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今月は「災禍の記録」を通して、災後のつながりをつくる「カロクリサイクル」特集!(「Artpoint Letter」2023年2月号より)

東京アートポイント計画では、月刊メールニュース「Artpoint Letter」を配信しています。こちらの記事では、メールニュースで配信したコンテンツをお読みいただけます。

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日差しもようやく春めきはじめ、あたたかく過ごせる日が増えてきましたね。今月のメールニュースでは、プロジェクトメンバーへのインタビュー記事や、記録から「表現」をつくるワークショップから生まれた展覧会についておしらせします。

誰もが「災禍の記録」を語り、きくことで、記憶は生き続ける
—瀬尾夏美「カロクリサイクル」インタビュー

東日本大震災後、東北に移住し、10年にわたり被災者の経験に耳を傾けてきたアーティスト・瀬尾夏美さんらが中心となってはじめた「カロクリサイクル」では、禍録(カロク)との新しい向き合い方や語り部のネットワークの形成などを目指しています。
「カロク」とは、災厄を体験した人、目撃した人がさまざまなかたちで残した「災禍の記録」のこと。全国各地で独自に生まれ引き継がれている禍録をもとに、新しい表現やコミュニティの起点として機能させる狙いを、「リサイクル」という言葉に込めています。

2022年に生まれ故郷である東京に戻り、活動を始めた瀬尾さんに、カロクリサイクルの活動についてお話を聞きました。

[3/4~11開催]展覧会「記録から表現をつくる」(カロクリサイクル)

昨年夏に開催されたワークショップ「記録から表現をつくる」の参加者たちが、戦争、災害、地域の声、みずからの記憶などのテーマについて、継続してきたリサーチをもとに制作した作品や記録の展示をROOM302で開催します。

[動画公開]「アートプロジェクトの運営をひらく、◯◯のことば。」(Tokyo Art Research Lab)

アートプロジェクトの運営にまつわる「ことば」を取り上げ、現場の運営を支えるために必要な視点を紹介する映像講座を新たに7本公開しました。noteの解説記事とあわせてご覧ください。

[記事公開]「アートプロジェクトの担い手のための手話講座」レポート公開(Tokyo Art Research Lab)

ろう者と聴者のコミュニケーションの違いや「ろう文化」に触れ、現場で活かせるコミュニケーション技術やアクセシビリティへの視点を育む、3つの講座シリーズのレポートを公開しました。

[記事掲載]東京アートポイント計画 + NPO法人音まち計画(千住)(東京アートポイント計画)

ウェブメディア「Tokyo Art Navigation」にて、プログラムオフィサーと「NPO法人音まち計画」がどのように事業を共催していたのかを紹介する記事が公開されました。

【今月のおすすめコンテンツ】配信番組「テレビノーク」

カロクリサイクルの瀬尾夏美さんと中村大地さんがパーソナリティとなり、毎月さまざまなゲストを招きながら、「災禍」や「記録」にまつわる活動についてお届けする番組を配信しています。現在#7までのアーカイブを公開中です。
次回は3月11日に配信予定。スペシャル版として、各地域につなぎ、それぞれの土地の3月11日の声を聞きます。

動画だけでなくnoteでも番組の様子を発信しています。ぜひご覧ください。
【レポート】テレビノーク #0#1#2#3#4#5

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最後まで「Artpoint Letter」を読んでいただき、ありがとうございます。 「Artpoint Letter」では、もりだくさんのプログラム情報はもちろん、様々なまちのアートプロジェクトの舞台裏や、プログラムオフィサー視点の読み物などをお届けしています。 東京アートポイント計画の活動や、都内各地のアートプロジェクト、プログラムオフィサーの仕事に関心のある方におすすめです。購読を希望される方は、申込みフォームよりメールアドレスをご登録ください。(登録無料)