saia/ひなみ

旅を愛する自由人。東京生まれ東京育ちの元編集者。 日々の気づきや"当たり前&…

saia/ひなみ

旅を愛する自由人。東京生まれ東京育ちの元編集者。 日々の気づきや"当たり前"への問題提起を、ていねいに綴っていきます。 [海外, ライフスタイル, 美術, 美容......etc]

最近の記事

I won't be the one who...

Let me talk about how wonderful days have I spend lately. There's no one who share the bath room with me. There's no noise making by loud voice chatting. There's just a peace. All I need was "left myself in peace". Oh got it still remai

    • 私をイギリスに運んだ理由たち

      最近びっくりしたのが、久しぶりに『What's brings you to UK?』って聞かれたこと。 反面、とても嬉しかった。私のことを本当に知りたいと思ってくれてて、対話的な会話を楽しめる人なんだと。 「Mmm...It's has a quite long story.(めっちゃ長くなるよ?)」 『Oh can you share the story? I’d love to know while also getting to know you.(話してくれる?

      • 発達グレーと長期留学@イギリス

        まず、軽くイギリスに来るまでをお話しします。 中医学で言えば気虚、 西洋医学で言えば、広汎性発達障害PDD、ADHD不注意型のグレーゾーン。 軽度の鬱になったことまである私がそれでも大学まで出られたのは、数々の先生と家族の支えがあってこそでした。 現在、イギリスの長期語学学生(約1年)をしています。 ここでもというか、海外に一人なので、今までに想像もしていなかった壁がたくさんありました。 ということで、私が感じた困難たちと乗り越えた方法について、お話ししていきたいと思いま

        • ヨーロッパ旅行は夏がベスト?

          ヨーロッパは夏が一番? ヨーロッパからさらに北。イギリスに住んで4ヶ月。 5月末からここにいる私はフルスロットルでヨーロッパ圏の夏を体験した。 さらにヨーロッパ中心に13カ国20都市以上を旅行している私は疑問に思った。 ん?夏、あったっけ….? 今年もイギリス国内やオランダをちまちま旅していた私だけど、住んでいる人たちはこぞって『最近の夏はおかしい。we have early summer and pouring summer』(早めの夏と土砂降りの夏が来る)みたい

        I won't be the one who...

          なぜ日本人は礼儀正しく思われるのか。

          イギリスに来て6日目。 語学学校に通い始めて5日目。 金曜日の今日は学校が昼前に終わる。 ということで。 同じクラスで仲良くなったブラジル人2人組とお出かけ。 私がお手洗いから戻ると、 『おかえり、あのね今、ひなみってとっても礼儀正しいよねっていう話をしてたのよ』 「ん?どこが?」 イギリスきてからの私はニコニコフレンドリー野郎、以上。だったので全く礼儀は気にしていなかった。 海外来たての日本人って、そんな感じだと思う。 『おしゃべりする時に色んな人にたくさん話を振っ

          なぜ日本人は礼儀正しく思われるのか。

          ヨーロッパ・ラテン、言語に関する一考

          ラテン系と言われれば、どこの国を思い浮かべるでしょうか。 メキシコ、ブラジル、キューバ、コロンビアあたりのラテンアメリカでしょうか? それともスペイン、ポルトガルのヨーロッパラテンでしょうか? 広辞苑の定義としては、 ラテン系言語(ロマンス諸語)を話す諸民族の通称。ということなので、どちらもラテン系に相違ありません◎ では、ラテン系言語(ロマンス諸語)とは何でしょう? フランス語・イタリア語・スペイン語・ポルトガル語など、西ヨーロッパから発生した言語のことを指します。

          ヨーロッパ・ラテン、言語に関する一考

          わたしと弟のちいさな夜

          『お姉ちゃん、話しかけていい?』 「ん?なに?」 なんてこともない満月の夜。 私たちは家族で中華料理を食べに出かけ、それぞれお風呂に入り、なんとはなしにリビングに集まり各自パソコンで思い思いのことをしていた。 『好きなことで稼げたらいいよね。  ほら、僕が好きな海外鉄道史の原典翻訳とかで、食べていけるくらいのお金を稼げればさ。』 といいつつ、開いているのは外国のニッチな研究者の英語論文。 彼の大学での専攻とはあんまり関係がない。 邦語文献はほぼ皆無で仕方なく英語でリサ

          わたしと弟のちいさな夜

          バイリンガルが気づいたこと

          日々使用するのは日本語がメイン。 英語話せる人とは混ぜ混ぜして話すことが多い。 そんな中で、わたし気づいちゃいました。 誰かを褒めたい時、 ちょっとおしゃれに言葉を使いたい時、 英語めっちゃ便利じゃない? たとえば。褒めたい時。 英語圏だと、知らない人の持ち物でも褒めたり何気なくお店の人とおしゃべりすることも多いからこそ、さらっと「あなたの服めっちゃ好き!」とか「髪の毛、超可愛い!」とか誰にでも恥ずかしがらずに伝えられる。 日本だと(えー、あの服超可愛い!どこで買った

          バイリンガルが気づいたこと

          コロナラプンツェル3日目×無料食料配達(東京都)

