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TOKYOβ奨学金プロジェクト始動!審査会を開催しました【Z世代の夢応援プロジェクト】

8月初旬、Z世代の夢応援プロジェクト第2弾である「TOKYO<β>奨学金」の審査会を開催しました。

「TOKYO<β>奨学金」は、NPO法人ETIC.の起業家・イノベーターを育成する私塾「MAKERS UNIVERSITY」と「MAKERS UNIVERSITY U-18」とのコラボにより実現。塾生約70人を対象に総額400万円程度の奨学金を給付する企画です。

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想いを形に!事業プランをプレゼンテーション

書類審査を通過し、審査会に参加したメンバーは、「MAKERS UNIVERSITY」から12名、「MAKERS UNIVERSITY U-18」から7名の計19名。

いくつかの幼稚園でも導入が始まっているという「療養おもちゃテグミー」

好きなことを追求する事業、自身の家族や身の回りにある問題を解決するための事業、社会と触れ人と関わることで知った新しい価値観を広げる事業……など、制限時間6分という限られた時間の中で思い思いの事業プランをプレゼンしました。試作品を持ち込みプレゼンしている方も!

食物アレルギーがある人もない人も一緒に楽しめるお菓子「Issa Kitchen」

今回審査に参加したみなさんのプロジェクトをご紹介

●MAKERS UNIVERSITY
・築150年の古民家で大工からDIYを学ぶワークショップを実施し、みんなで「生きる」を五感で楽しむ宿(岩永淳志さん)
・分散型排水処理設備の維持管理をDX!(大森美紀さん)
・インフルエンサーの私物が購入できるフリーマーケット(岡本萌花さん)
・小児在宅の未来を築く協働プロジェクトー起こすぞ「ありがとうの連鎖」ー(小川泰佑さん)
・「美しさ」と「自信」がつく、女性に特化した美容ブランド事業(金髙真理奈さん)
・夢中で遊べる「療育おもちゃテグミー」で 見えない障がい、見えないうちに(越川光さん)
・多様な移動販売車を普及させて、豊かなサービスを全国に循環させて地域格差をなくす(佐々木晟瑚さん)
・『日本中の若者に社会活動家という生き方を示す』コミュニティメディア事業(辻本希成喜さん)
・宿泊業界の人材不足をテクノロジーとデータで解決する!(坪井悠起さん)
・表現の分配革命を起こし、21世紀のルネサンスを奮い起こす(中辻新さん)
・次世代の子どもたちに、いつでもどこでも最高の読み聞かせを。対話型オンライン読み聞かせYOMY!(安田莉子さん)
・大切な人と失敗しない宿選びを!動画で宿が探せるサービスFOUND X(水井飛空さん)

MAKERS UNIVERSITY U-18
・高付加価値体験パッケージの提供(泉房之介さん)
・知的障害者のファッション改革(加藤海凪さん)
・「一緒に食べたい」を叶えるお菓子ブランド(加納颯人さん)
・世界一面白いコミュニケーションゲーム(最所祐一さん)
・MovingDisplay / 仮想世界へ繋がるのぞき窓(齋藤淳平さん)
・子どものための服薬デザイン!服薬補助製品オールインワンガチャの開発(松本ゆず紀さん)
・大切な人とシェアできる!中高生と家族のためのメンタルヘルスアプリ「UTime」(町田こまりさん)

その後、4分間の質疑応答。投資や経営のプロである審査員たちによる鋭い質問にも、堂々と答える参加者のみなさん。溢れる想いを受け、審査にも熱が入ります。

選ばれたプロジェクト

甲乙つけ難い素晴らしい提案ばかりでしたが、今回の審査会で若者の上京サポーターであるシェアアパートブランドTOKYO<β>が応援するプロジェクトに選ばれたのは以下の10プロジェクト。
「MAKERS UNIVERSITY」と「MAKERS UNIVERSITY U-18」生にはそれぞれ25〜60万円の奨学金が給付されることになりました。

●MAKERS UNIVERSITY
・分散型排水処理設備の維持管理をDX!(大森美紀さん)
・小児在宅の未来を築く協働プロジェクトー起こすぞ「ありがとうの連鎖」ー(小川泰佑さん)
・夢中で遊べる「療育おもちゃテグミー」で 見えない障がい、見えないうちに(越川光さん)
・表現の分配革命を起こし、21世紀のルネサンスを奮い起こす(中辻新さん)
・『日本中の若者に社会活動家という生き方を示す』コミュニティメディア事業(辻本希成喜さん)
・次世代の子どもたちに、いつでもどこでも最高の読み聞かせを。対話型オンライン読み聞かせYOMY!(安田莉子さん)

MAKERS UNIVERSITY U-18
・MovingDisplay / 仮想世界へ繋がるのぞき窓(齋藤淳平さん)
・知的障害者のファッション改革(加藤海凪さん)
・「一緒に食べたい」を叶えるお菓子ブランド(加納颯人さん)
・子どものための服薬デザイン!服薬補助製品オールインワンガチャの開発(松本ゆず紀さん)

12月へ向け、挑戦は続く

今回選ばれたみなさんには、奨学金を用いて得た成果を12月(予定)にご報告いただきます。最後にTOKYO<β>奨学生の10名に、今後の意気込みを伺いました。

●MAKERS UNIVERSITY

「分散型排水処理設備の維持管理をDX!」を提案した大森美紀さん

この度は採択いただきありがとうございます。
私たちは ”water value chain for us, for future communities” をミッションに掲げ、それぞれの地域、人、時代、環境に最適な排水処理の創造を目指しています。現在は分散型排水処理設備やその遠隔監視機能の開発を進めながら、海外の市場調査も行っています。今回いただく補助金は、東南アジアの市場調査および、顧客になる可能性のある方へ提供するデモ機作成に活用させていただく予定です。上記のような活動によって排水処理の業界をアップデートさせてまいります!
排水は人の生活・住まいに関わります。
TOKYO<β>奨学金を提供していただいた、三好不動産様、ハドソンジャパン様は「住まい」に関わる事業をされているので、近いうちにコラボレーションできるように、事業を成長させていきます!

