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東京西側放送局:配信後記

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収録時に喋りきれなかったことについて各人が書き下ろした記事を公開しています。
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2021年4月の記事一覧

加藤シゲアキ『オルタネート』は至高の文学作品だったのか

「話題の本について話してみよう」ということで、加藤シゲアキの『オルタネート』についての感…

鹿間羊市
3年前
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『オーラの泉』ブームから考える価値判断力の鍛え方

「オカルト」を好んで受け入れる人もいれば、そうでない人もいる。当たり前の話だ。俺の場合は…

なかた
3年前
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コンテンツの“ポルノ化”と、「編集の目」が持つ意義

今さら「なろう系」の話をした。少し前の配信だし、これから書く内容も今さら感のあるものなの…

鹿間羊市
3年前
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作家、Aマッソ・加納愛子に“可能性”はあるのか?

 いまや、出版社・書店が主導するどんなブックフェアよりも、「読書好き芸人」での紹介が売り…

なかた
3年前
8

《実例付》オジサン構文について語るとき俺たちに欠けていた視点

「東京西側放送局」という音声配信番組をやっている。11回目の配信で話し合ったテーマは『「オ…

なかた
3年前
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ぼくが太宰治について語りたくない理由

東京西側放送局の第9回は、太宰治の映像化作品について語り合う、というものだった。実際には…

鹿間羊市
3年前
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配信後記(第7回) 宗教家と詐欺師のボーダーライン

正直に白状すると僕はオカルトも含め、広い意味のスピリチュアリズムが結構好きだ。人が人のために頭を捻っていろいろなシンボルを取り込み、何とかしてこの世界のよくわからない部分を説明しようと躍起になっている、その思考の道筋をたどるのが好きだ。誰かが作った色んな形態の「スピリチュアル」が今の世の中には跋扈している。そしてたぶん、「スピリチュアル」は古い時代からずっとあったことだった。 第6回の放送でも話しているとおり、今や世界宗教の座をほしいままにしているキリスト教だって、元を正せ

“漫画だから”こそ傑作になった『セトウツミ』という作品について

『セトウツミ』(秋田書店/此元和津也)を読んだ。思考停止した感想を初めに記すと「面白かっ…

なかた
3年前
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