          熱は大体落ち着いたものの、鼻水地獄と倦怠感に見舞われています。 10時くらいまで寝てしまい、慌てて作り置きゼリーを食べて薬を流し込み。 頭は相変わらずぼおっとしているので、なんとなくお絵描きをして。 13時くらいに描き終わり、そろそろ薬飲まなきゃとリビングに行ったタイミングで、オートロックのベルが鳴った。 Amazon?最近なにも頼んでないけど。と思いつつ出ると、都の食料配達だそうで。 遂にきたー!と待てど暮らせど、部屋のインターフォンは鳴らず。不思議に思って、とりあえ

          コロナラプンツェル3日目×無料食料配達(東京都)

          20代女子、酔えない理由。

          年末年始。 年の末で打ち上げ華やかムードに、街が人が色めき立つ。 当然のようにお酒の席も多くなる。 そのなかで、お酒好きで弱いのに全く潰れないレア人種はあなたの周りにいるだろうか? 忘年会はどんちゃん騒ぎで潰れる人も多い。 酔っ払って記憶を無くす上司、飲み過ぎで手に負えなくなりタクシーに突っ込まれる同期、終電で寝過ごして呆然とする大学生。 酔いはまわるまわる。 だけど、酔えるって幸せなことなんです。 なぜなら、その場にいる人に心を許しているから。この人たちの前なら酔っ

          20代女子、酔えない理由。

          ポルトガル🇵🇹おとぎの国のろうそく屋さん

          2022年10月。 ローカルなお店大好き&キャンドルにハマっていた私は、下調べしていたキャンドル専門店に足を運んだ。 1700年台から続く歴史あるお店だ。 「Bon dia-!」(こんにちは) 『Bon dia』 重厚な扉を開けると、真鍮で縁取られたガラスケースに素敵なキャンドルが美しく陳列されていた。 私をぐるりと囲むショーケースは穏やかにきらめいて見えた。 クラシカルなヨーロッパ調の店内に、色とりどりのキャンドルが並ぶ。 深い青の蝋燭に仄かな桜色と落ち着いた金色で

          ポルトガル🇵🇹おとぎの国のろうそく屋さん

          コロナラプンツェル2日目

          夜中から高熱にうなされ、何回も目が覚めた。 喉が渇いてお水を飲もうとするが、喉が痛すぎて飲めない。 ああ、だから風邪の時はスポーツドリンクが必要なのか...と納得しつつも、夜中だし体が重くて熱くて、とてもコンビニにいける状態じゃなかったので、朝までなんとか布団に潜る。 (全然寝られなかった) 朝起きると体調がこれでもかというくらい悪く、声は出ないし常に喉に激痛が走りつづける。 朝イチで母にスポーツドリンクの買い出しをお願いした。 母は片腕を怪我していて重いものはあまり持

          コロナラプンツェル2日目

          コロナラプンツェル1日目

          朝起きて(なんだかだるいなぁ。仕事行きたくないから?)と思いつつ、出勤の支度。 母に「なんか金曜くらいのやつれ具合じゃない?まだ火曜よー」と言われるも 「まぁ、昨日頑張ってたみたいだしねぇ。」くらいのものだった。 だるいし行きたくないのはいつものことだけど、ここまで身体が重くなることはない。 私は前職で軽度うつの既往がある。 まさか....再発?そんなわけないよね。大丈夫、いつも通り仕事いやなだけ! と、気持ちにムチを打って会社へ。 頭がポワポワしたまま、電車に乗る。

          コロナラプンツェル1日目

          愛のかたちー認知症のおばあちゃんと私ー

          おばあちゃんの訃報を聞いた時、 ああ、そろそろだったろうな。と冷静に受け止めた。 老人ホームに入って6年。 認知症が始まったのは15年以上前のこと。 お正月に顔見せに行った時は、もうほとんど骨と皮で。ただほのかな温もりと血の巡りが生きながらえていることを緩やかに証明していた。 ○月×日、お通夜あるからね。 あなたスーツ着ていきなさいね。就活で着たのあるでしょ。 淡々と時は進み、 あっという間にその日は来た。 小さな家族葬。 親類は少なく付き合いも浅い。 手短に挨拶を済

          愛のかたちー認知症のおばあちゃんと私ー

          マトリカリアという花

          お花屋さんは秋の気配。 ただ秋の切花が入ってくるだけではない。 全体的なお花の種類も増し増しになるし、 夏の盛りに姿を消していた、お求めやすい小さな花たちが戻ってくるのだ。 (真夏の暑さだと、出荷量も少なくなるみたい) 利休草やセンニチコウ、 ブルースターやオンシジウム。 大きいものだと、 グラジオラスやカラーなども。 ひとつひとつ、入荷される度に (おかえりなさい! 会いたかったよー!)となんだか感動してしまう。 それくらい、夏の高温は切り花の生育にも持ちにも大打撃

          マトリカリアという花

          「なんでもできる人」が苦悩する理由

          『ひなみ、久しぶりー!』 怜ちゃんは昔から計画的で賢く、 自分に出来ること/出来ないことを良く分かっていた。 自分に手の届く理想を設定して、 着々と自分に出来る計画を練る。 現実的に夢を見る女の子だった。 新卒で入った会社で、社会人3年目を迎える彼女。最近の仕事事情を聞いてみると。 『このままでいいのかなあって思うよ。  有休取っても電話とか仕事の対応入るから、  結婚して家庭持ったら続けられないかも』 怜ちゃんと旅行をした時、 離島へ向かうフェリーでも社用PCを開

          「なんでもできる人」が苦悩する理由