不動産も営業も未経験!新メンバーに聞く、東京R不動産の仕事
●夢は大家さん?入って1年未満の新メンバーを紹介
Q1.東京R不動産で働く前は、どんなことをしていましたか?
大学卒業後、すぐに海外へ
日本にある「新卒一括採用」がなんだか受け付けられなくて、大学卒業後すぐ海外に行きました。シンガポールに移住して就活し、会計や財務回りの会社員になりました。その会社の出向という形で、マレーシアにも1年半くらいいました。
でもだんだん「働くこと」自体にも疲れてしまって、いったん仕事を辞めました。「しばらく好きなようにしようかな」とそのままマレーシアでのんびり過ごしたり、イスラエルに移住してみたりして、とにかく好きなことをする1年半を過ごしました。
フリーランスの形で仕事を再開
そんな生活をするうちに本当にお金がなくなってきてしまって(笑)。イスラエルで暮らしながら、オンラインで完結するフリーランス秘書の仕事を始めました。「そろそろ帰ろうかな」という感じで日本に帰国したあとは、秘書の仕事を続けつつ、舞台芸術団体の助成金まわりの仕事や、マイクロファイナンスの活動をしていました。
●「大家になりたくて」「面接で宿題」?エントリーにまつわる話
Q2.東京R不動産を知ったきっかけと、志望動機は何ですか?
自身の部屋探しで東京R不動産を発見
帰国して、お部屋探しをしているときに東京R不動産を知りました。街中の不動産屋はなにか違うんだよなあと思っていたのですが、東京R不動産は「倉庫っぽい」「レトロな味わい」といった特徴のアイコンで選べて、「これこれ!」と。ブワーっとたくさんある情報の中からお気に入りを選ぶのが好きな自分にピッタリなサイトでした。
「住環境が好きだなあ...そうだ、大家さんになりたい」
日本で過ごしていると時間にゆとりが生まれ、考え事をするようになりました。仕事を考えるにあたって「自分の好きなもの」を思い返していたら、そういえば「住む環境」にはこだわりがあったなと思って。祖母が大家業をしていて大家の存在が身近だったことも重なって、私も大家さんになりたいと思ったんです。
大家と言っても、売れそうな物件に仕上げるという投資目的ではなくて、あくまで自分の好きな空間を作って、その良さがわかる方に借りてもらえたら夢があるなと...。なので、価値観の合う不動産屋で勤めたら勉強になりそう!と思ってエントリーしました。東京R不動産のインスタライブを見て、スタッフたちの空気感を見たりもしていましたね。
Q3.面接について教えてください。
一次面接で「できるかは分かりません」
面接はそれぞれ面白かったです。東京R不動産では一次面接を会社の代表者(林)が行うと伝えられて、「最初から創業者!?」って。経営者なら人を見る力があるだろうから、何か調子のいいことを言っても絶対見抜かれるなあと思ったので、「営業はできる?」と聞かれて「やったことないから分かりません」と答えました(笑)。
それで色々な物件を見ながら、マッチングアプリみたいに「この物件は個人的にどう?アリ?ナシ?」と聞かれました。人となりだけでなく、物件の勘所があるのか見られたんだと思います。「きみは "がっつりデザイナーズ物件” が好みなんだね。でもなんだか働いているうちに、東京R不動産の雰囲気にも合わせられる気がする」と言われて。受かるかは分からないけれど、面白い会社だなと思いました。
面接向けて出された宿題
二次面接に向けては「サイトに載せられそうな物件を、インターネットと自分の近所から1つずつ選んで、紹介記事を作ってきて」という宿題が出されていて、当日は仲介スタッフ2人に見てもらいながら色々な話をしました。
●いよいよ入社。仕事の進め方は「放牧スタイル」?
Q4.入社してすぐは、どのように仕事を進めていくのでしょうか?
