iCDC(東京都公式)

東京 i CDCは、感染症に関する政策立案、危機管理、調査・分析、情報収集・発信など、…

iCDC(東京都公式)

東京 i CDCは、感染症に関する政策立案、危機管理、調査・分析、情報収集・発信など、効果的な感染症対策を一体的に担う常設の司令塔です。詳しくは、こちらをご覧ください。https://note.com/tokyo_icdc/n/n2557135e522a

最近の記事

都民向け講演会「ポストコロナ時代における安心して生活できる社会づくり」を開催しました!

保健医療局では、1月21日(日)に、都民向け講演会「ポストコロナ時代における安心して生活できる社会づくり」を東京国際フォーラムで開催しました。 講演会では、東京iCDCの賀来所長から感染症等をテーマに講演を行い、新型コロナとの闘いや感染症の歴史などを振り返りながら、今後必要な対策などを分かりやすく説明いただきました。また、トークセッションでは、フリーアナウンサーの永井美奈子さんをお迎えし、コロナ禍で演奏の機会がない音楽家のために、無観客クラシックライブ配信イベントを実施され

    • 東京都感染症医療支援ドクター事業  令和6年度募集を開始しました。

      東京都では、都の感染症対策を支える専門医を養成することを目的として、 感染症医療・疫学の専門家を目指す医師を採用し、各分野で組織を牽引し、最前線で活躍する医師を育成する「東京都感染症医療支援ドクター事業」を実施しています。 研修内容により、以下の3コースを設けています。 ・感染症専門医コース ・感染症疫学専門家コース ・感染症コアリーダー養成集中コース 現在、令和6年度採用医師の募集を行っています。 詳細はこちら 感染症医療・疫学の専門家を目指す方は、ぜひご応募ください。

      • 第4回 東京都の施策の評価と行政に望むこと ー都内在住外国人アンケート結果から

        こんにちは。東京iCDCリスコミチームです。 全4回にわたり、都内在住外国人アンケート調査の結果をお届けしています。結果報告の第1回では感染予防対策について、第2回では情報源や情報入手について、第3回では生活面での影響について述べました。 第4回では、東京都の新型コロナ対策への評価や行政に望むことについて見てみましょう。 まず下図は、実際にコロナに罹患した時にうけた行政支援に対する評価です。「ホテルでの宿泊療養」は約70%が、「自宅療養中の健康観察」は約55%が、また「自

        • 第3回 生活面での影響 ー都内在住外国人アンケート結果から

          こんにちは。東京iCDCリスコミチームです。 全4回にわたり、都内在住外国人アンケート調査の結果をお届けしています。第1回では感染予防対策について、第2回では情報源や情報入手など情報関連の項目について述べました。第3回では、生活面での影響について見てみましょう。 今回のアンケートでは、新型コロナに関連して、偏見や差別を受けた経験があるかをたずねました。その結果が下の図になりますが、約3割の方が「ある」と回答しました。具体的には、「外国人は感染を広げていると悪者扱いされた」

        都民向け講演会「ポストコロナ時代における安心して生活できる社会づくり」を開催しました!

          第2回 どのように情報を入手していますか? ー都内在住外国人アンケート結果から

          こんにちは。東京iCDCリスコミチームです。 全4回にわたり、在住外国人アンケート調査の結果をお届けしています。第1回では感染防止対策の実態について述べました。第2回では、新型コロナに関する情報源や情報関連の項目について見てみましょう。 まず、新型コロナに関する情報源についてたずねた結果が以下の図です。下の図には、比較のため、今年2月に実施した都民1万人アンケートの結果を並べて示しています。上の青い帯が在住外国人、下の黄色い帯が都民の回答割合です。全体的に、青と黄色では、

          第2回 どのように情報を入手していますか? ー都内在住外国人アンケート結果から

          第1回 これまでとこれからの感染予防対策 ー都内在住外国人アンケート結果から

          こんにちは。東京iCDCリスコミチームです。 新型コロナウイルスの流行は、この3年半のあいだ、社会や生活に様々な影響を及ぼしてきました。そのなかで、東京都に暮らすひとびとが新型コロナに対してどのような意識を持ち、どのように行動しているのか、その実態を把握することの重要性から、リスコミチームでは、これまで都民の方を対象に、新型コロナへの対応等についてのアンケート調査を実施してきました。 そして、都内には58万人以上の外国籍の方が暮らしており、これは東京都の人口の4%強になりま

          第1回 これまでとこれからの感染予防対策 ー都内在住外国人アンケート結果から

          新型コロナウイルスのワクチンに関する意識(2)

          こんにちは。東京iCDCリスコミチームです。 2回にわたり、都民の方の新型コロナウイルスのワクチンにについて、2月に実施した都民アンケートの結果をお届けしています。第1回では新型コロナのワクチンの接種状況やその理由について述べました。第2回では、「ワクチン接種会場を選ぶ際に重視すること」や「今後のワクチン接種の頻度」について紹介します。 「オミクロン株対応ワクチンの接種についての考え」について、質問したところ、下の図の回答結果となりました。 「すでに接種をした」、「なる

          新型コロナウイルスのワクチンに関する意識(2)

          新型コロナウイルスのワクチンに関する意識(1)

          こんにちは。東京iCDCリスコミチームです。 新型コロナウイルスワクチンについては、現在、特例臨時接種(自己負担なし)が、令和6年3月31日まで延長となっています。 都民のみなさんは新型コロナウイルスのワクチン接種について、どのように考えているのでしょうか。2月に実施した都民アンケートから、都民の方の新型コロナウイルスのワクチン接種に関する意識について、2回に分けて紹介します。 調査の概要については、すでにnote「第1回 流行から3年。感染防止対策、どうしていますか? 

