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加藤社長に学ぶ 自己実現のための「信用の積み重ね」と「自己ブランディング」

これからの働き方について悩む中で、
「自分は一体何がしたいんだろう?」と
自分自身が分からなくなったことはありませんか。

今回インタビューさせていただくのは、エンターテイメント系サービスを提供する複数のブランドラインを持つ「KATO MUSIC & CREATIVE ENTERTAINMENT 株式会社(略称KME)」代表取締役の加藤 夏裕さん

加藤さんの経歴と徹底したマインドをお伺いしていく中で、自分と向き合う大切さと、そのための勇気をいただくことができました。
「自分とは何者か?」と思い悩む貴方にこそ、知っていただきたいマインドハックです。

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現在の働き方について

ーーこれまでの経歴を教えてください。

現在は39歳で、KMEの自社サービスを中心に複数の事業を展開するパラレルワーカーとして働いています。
小さな頃から、平日5日間働くサラリーマンの父の姿を見て育ってきました。家庭のために一生懸命働く父に強い尊敬の念を抱きながらも、私の中に芽生えたのは「週2日の休みだけを楽しむのではなく、週7日楽しむ人生を送りたい」いう思いでした。
さらに「自分の作った商品やサービスを自らの手で世の中に広め、影響を与えたい」という考えもあり、会社だけに囚われた働き方ではなくいずれは独立しようという目標は幼い頃から漠然と持っていました。

広告や出版のような華やかな業界に身を置いて「自分の言葉を世の中にリリースしたい」という大いなる希望を胸に、社会人としての第一歩をリクルートでスタートしました。
所属はマーケティング部門で、入社時に思い描いていた自分の言葉を紡いでいくような仕事では無かったものの、ここでの約6年間の経験がその先の自分のビジネスマインドの基盤を作ってくれました。20代のうちから社長や役員クラスの方にアポを取って、自社サービスを自分なりの言葉で相手に理解をしていただくという営業経験を積んでいきました。リクルートは「自分自身の裁量で仕事を進められる」環境で、上司がきちんと守ってくれるという前提はありながら、仕事は全て自分で考えて行動出来る。「やらされ仕事」ではなく、「仕事を自分事として取り組む」というのは私の性格に非常にマッチしていました。
その後、大手広告代理店に転職。30歳の頃には「自らの作ったものを世の中に発信していきたい」という思いが更に強くなっていました。そしてその後、いよいよ独立を視野に入れての転職活動を始めます。
本来は正社員の面接で「5年以内に起業して辞めます」と言ったら落とされるんですが(笑)、前職にあたる企業がそういった私の想いを快く受け入れてくださり、就職。そうして会社員をしながら社内外で次々と事業を立ち上げてゆき、複業的なワークスタイルを確立していきました。その後、それら自ら立ち上げてきた事業を継続する形で起業し、創業2年目の現在に至ります。

ーー20代から30代前半の会社員時代、徹底的にビジネスマインドやスキルをインプットし続けて、起業してからはご自分のサービスとしてアウトプットをされていらっしゃるんですね。

そうですね。2013年、初めて立ち上げたのは「朝♪クラ」というクラシック音楽ブランド。「音楽で世の中を優雅にしたい」という思いから立ち上げたこのブランドは、カフェでのイベント開催などで話題を集めていき、現在ではコンサートの企画・運営はもちろん、映像制作・広報PRなど、音楽を切り口とした様々な事業を展開し、現在では年間で100を数える公演を展開するなど、複業の中でも一つの大きな収益の柱となっています。
その他にもインフルエンサーPRサービス事業「nanka(なんか)」や、広告・PR・マーケティング・ブランディング等の総合プランニング事業を展開する「HOWHAT(ほわっと)」など、幅広いエンターテイメント系サービスを提供しています。

私は独立するまでの数回の転職も含め、日々の仕事の中で様々な経験を積んできました。今こうやって振り返ると、だんだんと自分のなりたい姿に近づいてきたような気がしています。

私は展開する事業を「本業」と「副業」という形で分類することはせず、全てを「複業」と捉えているので、全事業に同じ熱量で取り組んでいます。複数の事業を進める上での大変さはもちろんありますが、夢中になれる楽しさが大きいので疲れることはありません。現在も新規事業の展開を構想しているところです!

