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小学1年生の学習机で、オンラインイベントに挑んでみた戦いの歴史

リモートワークの日々が続いておりますが、皆さん、快適にお過ごしでしょうか。

おそらく普通の日本の家庭のお父さんの大多数には共感いただけると思うんですが、今回のリモートワークで何が辛いって、自分の部屋がないことです。
書斎ある人とかウラヤマシイですよね。

noteには、安藤さんがまとめてる「デスクをすっきりさせるマガジン」とかあるんですけど。


私には目に毒です。

だって、そもそも我が家には私の部屋はおろか、そもそも私の「デスク」すら無いわけです。
参考にしようがないんです。

最初はリモートワークになってから、仕方なくリビング兼ダイニングにあるダイニングテーブルで仕事してたんですよね。
でも、当然子ども達がリビングでテレビ見たりゲームしたりするから仕事にならないわけです。

そんなわけで家族会議の結果、我が家の解決策として提供されたのが、3月まで小学1年生だった次男の学習机を、私の仮のオフィスにするという選択肢です。

ということで、ヘッダー画像のパソコンの隙間に見えるのは、ポケモンの学習机用下敷きです。はい。
時間割表とかも挟んであるので、MacとVAIOで隠してみました。


まぁ、私はドトールとかでも結構ガチで長文の記事書いたりできるタイプなので、机と椅子さえあれば、それほど環境はこだわらないんですが。
今回問題だったのが、私がオンラインイベントを模索する担当にもなっているという点です。

机が学習机だろうが何だろうが、見てる人には関係ないので、言い訳できないわけなんです。

ということで最初の頃は、普通に学習机にMacbookを置いて、iPhoneのイヤフォンで対応してます。

著名な書道家である武田双雲さんのインタビューに、小学生の学習机とノートPCのカメラで挑んでます。
失礼にもほどがありますね。

でも、まぁ、見えませんよね。
Zoomの背景機能、本当に素晴らしいです。

これなかったら、普通に次男の小学校の黄色い帽子とか、公文のカタカナの学習ポスターとか映り込みますからね。
Zoom最高です。

ちなみに、オンラインイベントにおいて学習机のメリットはちゃんと照明が顔の目の前にあることです。
しかも、最近の学習机の照明は、LEDで色が変えれたりするので、下手な照明より便利です。


ただ、やっぱりノートPCのカメラだと、見下ろす感じになっちゃうので、なんか微妙なんですよね。
あと、iPhoneのイヤフォンだとイヤフォン苦手で耳が痛くなるのと、白くて黒い服だとメチャ目立つのが気になります。

そこで、まずは見よう見まねでUSBに挿せるタイプのマイクを購入。
耳が痛くなる生活からなんとか脱却を図ります。

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ちなみに、ポケモンが大量に映り込んでますが、学習机なんです。
許して下さい。

で、GW直前に、シグマさんからnoteにありがたいモニター利用のオファーをいただきまして
SIGMA fpという素晴らしい援軍が届きます。

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実は、自分でも、カメラもう少しなんとかならないかと、カメラ接続用のビデオキャプチャーユニットを買ってみて、家にあったGo Proを繋いでみたりとかしてたんですが、Go Proの超広角レンズでは、ただでも縦に長い顔がさらに縦長になってしまうということであえなく断念した歴史があります。

それが、SIGMA fpだと、なんとビデオキャプチャーユニット不要なんですよね。
良くカメラ事情を知らない方からすると、普通の話に聞こえるかもしれませんが、これ凄いことなんですよ。

USB-Cのケーブルを普通に挿したら、何の苦労もなくZoom側のビデオの選択肢に自動的にカメラが認識されるのは、キャプチャーユニットでしばらく苦労した人間からすると感動モノです。

まぁ、良いお値段のカメラなので、正直SIGMA fpを気軽に買うのはちょっと厳しいですけど。
今、一眼カメラを買うなら、SIGMA fpみたいにケーブルだけでウェブカメラになるやつ買った方が良いです。
間違いないです。


しかも、ここで学習机であることが功を奏し、目の前の本棚の所に、SIGMAを設置すれば丁度目線の高さになることに。

おかげさまでアベプラに出演させて頂いた時にも、見下ろす構図にならずに普通のスタジオ収録っぽい角度で出演させていただくことができた次第です。

アベプラの冒頭とか、平石アナウンサーが「オシャレですね」いうてくれてますからね。
Zoomの壁紙とSIGMA fpの画質のおかげです。

まさか、スタジオの皆さんも、私が小学生の学習机に座っているとは全く気づかなかったはず。


まぁ、40代のオジサンの顔が、SIGMA fpクオリティになっても、喜ぶ人はいないとは思うんですが。
やっぱり表情がリアルになると、想いとか言葉が伝わりやすくなる気がします。

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ただ、あらためてアベプラの動画を振り返ってみると、やっぱり相手や自分の動画を確認するために、ついつい目線がノートPCを見てしまってて。
終始下を向いている印象で、感じ悪いというか、つまんなそうな感じの目線になっちゃうんですよね。


そこで、今回投入したのがiPad。

最近まで全く知らなかったんですが。
iPadって、Macbookと同期してケーブルレスでサブディスプレイとして利用できる機能があるんですよね。

しかも何しろ学習机なので、本棚にSIGMA fpと並べておけます。

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ちなみに、そのままだとiPadが倒れてしまうところを、本棚の区切り板が支えてくれて、引き出しに名刺入れをさして落下を防いでます。
学習机なので。

ということで、Zoomの画面をiPad側に回すとこんな感じ。

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3月末からのこの2ヶ月弱、私はこの学習机から、様々なイベントをお届けしていたわけですが。
ようやく理想の形に辿り着いたので、心なしか「やったったで」という顔になっております。

もちろん、iPadを見てるときは目線は左に少しズレるので、カメラ目線になるためにはレンズを見つめる必要がありますが。
下を見てしまっているよりは、明らかに良いと思います。

引いてみるとこんな感じ。

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これで、オンラインイベント中にブラウザをいろいろ操作してて、いざとなったときにZoomの画面が見つけられなくて、おろおろ探していた自分ともお別れです。

左側の棚にベネッセのチャレンジとか、時間の使い方の本とかが置いてあるのはご愛敬。
くどいようですが、学習机なので。


ということで、普通に書斎とか自分のデスクがない家庭でも、学習机にがんばって機材を揃えれば、それなりのスタジオになりますよ、という1例でした。
(その代わり、学習机を使わせてもらうおわびに、次男にレゴとか、ポケモンのゲームとか、買ってあげる羽目になりますが。)

リモートワークで居場所がない、全国のお父さんの参考になれば幸いです。


ここまで記事を読んでいただき、ありがとうございます。 このブログはブレストのための公開メモみたいなものですが、何かの参考になりましたら、是非ツイッター等でシェアしていただければ幸いです。