          新型コロナウイルスのワクチンに関する意識(1)

          新型コロナウイルスの流行に関わらず今後も定着してほしいこと

          こんにちは。東京iCDCリスコミチームです。 5月8日から、新型コロナウイルスの感染症法上の分類が「5類」に引き下げられました。 新型コロナウイルスの流行下では、新たな生活様式が広まりましたが、都民のみなさんは今後も続けていこうと考えているのでしょうか。 新型コロナウイルスの経験を踏まえ、都民の方が今後も定着してほしいと考えていることについて、2月に実施した都民アンケートの結果を紹介します。調査の概要については、すでにnote「第1回 流行から3年。感染防止対策、どうして

          新型コロナウイルスの流行に関わらず今後も定着してほしいこと

          新型コロナの“収束”とは? -都民インタビュー結果から

          こんにちは。東京iCDCリスコミチームです。 リスコミチームでは、新型コロナ流行から3年以上が経過した時点における都民のみなさんの意識や現状を知るため、2023年2月にアンケート調査を実施しました。その結果を6回にわたりお届けしました。 第1回 流行から3年。感染防止対策、どうしていますか? -都民アンケート結果から(1) 第2回 これからの感染防止対策、どうしますか? -都民アンケート結果から(2) 第3回 マスク着用のマイルール-都民アンケート結果から(3) 第4回 

          新型コロナの“収束”とは? -都民インタビュー結果から

          第6回 新型コロナと後遺症 -都民アンケート結果から(6)

          こんにちは。東京iCDCリスコミチームです。 新型コロナの流行が始まって3年以上が経ちました。リスコミチームでは都民のみなさんがどのような感染防止対策を行っているか、また今後の感染防止対策についてどう考えているか等を把握するためにアンケート調査を実施し、これまで5回にわたってその結果をお伝えしてきました。 第1回 流行から3年。感染防止対策、どうしていますか? -都民アンケート結果から(1) 第2回 これからの感染防止対策、どうしますか? -都民アンケート結果から(2)

          第6回 新型コロナと後遺症 -都民アンケート結果から(6)

          第5回 新型コロナへの気持ちの変化-都民アンケート結果から(5)

          こんにちは。東京iCDCリスコミチームです。 全5回にわたり、都民アンケート調査の結果をお届けしています。結果報告の第1回では現在の感染防止対策の実態について、第2回では今後の感染防止対策に関する意識について、第3回ではマスク着用の考え方について、第4回では医療従事者に負担をかけないための思いについて述べました。 第5回では、都民の皆さんの新型コロナへの思いについて見てみましょう。 新型コロナと人類が出会って丸3年間が過ぎ、感染症法上の位置づけが「5類」に移行するにあたっ

          第5回 新型コロナへの気持ちの変化-都民アンケート結果から(5)

          第4回 私たちが医療従事者のためにできること-都民アンケート結果から(4)

          こんにちは。東京iCDCリスコミチームです。 全5回にわたり、都民アンケート調査の結果をお届けしています。第1回では現在の感染防止対策の実態について、第2回では今後の感染防止対策に関する意識につい、第3回ではマスク着用に関する考え方について述べました。第4回では、医療提供体制や医療従事者への思いについて見てみましょう。 「5類」に移行しても、新型コロナの流行は続き、医療機関に休みはありません。昨年3月の調査結果では、約86 %の方が、コロナ医療に人手や病床を回すことで、通

          第4回 私たちが医療従事者のためにできること-都民アンケート結果から(4)

          第3回 マスク着用のマイルール-都民アンケート結果から(3)

          こんにちは。東京iCDCリスコミチームです。 全5回にわたり、都民アンケート調査の結果をお届けしています。第1回では現在の感染防止対策の実態について、第2回では今後の感染防止対策に関する意識について述べました。第3回では、マスク着用に関する考え方について見てみましょう。 マスク着用については、2023年3月13日(※)から、さらに個人の判断が尊重されることになりました。そして、5月8日からは「5類」に移行し、国や行政による新型コロナ対策が全般的に縮小します。 ※学校は4月

          第3回 マスク着用のマイルール-都民アンケート結果から(3)

          第2回 これからの感染防止対策、どうしますか? -都民アンケート結果から(2)

          こんにちは。東京iCDCリスコミチームです。 全5回にわたり、都民アンケート調査の結果をお届けしています。第1回では流行から3年たった時点での感染防止対策の実態について述べました。第2回では、今後の感染防止対策に関する意識について見てみましょう。 都民のみなさんは、「5類」に移行する2023年5月8日以降は、どのような対策を続けようと考えているのでしょうか。下の図をご覧下さい。 都民のみなさんが引き続き取り組むと回答した対策は、いくつかのグループに分かれました。 ①多

          第2回 これからの感染防止対策、どうしますか? -都民アンケート結果から(2)

          第1回 流行から3年。感染防止対策、どうしていますか? -都民アンケート結果から(1)

          こんにちは。東京iCDCリスコミチームです。 冬に到来した新型コロナウイルス感染症の第8波がようやく落ち着き、久しぶりに大規模な流行のない春を迎えています。 新型コロナの感染症法上の位置づけは、2023年5月8日に、季節性インフルエンザと同じ「5類」に変更されることになりました。新型コロナがなくなるわけではありませんが、今後の感染防止対策には、個人の判断に委ねられるものが増えるようになります。 都民のみなさんは今後の感染防止対策などについて、どのように考えているのでしょう

          第1回 流行から3年。感染防止対策、どうしていますか? -都民アンケート結果から(1)