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私をイギリスに運んだ理由たち
最近びっくりしたのが、久しぶりに『What's brings you to UK?』って聞かれたこと。
なんでこの国に来たの?って聞き方は色々あって。直接だったり遠回しにだったり。
How come did you chose to be here?
Do you like this country? とかとか。
その中でも
What's brings you to here?は、とても丁寧な印象。カジュアルすぎず礼儀正しくて、私はこの言い回しが一番好きです。
反面、とても嬉しかった。私のことを本当に知りたいと思ってくれてて、対話的な会話を楽しめる人なんだと。
「Mmm...It's has a quite long story.(めっちゃ長くなるよ?)」
『Oh can you share the story? I’d love to know while also getting to know you.(話してくれる? 知りたがりっていうのもあるけど、君のことをもっと知りたいから。)』
そうねぇ。
まずひとつ。私の上手くも下手でもない英語をなんとかしたかったから。
気づけばそれなりに話せていたくせに、相手の話はそこそこ分からないし文法はボロボロ。だから、きちんとした英語を身につけて、不自由なく使えるようになりたかったの。
昨今は「独学で英語ペラペラ」みたいなのがフィーチャーされてるしある種美德とされてるけど、私は自分自身がそこまで努力出来ない事を知ってるから、そもそも英語漬けの環境に身を置きたかったのです。
私も少しやってみたけど、あれには想像を絶する努力と継続が必要です。
ふたつ。日本から逃げ出したかったから。固定観念がちがちで、世間体だったり普通であることだったりを気にしすぎる国民性がどうにも私には合わなかった。
あとはまぁ天候も。あの暑すぎる夏と花粉に苛まれる春は本当に辛いから.....
みっつ。大学時代の専攻がイギリス史だった。もともとヨーロッパ圏の歴史や文化が好きで、その時紅茶やコーヒーにハマっていた私はイギリスにお熱だったのです。
一度オックスフォードに留学してから、更にこの国の面白さや気候の良さの虜になり、イギリスの社会階層の仕組みや国の成り立ちにひどく興味を持ちました。それは今でもです。
よっつ。言葉の使い方が好きだから。知らない人にでも良いと思ったら率直に褒めるし、不満がある時は忌憚なくただ少しウィットを含んで伝える。
特にイギリス英語はポエミーな傾向が強くて、ロマンチックだなぁと。
いまではこの国からも逃げ出したいと思ってるけど。なんで私がこの国にいるのか、この状態で言語化できたのはとてもありがたいことでした。
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