「放牧スタイル」がちょうどいい
まず初日に、不動産業界の基礎知識について教わりました。そのあとは一週間ぐらいネット上で物件を探す練習をしたり、いくつかの物件の撮影・記事作成をして添削してもらったり。他には、色々な先輩方の内見に4回ほど付いて行かせていただいたのですが、どなたもいきなり営業スイッチが入るわけでもなく「いつものまんま」なのが印象的でした。
そうして1ヶ月ぐらい過ごしていたら、黒田さんが「じゃあもう、1人で進めてよさそうだね」って。私はこういった、体系立っておらず堅苦しくない仕事の進め方が合うタイプなので、この「放牧スタイル」がとてもありがたかったです。でも何かを相談したら親身になって教えてくだったり、「この前のあれ大丈夫?」と声をかけていただいたり、そういった距離感がちょうどいいなと感じています。
最初は向いているのか分からなかった
だんだんお客様の入居申込が頂けるようになってからは心が安定しましたが、入社して3ヶ月は、仕事が自分に向いているのか分からず辛い時もありました。サイトに掲載するための「物件探し」は向いている方かなと思うのですが、それ以外の「タイトル付け」や「記事作成」などの業務は「向いて”なくはない”のかな?」という感じで。
それでも東京R不動産はお客さんが皆いい人なのと、社内のスタッフもいい意味で「チームチームしていない」のが合っているので、なんとか続けてこれました。
Q5. 1年弱働いてみて、得たこと・学んだことは?
物件や客層の「カテゴリ」を感じて
一口にいい物件と言っても、自分なりに「ほっこりリノベ系」「ゴリゴリデザイナーズ系」といったカテゴライズができてきて、街や賃料帯などによってもどんな方に来てもらいやすいかが徐々に見えてきました。また、「自分の好みドンピシャではないけれど、好きだと言ってくれる人もいそう」という物件もアップしてみながら、それぞれ内見に来る客層を見るのも勉強になっています。
いろんな人との出会い
お客さんはクリエイター系の方が多く、内見のたびに新しい出会いがあります。それに、自分が心から「住みたい!」と思える物件を載せると、自分と友達になれそうだなあと感じる方々が内見に来るのも面白いです。お客さんだけでなく大家さんたちも、「お任せするのでページを好きに書いて」という方から、詳細まで公開内容の確認が必要な方など本当にさまざまで、普段知り得ない方々と関われるのが学びになります。
●拠点が2つ!プライベートでも「家」が好き
Q6.住んでいる家について教えてください。
「本邸」と「遊び部屋」
私は拠点が2つあって、ひとつは恋人と猫と暮らしている「本邸」。それとは別に、自分一人で自由に使える空間が欲しいなと思って借りた「遊び部屋」です。仕事をしたり、上京してきた友人に宿泊場所として提供したり、食事会を開いたりしています。
遊び部屋は外から見たらボロボロなのですが、中はこのように真っ白。DIY可能の物件なので、休みの日には鍵置きやキッチンの棚を造作したり、デスクやゴミ箱などの家具をDIYしたりしています。今度は金物職人さんに頼んで、部屋全部をぐるっと囲むカーテンレールを取り付けたいなと思っています。
ギャンブル系インテリアの大家になりたい
大家として扱いたいのは、「自分の、自分による、自分のための複合施設」というイメージです。万人受けはしなさそうだけれど、東京R不動産に載せれば借り手・買い手は見つかる気がしています。私の好きな部屋はどんな層に受け入れてもらえるのか、東京R不動産での業務を通じて勉強中です。
●「できるか分からない」と答えた初心者でも、一人前のスタッフに
最後に、エントリーを迷っている方にコメントをお願いします!
仕事はお金を稼ぐためだけでなく、学ぶ目的で選んでもいいと思います。好き嫌いがはっきりしている人や、放牧スタイルが合う人にはきっと合う会社だと思います。不動産業界には当たり前がなくて、業務は毎回イレギュラー。そういうことにもチャレンジできる人は、私のように未経験でもきっとやっていけるのかなと思います。
松下さん、ありがとうございました!
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