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相法早引75(寝入る相/寝ている時の相を論ず)

・寝ている時、笑っているように観える者は心に毒がなく、必ず人から取り立てられる(≒抜擢される)。

・寝ている時、愁い顔(=愁訴しているような顔)に観える者は必ず天(≒神仏、上司、目上)に不満がある。生涯、辛労が絶えない。

・寝ている時、その姿が淋しそうに観える者は心気が弱い。また、短命である。その寝姿に陽気が現れてくるに随って、自ずと命が延び、運が自然と順(めぐ)るようになる。

・寝ている時、口を閉じている者は長寿である。また、相応の福分がある。逆に、口を開いている者は辛労が絶えない。

・人が寝ている時は、無意識であり、心は丹田にある。ゆえに、己の天命を現わすのである。逆に、目覚めている時は、意識は一身の陽穴(≒要穴、眼)に遊会する。よって、面上(≒顔)に変化が現れる。


-東京つばめ鍼灸-
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