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進路の決め方

この時期になると進学や受験の話題も世間では出てくることが多い。どの学校に行こうか、将来何をやりたいかなど悩む人も多いことだろう。

今回は参考になるかはわからないが、「こういう理由で進路を決めた人もいますよ」ということを伝えるために、私の進路の決め方を書いていこうと思う。先に言っておくと、かなりいい加減な人間なので適当なところが多いがその点は許してもらいたい。

私は香川県といういわゆる地方出身の人間なのだが、いろんな理由があって今東京に住んでいる。

実家にいたころから「都会に行きたい」という謎の憧れが強く(でもこれは割と地方出身者ならわかってくれるんじゃないかと思う。テレビとかで東京の話題出される度に羨ましくなるよね)、何とかして都会に出たい、あわよくば住みたいと思っているタイプだった。

地方から都会に出るにはいろんな手段があるが、一番多いのは「進学」「就職」かなと思う。というか正直ここを逃したら都会に出る機会はめったにないと思う。

学生時代からそれを感じていた私は、「進学なら親の支援もありで合法的に都会に行ける!」という不純すぎる動機だけで勉強していた。親も親で、「就職する前にどうせなら行きたいとこ行っていろいろ経験してきたら?」というスタンスだったので結構応援してくれた。改めて親、寛容が過ぎる。

そんな不純すぎる動機だけで受験をし、上京を果たした。当時将来の夢やなりたい職業、やりたいことなどは全く決まっていなかったが、いろんな人にあったり、いろんな経験をして、紆余曲折を経て、自分に合った、自分が楽しいと思える仕事に就いている。
東京に就職をしたからには晴れて私も都会に住むしっかりとした理由ができたので、現在は東京で料理を作ったり映画や観劇やライブに行ったり友達と遊んだりして仕事もプライベートも割と楽しく過ごしている状態である。

今振り返ると、進学しなければ東京には来ていなかったし、そこで就職活動もしなかったと思うし、仕事にも就けなかったと思う。もっというと、いろんな経験をしたり、いろんな仕事に触れる機会があったからこそ今の仕事を見つけて就職できたと思う。そういう意味では、私は都会があっていたのだと思う。新しいものとか楽しいこと大好きだしね!

結果的に、「上京するために進学してよかった」という結論にはなるのだが、最初から仕事だの将来だのを考えて進路を決めたわけではない。「都会の方がいろいろ遊べそうだしたのしそ~~」これだけである。我ながらアホだと思う。

でも、これだけアホな理由だが私は全く後悔していない。なぜなら動機はともかく、「自分で決めた」からである。もし親から「あんたは上京していろんなものを見てきた方がいいんじゃないの」と言われて進学させられていたら絶対に後悔していたと思う。「私は本当にこの進路でよかったんだろうか」と不安になっていたと思う。

極論は「遊びたい」というだけだったが、そのために他でもない自分が「進学して上京する」という決断をした。このことが一番大事だったように思う。もし私が大学で単位が取れず信じられないぐらい留年していたとしても、自分に合った仕事が見つけられず路頭に迷っていたとしても、(親に申し訳なさはあっても)後悔はしなかったと思う。自分で選んだ結果だからだ。

学生時代お世話になった先生が言っていた。
「大事なのはどこに行くかではなく何をやるかというが、僕は微妙に違うと思っている。本当に大事なのは、何をやるかを自分で決断することだ」

当時の私にはピンとこなかったが、今になってこの言葉の本当の重みと重要さを実感できるようになったと思う。

もちろん、進路の決め方は人それぞれだし、各々いろんな事情があると思う。

しかし、一個人の意見として、
「自分が後悔しないよう、『何をやりたいか』を決める」
という視点は大事なんじゃないかと思う。

この記事が少しでもこれからの進む先の参考になれば幸いだ。

Written by yuuun

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