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うつ病にならない仕事術③【必要以上の出世を望まない】

「うつ」にならないために大切なことに、必要以上の出世を望まないということがあります。私も含めて大多数の方が、自分と他人を比較しながら生きています。特に仕事では、どうしても他人が気になります。

同期の人間には負けたくない。後輩には抜かれたくない。他人よりも、上司に認められたい。自分と他人を比較するのは、他人よりも早く出世をしたいという思いがあるからではないでしょうか。

もちろん、すべての人が、自分の望んだポストに就ければ良いのですがポストの数には限りがあります。必然的に、そこには競争が生まれます。競争が生まれれば、必ず負ける人が出て来ます。当然ですよね。

すべての人が勝てない限り、負ける人が出て来るのは当然の結果です。競争に勝って、望んだポストに就ける人の数の方が負ける人に比べると圧倒的少ないのです。大多数の人は負けるのです。

競争の結果、同期の人間よりも早く出世したとします。しかし、その望んだポストに早く就けた人がすべて幸せかと言えば、そうではないと思うのです。

ポストが上がれば、必要的に責任も増します。果たしてその責任に見合うだけの報酬が得られるでしょうか?私の経験から言うと、責任と報酬は一致しない場合が多いと思います。

もちろん、出世をすれば、それなりに報酬も上がるでしょう。しかし、その報酬以上の責任を負わされる場合の方が圧倒的に多いのです。それに、人を使うということは、想像以上に難しいことです。もちろん、人望があって、黙っていても部下がついてくる人はそれで良いのです。

そもそも、実力のある人とは人望もあるものなので、自分が望もうと望まずとも、その人に合ったポストが与えられるものなのです。会社は思った以上に人を見ているものです。人よりも目立とう目立とうしなくても、やるべき事をやってい人は自然とポストが与えられるものなのです。

そうやって、自然とポストが与えられる人はそれで良いのですが、問題は自分の実力以上のポストを欲しがることです。他人よりも早く出世したい、アイツには負けたくない。そう思って必死に頑張って出世をする。果たして、それで幸せのでしょうか?

競争に勝って出世をしても重責を背負わさて潰れていく・・・。あるいは、同僚の妬み嫉みを受けて潰れていく・・・。そんな人を何人も見て来ました。競争に負けて、自己嫌悪に陥り、潰れていく人も多くいます。

つまり、出世競争は勝っても地獄負けてもなのです。それならば、最初から競争などしなければ良いのです。競争の過程で、家族を犠牲にすることもあるかもしれません。これらの犠牲を払ってでも出世をする意味はあるのでしょうか?

ポストとは本来、競争して得るものではなく、与えられるものなのです。望む望まないに関わらず、その人に相応しいポストが与えられるものなのです。
会社は自分のことを正当に評価してくれない。そう思う人はたくさんいると思います。

しかし、自分の実力というものは、自分では分からないものなのです。人間とは自分のことを過大評価する生き物なのです。

自分はアイツよりも仕事が出来る。そう思っても、第三者からして見れば、そのアイツは、あなたと同等もしくは、あなた以上の実力を持っている場合が多いのです。

だから、必要以上の出世は望まず、与えられたポストが自分にとっては一番相応しいのだと思い、そのポストで全力を尽くせばそれで良いのです。分不相応なポストを無理に得ても、それは苦しみを生む元になります。

繰り返しますが、自分の実力通りのポストを得る分には問題はないのです。問題は、必要以上のポストを得ようとして必要以上の競争あるいは、努力してしてしまうことです。

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