「まゆみ」⑬「同級会の後」
同級会の後に友達のSの家で二次会を行いました。
前回の同級会の次の土曜日に「まゆみ」から告白されました。
そして、その後、私のアパートに「まゆみ」が泊まり初Hもしてしまいました。
好きでもない女の子とHをしてしまいました。
しかも、Hするまで「女」として見ていなかった同級生とです。
「まゆみ」にとっては初体験でした。
「まゆみ」と一緒にSの家での二次会では、私と「まゆみ」との話で盛り上がってしまいました。
女の子は、みんな「まゆみ」が私のことを中学の時から好きだったことを知っていたようです。
「「まゆみ」良かったね。「トクラ」と付き合えて」と言うと「まゆみ」が「私が無理矢理付き合わせたんだけどね」
と、笑っていました。
「ホントに「まゆみ」って強引だからな。俺、「まゆみ」のこと「女」だって思ってなかったからな」
「あ!そう言えばこの前、「Eさんを誘ってあげなよ」って言ったのA子だよな?」
「お前が、あんなこと言うから「まゆみ」がヤキモチやいて大変だったんだからな」
「え~。それって私のせいなの?付き合ったのも別れたのも「トクラ」の勝手じゃん」
「だからお前が「誘ってあげな」なんて言わなきゃ付き合うこともなかったんだよ」
「人のせいにするな!」
「アハハ、やっぱ俺のせいか」
「「トクラ」って中学の時とは変わったよね。分厚いメガネもしてないしさ」
「そうか?」
「うん、そうだよ「トクラ」カッコ良くなつたよね」
すると女子のみんなが「そうだね、そうだね」と言い始めました。
「「トクちゃん」って私の他に4人の女の子から告白されてたんだよね~」
「え~、そんなにモテるの?」
「そう言えば、その4人の中にHの妹がいたんだよね」
「え~、そうなんだあ」
「Hの妹だから女の子って思えなくてさ、お前は妹みたいな存在だから付き合えないって断ったんだ」
「それは私も初めて聞いたなあ」
「でも「トクちゃん」はモテるけど浮気はしないよね」
「それは保証できないな」
「ちょっと、それって浮気する気なの?」
「浮気って「まゆみ」が浮気相手で本気の女の子が別にいるかもしんないぞ」
「え~」
「「トクラ」ってそんな人だっただあ。超真面目って感じだったのに⋯」
「アハハ、俺ってモテるから」
「「まゆみ」も俺と付き合うんなら、そのくらい覚悟しとけよ(笑)」
「⋯」
「「トクちゃん」って優しいと思ってたけど、そういう人なんだあ⋯」
「アハハ、「まゆみ」ってホントにからかいがいがあるよな(笑)」
「本気でそうなこと言うわけないじゃん」
「もう!「トクちゃん」のバカ!」
つづく
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