山仕事承ります/東京チェンソーズ

東京・檜原村の林業会社「東京チェンソーズ」です。 苗木の植え付けや間伐など林業の現場作…

山仕事承ります/東京チェンソーズ

東京・檜原村の林業会社「東京チェンソーズ」です。 苗木の植え付けや間伐など林業の現場作業から、加工、販売、森林の空間活用まで。 弊社ではこれらすべてを“山仕事”と捉えています。 山仕事を通じて、森と街がつながるストーリーをお届けします。

マガジン

最近の記事

木育に取り組んだ保育園で、子どもたちが変わり、周りの大人も変わっていった

「木育」という言葉を聞いたことありますか? 初めて聞いたという方もいれば、聞いたことはあるが詳しくは知らないという方も多いかもしれません。 この記事では5年前から木育に取り組んだ保育園について紹介します。 木育を取り入れた経緯や、取り入れたことで起きた変化などについてお話を伺いました。 木育が気になる方、ご参考にしていただければと思います! また、2006年に閣議決定された「森林・林業基本計画」においては木育の促進が明記されました。 丸太切りイベント開催みのり保育園

    • 山と街をつなぐ人【チェンソーズ people #2】

      2013年5月、東京チェンソーズで初となる女性社員が入社しました。当時29歳、大塚潤子。その後結婚して苗字が変わり、今では男の子2人の母親でもある飯塚潤子です。 彼女の入社までの流れは本人のnote記事にてお楽しみください。 入社以降、東大卒の女性のきこりということで様々なメディアでもご紹介いただいてきましたが、入社から10年経過し、改めて想いを聞いてみました。 まずはプロフィールです。 いつものnote記事は木田(他称:広報おじさん)が書くのですが、今回は広報チーム

      • 美しい森を育む〜「森林管理基本方針」策定

        東京チェンソーズは2006年の創業以来、山の仕事(いわゆる林業)を軸に事業を進めてきました。 当初は東京都などの公共事業が中心でしたが、現在は2014年に購入した森林での施業や、民間の法人・個人が所有する森林での施業も増加してきています。 民間の仕事においてはどんな森をつくるのか、東京チェンソーズが計画を立て提案し、施業することになります。 その計画立案の元になるものを今回改めて整理、明文化し、「森林管理基本方針」として策定しました。 目指すのは、「環境林」と「経済林」

        • オフィス家具メーカー・オカムラが東京チェンソーズの「森の中」で研修を行なった理由

          2023年9月、東京チェンソーズ社有林で、オフィス家具を始め、商環境や物流システムなどさまざまな分野で事業展開しているオカムラが社員研修を行ないました。 オカムラは「人が活きる環境の創造」「従業員の働きがいの追求」「地球環境への取り組み」「責任ある企業活動」の4つの観点から経営の重要課題を特定し、取り組みを進めています。 この記事では、昨年9月に行なわれた研修に参加した社員や企画・運営した事務局にお話を伺い、東京チェンソーズの「森の中」での研修の印象などお聞きしました。

        木育に取り組んだ保育園で、子どもたちが変わり、周りの大人も変わっていった

        マガジン

        • works
          8本
        • people
          2本
        • mind
          4本
        • days
          1本

        記事

          東京チェンソーズの新たな試み。「森の中の企業研修」で元気な森をつくる

          これまでも森と街をつなぎ、さまざまなことに取り組んできた東京チェンソーズでは、2023年から檜原村の「森の中」を舞台に、新たな試みとして企業の社員研修の受け入れを始めました。 社員研修も最近は屋外で行なったり、アクティブなものが増えているようですが、林業のフィールドで行なうのはまだ珍しいようです。 「森の中の企業研修」の目的は、分かりやすい表現で言うと、元気な森をつくること。 元気な森といってもピンとこないかもしれませんが、実は街の暮らしや普段の企業活動ともつながってい

          東京チェンソーズの新たな試み。「森の中の企業研修」で元気な森をつくる

          山の神

          1月17日は「山の神」の日です。 林業や製材業など、山から恵みを受けて仕事をする人が、山に感謝し、1年の安全を願う日です。 この記事では、私たちの業界のお正月ともいえる「山の神」を紹介します。 「山の神」@東京チェンソーズ社有林(9:00am)2014年に購入した社有林。その一角に設置された石づくりの祠が東京チェンソーズの「山の神」です。 「山の神」は山で働く人が山に祀った”神様”にこれまで1年間無事に仕事できたことを感謝し、また、これから始まる新たな1年の安全を願う

          謹賀新年

          あけましておめでとうございます。 2024年、新しい年が始まりました。 新年、最初の記事は弊社代表取締役・青木亮輔の「年始のご挨拶」となります! 年始のご挨拶 新年あけましておめでとうございます。 旧年中は大変お世話になり、社員一同心より御礼申し上げます。 弊社は2006年に創業して今年の7月で18年になります。創業20周年に向けて、しっかりとした成果をあげていかなければと考えております。 そのためにも、本年はこれまで以上にチャレンジ精神をもって、次の3つの事業

          新しい仲間が加わりました【チェンソーズ people #1】

          9月、滋賀県から林業歴11年の木田俊樹が転職してきました。35歳。 毎日現場に出てバリバリ仕事するほか、東京美林倶楽部の枝打ちイベントや森デリバリーなどにも顔を出しているので、「もう見かけたよ」という方もいらっしゃるかもしれません。 今回は、ニューカマー木田の紹介です! まずはプロフィールです。 本当は僕(こちらも木田)がインタビューして文をまとめるというやり方を考えていましたが、「いくらでも書くよ」とのこと。 なのでこのあと続く本文は、本人が「会話ふう」に書いてく

          新しい仲間が加わりました【チェンソーズ people #1】

          「東京チェンソーズの山開きvol.1 “森のヘンテコ素材”に出会う旅」開催!