「信用の積み重ね」とその為の「自己ブランディング」

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ーー会社員時代のご経験の他に、加藤さんが「成功のカギ」だと思っていらっしゃるものは何ですか。

「信用を大切にすること」に尽きると考えています。
私は信用に繋がらないことは絶対にしません。

私は、特に誰にも負けないような高度なスキルや知識を持っているわけではありません。
しかし私の周りには心からの敬意を持ってご一緒させていただいている優秀な仲間がいて、私がそのような優秀な仲間達と一緒にビジネスをする上で何を持っている?と言われたら、信用しかない。

自分にとってのビジネスの根幹は「信用をお金に変える」ことだと思っています。

これまでに携わってきた仕事や人との付き合いを通じて、少しずつでも信用を積み重ねてきたからこそ、「加藤さんならきっとやってくれるんじゃないか?」という信用からくる期待感をベースに、自分の領域外のことまでお仕事のお声掛けをいただけるんです。そして、それに応えてきたことによって、自分ができることを広げてこれた実感があります。

私のビジネスの根幹となっている「信用」の積み重ねのために「自己ブランディング」は徹底的にやっています。

ーーなるほど、「信用」を積み重ねるためには、「ご自分が周りにどう影響しているか」に直結する「自己ブランディング」が大切になってくるんですね。

自己ブランディングには拘っています。
例えば、「ついついお金に惹かれて、友情や信頼関係を切り崩してお金を得る」…なんて話を日常でもよく聞きますよね。
私の根底にあるビジネスの大前提は「収益を得ること」ではなくて「信用を積み重ねること」なので、そういう目先の利益に意味はないと考えているんです。

ーーお話を聞きながら、加藤さんの「自己ブランディング」のような確固たる考えが私には無かったんだと痛感しています。

意識していない方は多いのかもしれません。
ブランディングにはまず「あなた、どうしちゃったの?」と思われるような行動を慎む、ということが重要です。自己のブランディングをしっかり固めた上で、信用を積み重ねる。

昨年、想定外のトラブルによって事業で数千万単位の損失を出した時に、私の頭にまず最初に思い浮かんだのは「失った金額」ではなく「一緒に仕事をしている方々からの信用を失うわけにはいかない」ということでした。
今振り返ると、本当に…大変でした。
信頼回復のために関係各所に1か月以上も足を運び続けた結果、ありがたいことに当時の取引先や関係者との良好な関係性を維持することができました。
たとえ金銭的に大きな損失があろうとも、信用を失うことがなければいくらでも再起することができる。私はそう信じています。そして、これからもこの考えは持ち続けていきます。

複業をやる上で絶対に身に着けておくべき「サンクコスト効果」とは

ーー加藤さんの中で「信用」「自己ブランディング」の他に、大切にしているお考えはありますか。

何かにトライする時、「サンクコスト効果」を知っておくのは非常に大切だと思っています。

サンクコスト効果とは、すでに支払ったコストに気をとられ、合理的な判断ができなくなってしまう心理効果のこと。

例えば、時間とお金をかけて資格を取得したとしましょう。その上で、資格を使って就職して、その仕事が自分に合わなかったら、どう思いますか?

ーー「時間とお金をかけたから辞めるのはもったいないな」と思ってしまいます。

そうなんです。人は何かをするために時間やお金を費やしたら、「自分のリソースを投資したから引くに引けない」と思ってしまいがちです。でも、仕事を続ける理由が「投資したから」ではなく、「夢中になれるから」という風にならないと、どんなに続けたとしてもいつまで経っても満足することは出来ないし、圧倒的な成果を得られることもできません。

人生の中でやりたいことを見つけるのは大切ですから何事もトライするのは必要で、やってみないと夢中になれるものなのかどうか分かりませんよね。実際に足を踏み入れてみたけれど夢中になれないなら、すぐに辞めてもいいと思っています。そうやって「損切り」をして行く勇気は、特に新しいことに挑戦する機会が多い「複業」という働き方には必要です。満足できない仕事に人生というかけがえのない時間を切り売りしていくのはもったいないですから、迷ったときは「今、夢中になれることはどんなことかな?」と自分に問いかけてみるのが良いですね。

私も自分の描いているゴールに一歩一歩近づくために、これからも信用や経験を積み重ねていきます。一緒に頑張りましょう。

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編集後記

加藤さんから『自分が大切にしている「信用」について、メディアでこんなにお話ししたのは初めて』とのお言葉をいただきました。
毎日に追われて、自分を見つめ直すことを忘れかけていた時、加藤さんのお言葉に出会うことが出来て良かったと思います。

ここまでお読みくださり、ありがとうございました。
この記事が、皆様が自分と向き合うきっかけとなれば幸いです。
(インタビュアー 小野寺)

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東京パラレルワーカーは、働き方の多様性を発信するメディアです。 収入源が一つだけでは、大きなリスクとなる時代。 パラレルキャリアで活躍している方にインタビューを実施し、 『スキルを活かして収入源を増やす』ためのヒントを探ります。

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