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散歩に見出す可能性

基本的に家にいる事が好きなので、あまり買い物やイベントごとに出向く事はない。とはいえ、1日中家にいるのは身体的にも精神衛生的にも不健康なので2日には1回は散歩する事を心がけている。

仕事ではpcと向き合い、家でも携帯を眺める時間が多いので、ただぼーっと景色を眺めながら歩くだけでもかなり脳がリフレッシュされて快適な気分になる。ただの散歩とはいえ、いつも歩く道と違う道を歩くだけで新しい発見があるし、ワクワクする。

たかが散歩、されど散歩

隣駅まで歩くと図書館があり、また別の隣駅まで歩くとおしゃれなジムがある。そうやって新しいものを見つけていく事で、図書館に通うのもいいかも。ジムで運動するのもいいかも。と新しい自分のルーティンを探すヒントにもなる。

また、私の住んでいる街は比較的人が少なく静かで過ごしやすいが、少し歩くと大通りに出て賑やかになる。いつも計画を立てて動くよりも、思い立ってふらっと外に出る事が多い。新しい漫画が欲しくなったり、新しい収納品が欲しくなったり、、。そんな時に気分転換も込めて大通りを歩くと、電気屋やドンキホーテ、ニトリ、ブックオフなど色々なお店が揃う通りへ出る。ここでは穏やかな散歩だけでなく、自分の欲しいものを探しに歩く事も出来る。

反対に静かな方面では公園が多く、15分も歩けば5つほど公園を見つける事ができる。その中でも「青和バラ公園」という、バラが敷き詰められた公園がある。

バラのアーチが出迎えてくれる

ここには約100種、920株ものバラが植えられているらしく、満開でなくてもとても豪華な印象を受ける。特に入園料などもなく、ふらっと立ち寄る事ができるので地域にバラが根付いてることを感じられる。ここに来るまでバラにこんなにも種類があることを知らなかったので新しい発見だった。何よりも面白いと思ったのが、この公園は目立つところにはなく、少し裏路地に入った住宅街に位置している。こんなにも豪華で力を入れているだろうにも関わらず、あくまでも地元民が楽しめるという事を大事にしているのかのようにひっそりと佇んでいるのだ。

そして、ここから少し歩くといつも行っているスーパーに出る。いつもの通り道を少し変えるだけで楽しみが増えそうだ。

「住みやすい街」から「自分の街」へ

住みやすさはとても大事な要素だけど、住みやすいと感じるよりも自分の生活をそこに組み込み、自分なりの暮らし方を定着させると、街に属す自分というよりも、自分の街。という感覚になれる。(少し大袈裟な表現かもしれないが)

交通での利便性や、住んでいる人たちの雰囲気、そういうものは「住みやすい街」の要素だと思うが、そこから自分だけが感じる街の良さなどを見つける事が出来ると、少しだけ日々の生活が豊かになると感じている。私にとってのそれは、コンビニに行く途中に通らなければいけない歩道橋だったり、路地裏に潜んでいる公園だったりする。

少しの散歩で見つける小さな楽しみや新しい発見は、生活に何か大きな影響をもたらしてくれるわけではないが、穏やかな気持ちや日常に潜むワクワクを思い出させてくれる。
いつもと同じ道でも、時間帯を変えてみたり曜日を変えてみたり。そんな事で景色は結構変わる。
もちろん散歩だけが街を知る行為ではないと思うが、自分の足でその土地を歩いて自分の目で街を感じる。それがその街を好きになる一つの近道だと感じている。

Written by HINA

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