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ネットのグルメ情報サイトの草分けである、さとなおさんが語る「食の山脈」の歩き方

今日は、ファンベースの師匠のさとなおさんが、グルメについても伝授してくれるというので、ファーストフード専門から少しレパートリーを広げるべく勉強に来ました。

テーマはなんと「食べずに死ぬの?」重いです。

さとなおさんは、無類のグルメで知られている方でしたが、要は私のように三食何も考えずに食べている人を見ると、もったいない!と思うんだとか。
日本には、特に東京や大阪には、世界一の食が集まっているのに、なぜ食べておかないのかと。

で、今日はその心構えを伝授していただきました。
ちなみに、なぜか今日は指し棒がネギという謎の建てつけです(笑)

なお、さとなおさんだけに、今日の話の軸は「目的と基礎と俯瞰」から。

目的
「美味しい」とは、「いい時間」のことである。
美味しいを探求する目的は、いい人生を探求することに他ならない。

◾️基礎
美味しいものの探求にも、美味しい店巡りにも、必ず基礎がある。

北京料理と四川料理と上海料理と広東料理の違いわかる?

例えば中国料理は3つの川があり、川沿いで全部料理が違う。

ほんの数日努力してみ?

◾️フレンチやイタリアンからメニューをまず15種覚えてみる

◾️ワインとチーズをたとえば8種くらいずつ覚える。
できれば味や香りの違いを知る。

◾️俯瞰
各ジャンルごとに山脈がある。
まず「山」の高さを知れ
つぎに「麓」の広さを知れ
そして遠くから俯瞰してみよう
そうしないと山脈の全貌は見えない

系譜を辿ると普遍と進化がわかる

地方鮨=海鮮と知る
でも「つく田」みたいな鮨屋も点在してると知る。

◾️情報やヒトの評価に引っ張られない自分の評価基準をもて

若干の発展途上の鮨がチヤホヤされるけど、完成型を一度食べるとそこが浅いのが多いと知る。
枯れた完成形を知ってから若手を評価しよう。

・「男鮨」「女鮨」という概念
・「ファストフードとしての鮨」という概念
・鮨は一貫で完成してる
・鮨とは酢メシで決まる

まず山の高さを知れ
麓をいくら歩いても山の全貌は分からない。

つぎに麓の広さを知れ
山頂だけ知っても麓の広さは分からない。

山脈の全貌が見えてくると、いい人生が近づいてくる。

これらを意識して戦略的に食べていこう。

◾️評価基準がない厳密でないガイドやレビューにたいした価値はない

◾️打率より打数

◾️お金はメリハリをもってかけよう
なるべく若いうちに使おう
3度の四千円より1度の一万円

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ちなみに、さとなおさんが明確にグルメに傾倒していくのは神戸の地震の時にコレクションしていたものが全て壊れて、物欲がなくなり、食欲が残ったからなんだとか。

まだ世の中にWebサイトすら珍しかった時代に、おいしい店を次々に紹介していくサイトを作ってるんですよね。

そんな中でブロガー的に印象的だったのが、さとなおさんのこちらの言葉。

◾️アウトプットはインプットの母

良いアウトプットをすると周りがみんな教えてくれる。毎日のアウトプットは毎日の基礎練、とおっしゃってました。

その経験が、ジバランという自腹覆面レストランサイトを立ち上げる背景にあったんだとか。
まだブログとか流行る前ですからねぇ。凄いです。

ということで、さとなおさんの食に対する想いは、ガッツリ真正面から受け止めたので。
普段はカップヌードルとかコンビニ弁当ばかり食べている私ですが、今日からもう少し世界一の食の街にいるメリットを活かして、食を楽しんで生きていきたいなと思った次第です。

実は最近ひっそりとRettyにはまって、ちょっぴり色んな店に挑戦していたりするんですが。

いつか、さとなおさんの言う鮨の「山」の頂上に挑戦すべく。
さとなおさん、オススメの鮨の頂上リストをこちらにメモっておきたいと思います。
(昔、Rettyってリスト共有できた気がするんですが、今はできなくなってるんですかね・・・)


ここまで記事を読んでいただき、ありがとうございます。 このブログはブレストのための公開メモみたいなものですが、何かの参考になりましたら、是非ツイッター等でシェアしていただければ幸いです。