【東京デジタルアカデミー】行政課題対応・ハンズオン研修「BPR(ビジネスプロセスリエンジニアリング)生活保護編」を開催しました
江戸川区では行政手続き等デジタル化推進事業(旧名称:行政手続きデジタル化モデル事業)の一環としてBPR(ビジネスプロセスリエンジニアリング)による業務改善に取り組みました。
行政手続き等デジタル化推進事業についてはこちらをご覧ください。
江戸川区の生活保護業務におけるBPRの取組についてはこちらをご覧ください。
本研修では江戸川区での生活保護業務のBPR事例をもとにワークショップ形式でBPRを体験しました。
BPRのプロセス
BPRのプロセスは以下の手順で行います。
業務手順書やAs-Isフローを用いた「1. 現状フローの洗い出しプロセス」
課題抽出及び原因分析、課題原因分析シートなどを用いた「2. 課題抽出プロセス」
効果/労力マトリックス/QCDS表/ROI/Can-Beフロー/To-Beフローなどを用いた「3. 改善計画プロセス」
そして計画に沿った「4. 実行プロセス」
実行後の改善を促す「5. 評価・振り返りプロセス」
本研修では「1. 現状フローの洗い出しプロセス」「2. 課題抽出プロセス」「3. 改善計画プロセス」を中心に行いました。
今回は各自治体から生活保護業務に携わっている職員の方々にご参加いただきました。課題抽出や施策の検討では非常に活発に議論が行われていました。
To‐beの前にある『Can‐be』
たくさんの気づき・学びがあった研修でしたが印象に残った『Can‐be』の紹介をさせていただきます。
通常、業務改善では「As-Is」→「To-be」と考えることが多いと思いますが、今回では『Can‐be』を検討する手順としていました。
もちろん「To-be」が理想ではあります。しかし様々な事情により一気に「To-be」まで改善できないことも多いのではないでしょうか。
業務改善は一朝一夕にはいかないものです。まずは実現できることから始める『Can‐be』の考え方は素晴らしいと思いました。
参加者の声
事例を教えあうことは素晴らしいことですね!
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は江戸川区の事例をもとに、生活保護業務におけるBPRの研修についてお届けしました。
興味をお持ちいただいた方はご自身の業務改善にBPRのプロセスを用いてみてはいかがでしょうか。
記事:
デジタルサービス局 戦略部 区市町村DX支援課:三浦 英明
デジタルサービス局 戦略部 デジタル推進課:元谷 崇、杉井 正克
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