「小児在宅の未来を築く協働プロジェクトー起こすぞ「ありがとうの連鎖」ー」を提案した小川泰佑さん

患者さんの人生を真摯に支えるために本奨学金を大切に使わせていただきます。東北の小児在宅における移行期医療問題を解決し、子どもとそのご家族に明るい未来が待っているよう全力尽くしますので、よろしくお願いします!

「夢中で遊べる「療育おもちゃテグミー」で 見えない障がい、見えないうちに」を提案した越川光さん

いただいた奨学金をもとに事業を加速させ、子どもを起点とする世界に貢献していきます!

「表現の分配革命を起こし、21世紀のルネサンスを奮い起こす」を提案した中辻新さん

この度は、TOKYO<β>奨学金の奨学生に選んでいただき、大変光栄に存じます。私は現在、創作物の分配構造をグローバル規模でアップデートすることで、誰もが自分の好きを深め、アーティストとして活動していける世界を目指しています。今回の貴重な機会を、コンテンツ業界への貢献という形で、社会に還元していきたいと思います。

「『日本中の若者に社会活動家という生き方を示す』コミュニティメディア事業」を提案した辻本希成喜さん

僕たちが目指す共創社会の実現に向けて、今回TOKYO<β>さんに共感していただき奨学生として選んでいただいたことをきっかけに、ひとつひとつのご縁に感謝しながら、『共創』をテーマにさまざまな枠組みや境界線を超えて繋がっていけるような事業を創っていきます!

「次世代の子どもたちに、いつでもどこでも最高の読み聞かせを。対話型オンライン読み聞かせYOMY!」を提案した安田莉子さん

TOKYO<β>奨学金の奨学生としての選出いただけたことに大変感謝しております。この選任は、事業の将来性を高く評価していただけたとともに、私たちに対する深い期待と応援の気持ちだと感じています。引き続き、YOMY!に明るい未来とワクワク感を持ってもらえるように、面白くユニークなサービスを提供し続けていきたいと思います。いただいた資金をもとに、事業のブラッシュアップを目指します。
改めて、関わってくださった皆様に感謝いたします。ありがとうございました。

●MAKERS UNIVERSITY U-18

「MovingDisplay / 仮想世界へ繋がるのぞき窓」を提案した齋藤淳平さん

MovingDisplayという、何か儲かるわけでもなく、すぐに誰かの役に立つわけでもない、ただただ僕自身の興味・作りたいものを追求しているこのプロダクトを、奨学金という形で大きく評価していただきとても嬉しいです。
僕自身の興味を追求し続けていくことで、どこかで社会の役に立つようなものが生まれると信じています。今回いただいた奨学金で、仲間とともに、より深く追求していき、少しずつ興味を持ってくれる人や、プロダクトのクオリティを向上させていきます。
そして、僕らの目標である、ロボットと人間が対等に共存するような世界を実現させます。

「知的障害者のファッション改革」を提案した加藤海凪さん

私は、ファッションを切り口に知的障害者の生活の選択肢を増やし、本質的なインクルーシブ社会を実現しようと活動しています。その中で、「服を作る」という短期的な目標が具体化されました。そのはじめの一歩を踏むため、奨学金を使ってプロトタイプを制作し、何人かの知的障害者に届けてフィードバックをもらい、改良していきます。そして、それらを活用して、クラウドファンディングを行い、商品の販売や、ブランドの立ち上げ、さまざまなタイプの商品の展開につなげていきたいと思っています。必ず、プロジェクトを発展させ、私のビジョンを実現していきます!

「「一緒に食べたい」を叶えるお菓子ブランド」を提案した加納颯人さん

この度、TOKYO<β>奨学金の奨学生となれたこと大変嬉しく思っております。株式会社RelieFoodは、私の弟が重度の食物アレルギーを持っている背景から、「病気や信条に関わらず、誰もが食体験を楽しめる世界」を目指して創業した企業です。現在は、アレルゲンフリー・グルテンフリー・ヴィーガンお菓子ブランド「ISSA KITCHEN TOKYO」を運営しております。
このブランドを、TOKYO<β>奨学金をきっかけとして、より多くの人に届けていけるよう取り組んで参ります。

「子どものための服薬デザイン!服薬補助製品オールインワンガチャの開発」を提案した松本ゆず紀さん

今回奨学生に選んでいただけたことで、凄く背中を押してもらえた気持ちです。審査会を通じて、自分の企画に対して得られた気づきもありました。いただいた期待に応えられるよう、自分の想いと向き合いながらプロジェクトを進めて行きたいと思います。頑張ります!



このnoteでも、彼らの挑戦の道のりをレポートするかも!? TOKYO<β>はこれからも、夢に挑むみなさんを応援していきます。