高倉文紀

女優・アイドル評論家。『日経エンタテインメント!』『タレントパワーランキングWeb』『…

高倉文紀

女優・アイドル評論家。『日経エンタテインメント!』『タレントパワーランキングWeb』『日刊ゲンダイ』などで女優やアイドルの取材や記事執筆を担当。素敵な女優たちを知ってもらうために、言葉を紡ぐ。原稿のご依頼は、お問い合わせ欄まで。

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女優は、なぜ懐かしいのか

どんな女優が人気を集めるのか、という条件は、時代によって変化する。しかし、変わらないのは、はじめて会うのにどこかで会ったことがあるような懐かしさを秘めている女優が、いつの時代にもドラマや映画、CMで輝きを見せてきたことだ。 数年前に、平成生まれなのに懐かしい雰囲気を持った女優たちが「昭和顔」と呼ばれて注目を集めたことがある。それは、単なる一時的な現象ではなく、「新しさ」と「懐かしさ」が共存している女優が人気を集める傾向は今も変わりない。いつの日か、「平成顔」の女優が注目を集

    • (4月17日追加修正)2024年春の連ドラで期待したい次世代女優・男優全リスト

      ■女優編 ☆早瀬憩(NHK『虎に翼』、TBS系『からかい上手の高木さん』) ☆原愛音(『虎に翼』) ☆羽瀬川なぎ(虎に翼』) ☆倉沢杏菜(NHK『VRおじさんの初恋』) ☆伊藤万理華(NHK総合『パーセント』) ☆和合由依(『パーセント』) ☆川床明日香(日テレ系『約束 16年目の真実』) ☆吉川愛(日テレ系『街並みを照らすヤツら』) ☆月島琉衣(『街並みを照らすヤツら』『からかい上手の高木さん』) ☆嵐莉菜(日テレ系『ACMA:GAME』) ☆畑芽育(TBS系『9ボーダー』

      • 2024年冬ドラマで輝いていた女優大賞

        最優秀主演女優賞 奈緒(『春になったら』) ☆最優秀演技賞 吉高由里子(『光る君へ』) ☆最優秀ヒロイン賞 仲里依紗(『不適切にもほどがある!』) ☆最優秀助演女優賞 藤吉夏鈴(『作りたい女と食べたい女』シーズン2) 河合優実(『不適切にもほどがある!』) ☆最優秀深夜ドラマ主演女優賞 畑芽育(『パティスリーMON』) ☆最優秀初主演女優賞 林芽亜里(『先生さようなら』) ☆フレッシュスター賞 影山優佳(『ハコビヤ』『春になったら』) ☆殊勲賞 比嘉愛未(『作り

        • 2024年版・次に「ビールCM」起用の可能性が高い”もうすぐ25歳”の女優

          酒類関連9団体によって構成される「飲酒に関する連絡協議会」が、2016年から自主ルールに「25歳未満を広告のモデルに起用しない」という内容の項目を追加したことにより、25歳になってCM出演が”解禁”となる直後にビールや発泡酒のCMに起用されるケースが増えている。 2022年には芳根京子、中条あやみ、黒島結菜が、2023年には上白石萌音、広瀬すずが25歳になってビール類のCMに初出演した。2023年8月10日に25歳になった齋藤飛鳥は、11月から「クリアアサヒ」のweb CM

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        女優は、なぜ懐かしいのか

          女優評論家が選んだ2024年版「いまの日本のU-40女優」200人(2024年4月23日修正)

          2024年現在の女性俳優シーンにおいて特に重要だと考えられる40歳以下の女優200人を選んだ。 なお、 ・2024年に40歳となる1984年生まれ世代を年齢の上限として、2024年に誕生日が来ると41歳になる1983年生まれの40歳は含まない。 ・テレビドラマや映画のメディアを中心に活躍している女優から選び、小劇場などの演劇をメインとする人は含まない。 ・2024年現在の「いまの女優シーン」をポイントとしたため、実績があってもここ数年あまり作品に出演していない人、バラエティ

          女優評論家が選んだ2024年版「いまの日本のU-40女優」200人(2024年4月23日修正)

