手元にあったもの

以下の文は，私が計画相談支援員宛に送ったメールの一部を引用したものです．自分の変化がよく分かるものです．

以下，引用

最近の経過報告

ここでは，最近のカウンセリングで話したことや，そのカウンセリングの後に気づいたことをお伝えしたいと思います．

現在の自分と，6年前〜1年前の自分とを比べてみると，精神的に落ち着き，体力がついて疲れにくくなり，寒さにも耐えられるようになったように思います．

振り返らないと気づきにくいのですが，過去の自分と比べると，色々と変化し続けていることがわかります．

原因としては先ず，小さな成功体験を積み重ねていることがあると思います．ハードルの高い目標設定をせず，小さな目標を立て，それを成し遂げることで，自己肯定感が高まり，そのことにより，精神的な安定を得られているのだと考えました．

特に，対人関係が上手くいくと，自己肯定感が高まる気がします．例えば，伝えたいことを伝えられた．話を聞いてもらえた．それにより実際に事態が動いた．挨拶ができた．挨拶を受け取った等です．

人に受け入れられたことにより，安心感を覚えているということもあると思います．

ですから，成功体験の獲得や自己肯定感の向上のためにも，人との適度な関わりが必要だと思いました．

次に，オーエンス健康プラザ(市営のジムのような施設)に足掛け3年ほど通っていることが挙げられると思います．

3年ほどトレーニングを続け，プロテインやサプリメントの摂取だけは怠らないようにしていたので，筋肉量が増え，そのことで体力や基礎代謝が向上したのだと思います．なので，トレーニングはこのまま継続していいたいと思います．

最近は料理の献立（といっても大したものではありませんが）を考え，実際に調理して食べることに，充実感や喜びを覚えています．

元々，中学生から料理やお菓子作りが好きで，食べることも好きだったので，以前の自分を取り戻したように思います．

過食と嘔吐があるので，経済的な負担や健康リスクを考えて，料理することを避けてきましたが，我慢し続けるのはやはりしんどいです．

家事や料理，1日の計画を立て，それを遂行していく力も，数年前と比較すると，だいぶ戻ってきたように思います．そのことも，自分が以前より変化していることを知る指標になりました．

私は虚無感を訴えてきたのですが，以前までは自分の外側，他者にその穴埋めを求め，色々探し回っていましたが，自分の中に，既にそれがあったことを思い出した感覚もあります．

どうやったら満たされるのか，それを探し求めて彷徨っていたのですが，灯台下暗しというか，自分の手元にそれがあったようです．

私にとっては，仕事を頑張ることや，地位や名声を手に入れることよりも，日々の暮らしを穏やかに充実させることの方が大切なようです．これも，時間と共に変化するかも知れませんが，今はそう言った思いでいます．

今の心境は「自分が一番好きな自分」に近いと感じています．焦らず，気負わず，自然体でいる．これが本来の自分というか，心地よい自分だと．