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【連れ去り離婚 #62】相手方主張書面が届く

2016年08月xx日(木)
[連れ去りから762日後]

前回の審判で、お互いの主張書面に対する反論を出すように裁判所から指示がされた。

審判の前にこちらから出した主張書面は具体的エピソードと証拠を提出しているので、妻側がどう反論してくるのか見ものである。

そんな審判から1ヶ月ほど経った夏の暑い日、弁護士からメールが届いた。

弁護士「相手方(妻側)から主張書面が届いたのでPDFで送りますね」

ファイルを開けると、非常に長い。A4でなんと21ページもある。
これはついに具体的な証拠をだしてきたのか!

読んでみる。

ん?

反論じゃなくて新たな主張がされている?

。。。?

反論の部分を探すも、特に関係することは書かれていない。

写真や映像、音声の反訳も添付されていない。


???


最初から読み返したところ、妻側が私と知り合う経緯から始まって、交際開始から交際期間を経て婚姻期間から別居までの間の「こんな事をされた」「こんな事を言われた」という”嫌だったこと”がひたすら綴られていた。

どれだけ私がダメな人間か、自分(妻自身)は頑張っていたのに、卑劣なことをされ続けたかという、自分は持ち上げ、相手は落とすというタッチのエピソードがA4用紙21ページに渡って書かれていた。

例えるなら「私は疲れている中、甲斐甲斐しく家事をこなしていたが、申立人(私)はその様子を気にもとめずテレビ鑑賞に没頭していた」みたいな感じで、自分自身の印象を良く、相手の印象を悪くさせる文章だった。

その書かれた数々のエピソードの中にはもちろん事実のこともあったが、多くは虚偽や妻の勝手な思い込みの内容であり、その中には私の浮気を疑うような内容も記載されており、いかに裁判所へ私の印象操作をしたいかという"想い"だけは伝わってきた。

これが主張書面だから極限られた関係者しか読まないものの、ネット上のブログなどに記載したら間違いなく名誉毀損で訴えられるほどの内容であった。繰り返すが証拠は何一つ提出されていない。

弁護士にメールで連絡した。

私「あまりにも下らなすぎて、反論する気にもならないのですが、反論は必要ですか?」

弁護士「一応出してみましょう。書けるだけ書いてもらえますか?」

という事だったので、各エピソードについての反論を書き始めた。虚偽の部分については「事実ではない」として、思い込みの部分には事実を記載することにした。写真などの証拠があればそれも用意する。

裁判所もこんな証拠も無い、内容も無い21ページの物語を読まされるだけでも苦痛だろうな。"嫌だったこと"を書き連ねれば良いのであればこちらだってこの数倍は書ける自信がある。ただそれが今必要じゃないことはわかっている。

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