          メールマガジン「まるごとニュースレター」の配信100回を記念して行った「東京チェンソーズの山開き vol.1 “森のヘンテコ素材”に出会う旅」。 建築設計や内装、デザインなど15社から30名が参加した旅では、実際に森を歩き、“ヘンテコ素材”を間近に見て、触れることで、メールではお届けし切れなかった“リアル”を体感していただきました。 今回はその旅の様子をレポートします。 森から出てくるヘンな素材にご興味のある方、ぜひご覧ください! ※東京チェンソーズが ”森のヘンテコ

          「東京チェンソーズの山開きvol.1 “森のヘンテコ素材”に出会う旅」開催!

          「まるごとニュースレター」で、“森のヘンテコ素材”を紹介。木の価値観を変える!

          ”森のヘンテコ素材”を発信するメールマガジン「まるごとニュースレター」は2021年1月、吉田を含む東京チェンソーズの販売担当3名及び広報担当1名の計4名からなるチームで配信を開始しました。 その記念すべき第1号で紹介したのが木の”根っこ”です。 林業会社である東京チェンソーズですから、本来ならもう少し立派な原木や丸太、板なんかを紹介しそうなものです…。なぜ、根っこ? ちょっと変わった材を紹介する 「まるごとニュースレター」のヘッダーにはこんな言葉が載っています。 そ

          「まるごとニュースレター」で、“森のヘンテコ素材”を紹介。木の価値観を変える!

          木に触れ、森と街の関係を考えるきっかけをつくる〜森デリバリー〜

          ”森のかけら”でワークショップを開催 濃いベージュのボディにまんまるヘッドライト、そして何より目を引く、荷台に乗った三角屋根の木製の小屋… 林業のイメージから程遠い(?)この軽トラック、名前を「森デリバリー号」と言います。 ワークショップに出向く際は、たいていこの森デリバリー号に乗って行くのですが、信号待ちの時など、歩行者にジロジロ見られてちょっと恥ずかしかったり… でも、それだけ目立つということなんでしょう! ”森のかけら”とは… 森デリバリーのワークショップで使

          木に触れ、森と街の関係を考えるきっかけをつくる〜森デリバリー〜

          東京の林業会社がフジロックで伝えた「自分の仕事 × 森・林業」の話。

          新潟県湯沢町の苗場スキー場で開催された「フジロックフェスティバル’23」(2023年7月28日〜30日)。 東京チェンソーズは期間を通して、同フェス内で開かれたNGOヴィレッジに出展しました。 日本最大級の野外フェスで、東京チェンソーズが何を伝えたのか! 「自然×音楽」のフェスで森について伝えたい出展のお誘いを受けたのは今年の春。以前から東京都心部での木育ワークショップで親交のあったグリーンアップルの中島悠さんからのお声がけがきっかけです。 ※グリーンアップルはNGOヴィレ

          東京の林業会社がフジロックで伝えた「自分の仕事 × 森・林業」の話。

          林業も銭湯も、100年続く仕事にしたい。そんな両者の想いから生まれた「小杉湯」”東京チェンソーズの湯”

          2023年8月21日〜23日の3日間、東京・高円寺にある老舗銭湯「小杉湯」で変わり風呂”東京チェンソーズの湯”が楽しめます。 JR中央線高円寺駅北口、純情商店街の先にある1933年創業の小杉湯は、名物のミルク風呂をはじめ、日替わり、週替わりの“ちょっと変わった”お風呂や水風呂が楽しめるうえ、待合室ギャラリーなど個性豊かな催しも開催。 週末には1日1,000人ものお客さんで賑わう人気の銭湯です。 ちなみに、創業当初の面影を残す建物は国登録有形文化財に指定されていて、建築の面

          林業も銭湯も、100年続く仕事にしたい。そんな両者の想いから生まれた「小杉湯」”東京チェンソーズの湯”

          林業をもっと自由に。 柔軟な発想で、新たな林業を作る

          東京チェンソーズは2006年、島嶼部を除く東京都唯一の村・檜原村で創業しました。 森林率が9割を超える檜原村にある地元・森林組合から独立した4人が、1人15万円を持ち寄ってのスタートでした。 当初は森林組合の下請けで、間伐など森林整備が中心でしたが、その後、仕事の幅を広げ、まずは檜原村、次いで東京都の事業を受注する元請けにシフトしました。 創業から8年経った2014年には檜原村に約10haの山林を購入し、作業道を作設し、伐採・搬出を始めます。 この山林購入を機に、加工や販売

          林業をもっと自由に。 柔軟な発想で、新たな林業を作る

          創業当初から変わらぬ想い

          東京チェンソーズは2006年7月1日、東京都檜原村で地元の森林組合から独立する形で創業しました。 大半が戦後の拡大造林期に植えられた檜原村の森林は、当時で樹齢50年。まさにこれからが使いどきの時代を迎えていました。 そうした状況を背景に、補助金のみに頼らない、木を売って成り立つ、真っ当な林業がしたい、そんな想いを描いての独立でした。 林業は気持ちの良い仕事その少し前、4人が森林組合にいた2000年代初め、森林組合での仕事は東京都発注の森林整備事業・間伐が中心でした。 現