわいらしくまとまった素敵なアニメーション。
山寺宏一さんと林原めぐみさんも声の出演をされていて、エヴァファンにもたまらない作品となっております。
こちらの動画もオススメなので是非ご覧くださいね!


というわけで、私は、庵野秀明監督と、監督と一緒に作品制作をしている全てのスタッフの方、関係者の方々を尊敬&応援していますし、これからももっともっと庵野監督のインタビューを読んだり、作品を見たりしていきまーす!

ので、またどこか良き時に監督について語ってみたいなぁと思っています!!乞うご期待!!!!

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