          2024年を象徴する女優・女性アイドルを出身地別に選んだ私選「センバツ代表」

          ◇若手女優・タレント部門 ■北海道1 三浦透子 ■東北3 駒井蓮(青森) 武田玲奈(福島) 富田望生(福島) ■関東5 福原遥(埼玉) 山田杏奈(埼玉) 飯豊まりえ(千葉) 伊藤沙莉(千葉) 白石聖(神奈川) ■東京1 永野芽郁 ■東海3 広瀬すず(静岡) 生見愛瑠(愛知) 清野菜名(愛知) ■北信越3 浜辺美波(石川) 馬場ふみか(新潟) 瀧内公美(富山) ■近畿6 堀田真由(滋賀) 髙橋ひかる(滋賀) 吉岡里帆(京都) 清原果耶(大阪) 小芝風花(大阪) 有村

          2024年を象徴する女優・女性アイドルを出身地別に選んだ私選「センバツ代表」

          2023年下半期、印象に残った女優出演CMトップ50

          1 なえなの・内海誠子「tapple」 2 渋谷凪咲「Metacore Games  マージマンション」 3 奈緒「ポケモンスリープ」 4 芦田愛菜「サントリー食品インターナショナル  サントリー天然水 ”地球との会話”篇」 5 中島セナ「マイナビ 創業50周年」 6 伊東蒼・野内まる「大塚製薬 カロリーメイト」 7 薬師丸ひろ子・原菜乃華「明治 ブルガリアヨーグルト」 8 堀田真由「日立ビルシステム」 9 岸井ゆきの「SMBCグループ」 10 川口春奈「ユニバーサルミュージ

          2023年下半期、印象に残った女優出演CMトップ50

          橋本環奈と浜辺美波の原点となった出演ドラマ/映画ベスト3を選ぶ(後編)

          前編では橋本環奈の原点となったと感じさせる作品ベスト3を選んだが、ここでは浜辺美波にとって女優としての「輝きの原点」になった出演作品ベスト3を独自の視点から選んでみたい。 橋本環奈はよく演じる役柄と同じように素顔も明るく活発で、彼女がいる場所がパッと明るくなる、そういうタイプの女優だ。それに対して浜辺美波も同様に明るいキャラクターを演じる機会が多い女優だが、素顔の彼女は橋本環奈と比べるとおっとりとして落ち着いていて、インドア派として知られている。20代になってからは積極的な

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          橋本環奈と浜辺美波の原点となった出演ドラマ/映画ベスト…

          橋本環奈と浜辺美波の原点となった出演ドラマ/映画ベスト3を選ぶ(前編)

          2024年後期のNHK連続テレビ小説『おむすび』でヒロインを演じる橋本環奈と、2023年前期の連続テレビ小説『らんまん』でも活躍した浜辺美波の2人は、ともに1990年代後半生まれ世代の女優だが、いまや令和時代の若手女優シーンを代表する2人に成長した。1980年代後半生まれ世代で綾瀬はるかと新垣結衣が時代を牽引したのと同じように、女優シーンの新しい時代を切り開く「ツートップ」になるうる予感を、彼女たちは秘めている。 2人にはデビュー当時から雑誌やWebサイトの取材で何度かイン

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          橋本環奈と浜辺美波の原点となった出演ドラマ/映画ベスト…

          印象に残った2024年公開・女優が活躍した日本映画ベスト20

          1位 交換ウソ日記 桜田ひより、茅島みずき、齊藤なぎさ  2位 なのに、千輝くんが甘すぎる 畑芽育、莉子、中島瑠菜 3位 隣人X疑惑の彼女 上野樹里 4位 法廷遊戯 杉咲花 5位 ロストケア 長澤まさみ 6位 658km、陽子の旅 菊地凛子、仁村紗和 7位 マンホール 奈緒 8位 カムイのうた 吉田美月喜 9位 渇水 門脇麦、山崎七海 10位 消えない灯り 織田美織、金澤美穂 11位 せかいのおきく 黒木華 12位 コーポ・ア・コーポ 馬場ふみか、北村優衣 13位 青すぎる

          印象に残った2024年公開・女優が活躍した日本映画ベスト20

          女優の演技が印象的だった2023年テレビドラマ・ベスト30

          1位 日曜の夜ぐらいは… ABC/テレ朝系 清野菜名、岸井ゆきの、生見愛瑠 2位 王様に捧ぐ薬指 TBS系 橋本環奈、りょう、松嶋菜々子 3位 初恋、ざらり テレ東系 小野花梨、西山繭子、若村麻由美、高山璃子 4位 転職の魔王様 カンテレ/フジ系 小芝風花、石田ゆり子、山口紗弥加、岡崎紗絵 5位 ミワさんなりすます NHK  松本穂香、恒松祐里、山口紗弥加、伊藤万理華 6位 星降る夜に テレ朝系 吉高由里子、長井短、中村里帆、吉柳咲良、若月佑美 7位 あたりのキッチン! 東海

