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2022年参議院議員選挙で投票先に悩む減税派のあなたへ

はじめに

 政府・与党は今年行われる第26回参議院議員通常選挙を6月22日公示、7月10日投開票で調整しており、公示日までいよいよ残り約1ヶ月となりました。
 昨年の総選挙では、公約に「減税」と「2対1ルール」を掲げた日本維新の会が躍進し、多くの減税派が維新に期待を寄せました。しかし、その期待は新年早々、足立康史議員のツイート(以下参照)によってあっさりと裏切られ、減税派の中には今年の参院選はどの政党・候補者に投票して良いのか悩まれている方もいらっしゃると思います。

 そこで、東京減税会は、アメリカ議会選挙で有権者が投票の際に参考とする「立法スコアカード」(議員の格付け表)に倣い、「2022年参院選スコアカード」を作りました。(なお、「立法スコアカード」の詳細については、渡瀬裕哉氏著『儲かる!米国政治学(PHP新書)』をご参照ください。)

参院選スコアカード

 参院選スコアカードでは、アメリカのように議員の投票行動を詳細に確認することは難しいため、減税派が求める主な項目と政党の将来性(圧力の掛け方次第でいくらでも政策変更を求められる育て甲斐のある政党か否か)、政策の一貫性・整合性(減税と規制緩和・廃止に関する公約をしっかり守れるか否か)の5項目×各20点満点で作ることにしました。
 なお、各点数は、東京減税会メンバーのナボナ氏が一例として作成したものなので、実際にスコアカードを作成される際はご自身の判断で点数を付けてください。

比例代表(政党)

2022参院選スコアカード(比例代表)
※スコアは東京減税会ナボナ氏の主観です。

 比例代表(政党)は、昨年の総選挙から現在までの各政党の行動をベースに点数を付けています。ファーストの会については、国政に議席が無いので、都議会での行動をベースにしています。なお、参院選の比例代表は、個人名での投票も可能なので、その場合の点数の付け方については選挙区と合わせてお伝えします。

比例代表(個人)と選挙区

2022参院選スコアカード(選挙区)
※スコアは東京減税会ナボナ氏の主観です。

 比例代表(個人)と選挙区の場合、現職・元職・鞍替え候補は、過去の言動をベースに点数付けします。新人候補については、出馬表明時の発言、所属政党の政策をベースに点数付けします。しかし、各候補者の過去の言動を調べるのが面倒臭い場合は、公示後に候補者本人または選挙事務所へ問い合わせて、その回答をベースに点数を付けるのが手っ取り早い方法だと思います。ただし、候補者本人または選挙事務所への問い合わせは、若干ハードルが高いので、やりたくない方は無理をしないでください。ネット検索すれば、候補者のSNSや議事録などが簡単に確認できるので、問い合わせをしなくても点数を付けることは十分に可能です。

まとめ

 今回、ご紹介した参院選スコアカードは、1人区や衆院選の選挙区で自民党と共産党、または、公明党と共産党の候補者しかいない場合に役立つのではないかと考えています。また、地方選挙や首長選にも応用できると思いますので、来年の統一地方選挙でも是非使ってみてください。


イベントのお知らせ

 東京減税会も日頃お世話になっているAIC(Administrative Inspection Conference)で緊急特別企画があります。
 2022年5月29日(日曜日)14:30~16:30、新宿スポーツセンター大会議室にて、講師:渡瀬裕哉さん、ゲスト:NHK党の参院選立候補予定者”さいとう健一郎さん”を迎えてお話を聞く無料イベントがあります。
 AICは各地の減税会・減税派を繋ぐイベントを定期的に開催してくれているので、まだ減税派の仲間に出会えていない方は是非ご参加ください。

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