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津田佳和 様 Web講演会

 最後に津田さんが私たちに向けておっしゃられていた「これから生きていく中でしんどいことはたくさんある。社会人になって、「あの時こんなことがあったよね!と笑いあえるようになる。だから、友達を大切にして、日ごろから恥ずかしいかもしれないけれど、「いつもありがとう」ということが大切」ということをこれからも意識して生活していきます。
4限目が終わった後、みんなが教室に戻っているときにいろんなところから「いつもありがとう!」と互いに言い合っている光景をみて、私も友達に教室に帰りながら「いつもほんとにありがとうね」ということができました。友達も私に言ってくれて、互いにとても恥ずかしくはなりましたが、とても嬉しい気持ちになって、笑いあうことができました。
今日の津田さんの講演会で学んだことをこれからの人生に生かしていきます。

上記はWeb講演会を受けた生徒の感想より抜粋

「とくやまなびやプレゼンツvol.1」津田佳和 様Web講演会 

昨日は山口県立徳山商工高等学校、商業系2科(総合ビジネス科と情報ビジネス科)の3年生を対象に、総合実践という授業で「とくやまなびやプレゼンツvol.1」として津田佳和 様にWeb講演会を行って頂いた。上記はそれを受けての生徒の感想だ。

津田佳和 様の紹介

・16才で起業
・挫折を乗り越えるために1年間山籠もり生活を送る
・現在、エルサルバドル共和国とニカラグア共和国の親善大使
・フェアトレードや学校教育支援に取組まれている

YoutubeとFacebookページは下記のリンクからご覧いただけます

Web講演会について

 今回、津田佳和 様(以下、津田さん)とは担当教諭がClubhouseで繋がらせてもらったことがきっかけで実現。Clubhouseにて「とくやまなびや」の紹介や教育現場での講演をして頂ける方を募集した際、一番最初に「講演しますよ!」と快くお声掛け下さったのが津田さんだった。それが2月下旬。そこからすぐにDMからメール交換、3月5日にZoomでの打ち合わせを行った。その時の様子はこちら

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Clubhouseで一度お話させて頂いた後に、メールでも打ち合わせが出来ていたので、初めてのZoom打ち合わせも約1時間弱があっという間の密度の濃い打ち合わせとなった。「とくやまなびや」の活動や高校生にビジネス教育や多様な生き方のヒントを伝えてもらいたいとの思いに共感頂き、今回のWeb講演会が実現。そしてWeb講演会当日の様子はこちら。

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新しい時代のWeb講演会

 Web講演の場合、実際にお会いできないので一方的にお話頂くだけだと生徒達も受け身になってしまうので、リアル講演に比べてより集中力が持続しにくいことが考えられた。
 そこで今回、生徒達には事前に津田さんの紹介資料を配布し、そこから質問事項を募り、まとめたものを津田さんに送り質疑応答を中心とした会となるよう計画。今までであればこれは大変な労力がかかっていたのだが、山口県では高校生にも一人一台PCが昨年度中に配布完了。Googleクラスルームなども徐々に使い方を教師も生徒も進めてきたので、資料配布も一人一台PCへファイル送信。アンケート集約はフォームを活用。重複した内容を多少編集する必要はあったが、スプレッドシートにアンケート結果が入力されているので、それも1時間弱で完了。それを津田さんに送信という流れで当日を迎えられた。
 本来であれば、一人一人が津田さんに質問できれば良かったのだが、45分という授業時間の制約もあった為、集約したアンケートをもとに担当教諭が質問事項を会話の流れに沿って示すことで進行した。生徒達も興味深い話が多かったので、必死にメモも取りながら、時に津田さんが笑いを提供して下さったので、あっという間に残り10分。そこから自由質問の時間にして数名の生徒が直接、津田さんと会話。これは大変いい経験になったのではないかと推察する。
 最後に事後アンケートで感想を記入させたものも一人一台PCで回収。まとまったものを津田さんに送るのも簡単に素早くできる。冒頭の感想もそうであるが、代表的な感想も以下に記載。

津田様が「不器用で成長が遅くてもこつこつと物事に取り組むことができる人は、何もできない人よりは皆ついてきてくれる」とおっしゃっていましたが、私自身まさに不器用で成長が遅い人なので、とても希望が持てました。他にもたくさん感想を書きたいのですが、とても収まりません。ぜひ機会があれば、またお話を聞きたいです。
津田さんはとても明るい方で、お話を聞いていて、とても楽しかったです。とても優しくてお人柄がよいことが伝わってきました。津田さんが、「仲間は一生」と言われていたことがとても心に残っています。これからも、今近くにいる友人をもっともっと大切にし、出会いに感謝していきたいと思います。また、組織づくりにおいて大切なことは、「周りのことを大切にできる人」だと言われていたので、今周りにいる関わりのない人でも何に対してもその人のことを大切にし、思いやりの心を忘れずに生きていきたいと思います。とても貴重なお話をありがとうございました。
親のために、世の中の人の道しるべになりたいという思いで頑張り続けた津田さんは本当にすごいと思いました。まだ学歴社会が重視されていた世の中で、周りの批判にも耐えながら自分の決めたことを貫き通す姿は、当然私には真似できないなと思いました。この講演会で一番心に残ったことは、津田さんが言われていた「どんなに辛いことがあってもずっと続くわけではない。それを笑い話にできるように頑張ることが大切。」という言葉です。まだ「辛くて耐えられない!」という思いをしたことがないけど、辛くなったときはこの言葉を思い出そうと思います。
今日の授業で一番印象に残ったことはやはり津田さんの講演会です。この前から近藤先生から面白い人という話を聞いていたので、すごく楽しみにしていました。授業が始まり、一つずつ丁寧に質問に答えてくださいました。その中で一番印象に残ったのは、16歳という若さで起業したにもかかわらず、無借金で活動をしていたということです。この話を聞いた瞬間思わず、「すご。」と言ってしまいました。津田さんは会社が安定するまで、いろいろな壁にぶち当たったとおっしゃっていました。会社の経営者ということで、たくさんの責任を負い、理想の社長像に向けてたくさん頑張ってきたが、その自分をどんどん追い込んでしまったという話を聞いて、少し親近感が湧きました。私も考えすぎる性格なので、小さいことでもどんどん自分を追い込んでしまい、周りに迷惑をかけてしまうことがあります。ですが、津田さんのように乗り越えた先で笑って語れるように、自分で努力しようと思いました。
今回の講演は私にとって、今まで参加してきた講演会の中で一番心に響いたものでした。これから、就職に向けてたくさんの壁にぶち当たると思います。ですが今回の津田さんの講演会を忘れず、生かして頑張りたいと思います。

最後に

 生徒達の感想を見て、この講演を実現できて良かった。これが率直な感想だ。教科書の内容を理解することは大事だけれど、それを覚え込むことは情報が簡単に得られる現在、これから相対的にどんどん価値が下がっていく。反面、情報が溢れていく中では津田さんのように生徒達にとってより価値のある情報やリアルコミュニケーションを生むきっかけを学校が提供することが大切になってくる。それが生徒達の生きる力が育まれていくことに繋がっていくと思う。そのためにも学校はもっと社会に協力を得なければならない。高校生がつくるオンラインショッピングモール「とくやまなびや」の活動をとおして、契約企業様や津田さんのような外部講師を引き受けて下さる方の存在が大変ありがたいと改めて感じている。

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