          女優の演技が印象的だった2023年テレビドラマ・ベスト30

          2023年秋ドラマで輝いていた女優大賞最終結果

          ☆最優秀主演女優賞 松本穂香(『ミワさんなりすます』) ☆最優秀演技賞 生見愛瑠(『セクシー田中さん』) ☆最優秀ヒロイン賞 平手友梨奈(『うちの弁護士は手がかかる』) ☆最優秀助演女優賞 工藤美桜(『あたりのキッチン!』 恒松祐里(『ミワさんなりすます』) ☆最優秀連ドラ初主演女優賞 堀田真由(『たとえあなたを忘れても!』) ☆フレッシュスター賞 大和奈央(『Maybe恋が聴こえる』) 生越千晴(『相棒Season22』) 早瀬憩(『うちの弁護士は手がかかる』)

          2023年秋ドラマで輝いていた女優大賞最終結果

          町を駈ける女優~栃木市を歩きながら、吉岡里帆主演『しずかちゃんとパパ』について想ったこと

          栃木県の栃木市に行く用事があったときに、近くに『しずかちゃんとパパ』のロケが行われた商店街があると聞いたことを思い出し、足を伸ばしてみた。 ドラマや映画のロケで撮影許可などをお膳立てしてくれるのが各地のフィルム・コミッションだが、栃木市フィルム・コミッションのWebサイトには、過去のロケ支援実績として、『しずかちゃんとパパ』(撮影場所:うずま公園、巴波川沿い、ミツワ通り、嘉右衛門町)と記載されている。ビジュアルとしてのシンボルとしてドラマの中にたびたび登場した「ミノワ通り共

          町を駈ける女優~栃木市を歩きながら、吉岡里帆主演『しずかちゃんとパパ』について想ったこと

          専門分野とMY FAVORITE SHINGS

          ◇専門分野 女優、男性俳優、女性アイドル、テレビドラマ、日本映画、CM、オーディション、芸能プロダクション、タレントマーケティング、映像演出評論など ◇好きなもの 東京散歩、テクノ・電子音楽(イエロー・マジック・オーケストラ、クラフトワーク、ジ・オーブ、LFO、SUGAI KEN、Shi‐shonen)、シンセサイザー、ヴィブラフォン、ガムラン、ミュージック・コンクレート、フィールドレコーディング(自然音)、水琴窟、環境音楽、ヴェイパーウェイヴ、シティポップ、宮沢賢治、探偵

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          私がインタビューで聞いた珠玉の言葉(名言)セレクション【新垣結衣・石原さとみ・長澤まさみ篇】

          前回は、さまざまな雑誌・Webサイトでのインタビュー取材を通じて橋本環奈・浜辺美波・広瀬すずの3人の女優から聞くことができた名言を集めてDJ MIXのようにつないだ。今回は、1980年代後半生まれの主演級女優、新垣結衣・石原さとみ・長澤まさみへのインタビューの中から選んでみた。 初期の発言の中には、現在の彼女たちの考えとは違っているものもあるかもしれないが、そのころにどう思っていたかの貴重な記録にはなると思う。 新垣結衣篇 実家に帰って散歩をしていると、必ずひとりくらい

          私がインタビューで聞いた珠玉の言葉(名言)セレクション【新垣結衣・石原さとみ・長澤まさみ篇】

          女優たちの「名前」にちなんだ、架空の鉄道旅をする。

          ①東京~東北~北海道~北陸コース 上野 東京・JR東日本 (上野樹里) ↓ 綾瀬 東京・東京メトロ千代田線 (綾瀬はるか) ↓ 飛鳥山 東京・都電荒川線 (齋藤飛鳥) ↓ 高田馬場 東京・JR東日本 (高田里穂・高田秋・馬場ふみか) ↓ 川口 埼玉・JR東日本 (川口春奈) ↓ 戸田 埼玉・JR東日本 (戸田恵梨香) ↓ 吉川 埼玉・JR東日本 (吉川愛) ↓ 上白石 栃木・旧東武会沢線(廃止された貨物駅) (上白石萌音・萌歌) ↓ 福原 茨城・JR東日本 (福原遥) ↓

          女優たちの「名前」にちなんだ、架空の鉄道旅をする。