橋本環奈と浜辺美波の原点となった出演ドラマ/映画ベスト3を選ぶ(後編)

ロケが行われた秩父に私用で行ったときに、街のいくつものお店の店頭に、ドラマの放送から2年が経過しているにもかかわらず、浜辺美波の名前もクレジットされているドラマのポスターが貼られているのをみつけた。という話を、その直後に、当時まだ高校生だった浜辺美波にインタビュー取材する機会があったので伝えると、彼女はとってもうれしそうな笑顔を見せた。

本文より

前編では橋本環奈の原点となったと感じさせる作品ベスト3を選んだが、ここでは浜辺美波にとって女優としての「輝きの原点」になった出演作品ベスト3を独自の視点から選んでみたい。

橋本環奈はよく演じる役柄と同じように素顔も明るく活発で、彼女がいる場所がパッと明るくなる、そういうタイプの女優だ。それに対して浜辺美波も同様に明るいキャラクターを演じる機会が多い女優だが、素顔の彼女は橋本環奈と比べるとおっとりとして落ち着いていて、インドア派として知られている。20代になってからは積極的な一面も見せるようになったようだが、10代の頃は今よりもっと静かな女の子だった。素顔とはギャップが大きな役も、普段着を着ているかのような感覚で親しみやすく演じることができる彼女に、女優としての天性の才能を感じる。

そんな彼女が、振れ幅の大きい「非等身大」なヒロイン像を得意とする若手女優として持ち味を発揮するようになる原点になったNHKドラマを3位、コミックやアニメが原作の作品で魅力的に演じる女優としてアニメファン層にも高く評価された原点の作品を2位、連ドラ主演女優としてのポジションを確立して、可憐な魅力の原点になったドラマを1位に選んだ。

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